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目は嘘をつく



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【この小説が収録されている参考書籍】
目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)

目は嘘をつくの評価: 3.40/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.40pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全5件 1~5 1/1ページ
No.5:
(3pt)

無駄な描写が多い気がします

やたらこの本を読みづらくしているのは
主人公がどうもうかつすぎるということと
無駄なロマンス描写(主人公の愚鈍さが目に付く)があること。
それゆえにこの評価となっています。

ただ、人の言葉、事柄を鵜呑みにしがちな人ほど
この作品では手痛い目を見ることとなります。
なぜならば本当のラスト部分で、
キッツいどんでん返しが待っているので。

ただし、それらの事項はちゃんと事前に提示されており
決してアンフェアな事柄ではありません。
そう、あの人は「そういう人」だったのです。
繰り返しますが、ちゃんとその事項は提示されています。

テンポがドロドロに重きを置いたがゆえに
よろしくないです。
目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000763
No.4:
(3pt)

心理サスペンスの習作

ある騙し絵画家が富豪の女性から娘の絵を描いてもらいたいという依頼をうけ・・・というお話。
全編謎めいた展開をする心理サスペンスですが、若干ツイストが足らない様な印象を受けました。発端から結末にかけて暗い感じの緊張感が糸の様にピーンと張っていて、その辺は処女作でここまで書けたら天晴れですが、新人らしい若書きの部分が散見されていてあまり高評価は与えられませんでした。
後半にかけて話が意外な方向に進み、最後に至って奇妙な終わり方をする辺りは、パトリシア・ハイスミスを想起させますが、ハイスミス程のレベルには到底至っていないというのが正直な感想です。前述した通り処女作でここまで書ければ十分だと思いますが・・・。
蛇足ですが、著者のヒッチコックという名前を見て、昔「ミスター・パーシー」というバカミスを書いたレイモンド・ヒッチコックという人と類縁があるのかと思いましたが、ある訳ねぇーか(笑)。
まだ若書きの段階は拭えない処女作。お暇ならどうぞ。
目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000763
No.3:
(5pt)

うーん、おもしろい!

主人公が騙し絵師??
なんだかよくわからない設定なうえに、最初のスローな出だしで、
読む本を間違ったかと思ったが、
読み進めていくにつれてだんだんと止まらなくなっていった。

読み終えた時の感想は、「良くできた映画を見ているようだった」
主人公やそれを取り巻く人々、脇役まできっちり練られた人格を持った人々。
ペットとして飼っている犬や猫たちも良い味を出してくれている。

結局のところ、真相には賛否両論あるかもしれないが、
真相を突き詰めていくワクワクドキドキ感は十分味わえると思う。
目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000763
No.2:
(2pt)

綺麗な心理サスペンス

心理サスペンスというと結構グロテスクな小説が多い中、この小説は非常に綺麗で鮮やかな色彩に満ちている。
1シーン、1シーンが、絵画を動画にして見ているような独特の世界観が面白い。

ただ筋の運び方は面白いものの、肝心のネタがありきたりで面白味がない。
主人公が39歳でこういう行動とるの?という疑問を持つ部分も多く、自分的には共感できる部分がなかった。(芸術家という職業柄、凡人とは違うのかもしれないが。)

推理小説好きの読者からすると、全て読み終わった後こんなことだったのと肩透かしをくらうような感もあり。
ゴシックサスペンスとしては怖さが足りないし、あくまで何か起こるのかもという不気味な静けさを堪能するにはいいと思う。
目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000763
No.1:
(4pt)

主人公フェイスの生き方がいい!

女性が主人公のミステリーは掃いて捨てるほどあるが、共感を強く寄せられるようなヒロインには滅多にお目にかかれない。やたらに強すぎたり、やたらに恋愛中毒だったり、いまいちリアリティがないことばかり。しかし、この本のヒロイン(だまし絵画家、39歳、結婚経験なし、一人暮らしで猫と同居)は一味違う。職人的な仕事と数少ない友人との単調ながらも波乱のない生活に満足している。世話を焼かなきゃいけない夫もいなければ、独占欲の強い彼氏もいない。それでも、事件の展開につれて男性を含めたいろんな誘惑が来るのだけれど、フェイスの迷いと決断には身をつまされてしまった。ミステリーとしてはそんなに凝った仕掛けがあるわけじゃないが、牽引力のあるストーリー展開にぐいぐい引っ張られていくうち、フェイスの成長(39歳だけどね)に思わず拍手を送りたくなってしまうはず!
目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)Amazon書評・レビュー:目は嘘をつく (ミステリアス・プレス文庫)より
4151000763

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