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陰陽師 酔月ノ巻
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陰陽師 酔月ノ巻の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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久しぶりに読みました、というか時々無性に読みたくなるのです。一種のユートピア願望でしょうか。どこにも存在しえない「場」を求めての現代の逃避でしょう。怨霊、鬼、闇、琴の秘曲「桜残光」、どれも現代からは消えてしまったものです。もっともミステリーとしての最小限のディテールは味付けとして必要とされますが、それも飾り以上の意味は持ちません。本書でも藤原道長が登場しますが、清明と道長は生年が40年以上離れており、この遭遇という設定自体が事実という意味ではかなりshakyですから、本書ではいくつか中国の古典を種とする話が展開されていきます。そして蘆屋道満もいくつかの作品では中心人物として登場します。道満は清明の対立物ではなくおそらく陰画なんだな。そしてここに残るのは清明と博雅の間で酒を飲みながら月の下で過ぎていく時間。このシリーズを読むと香をたいて日本酒を飲みたくなります。 | ||||
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