失はれる物語
評判
失はれる物語の評価:
4.32/5点 レビュー 145件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全250件 101〜120 6/13ページ
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失はれる物語の評価:
4.32/5点 レビュー 145件。 B ランク
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この本を読んだのは今から5〜6年くらい前になり、当時私は中学生でした。当時は中々学校に通えず、仲の良い友達はいたけれど傷付けてしまったり、自分の傲慢さ故に周りを痛め付けていると言う現実にちゃんと向き合えず、今ならそう解るんですけどその時は自分は悪くないとずっとずっと内に隠って攻撃的な日々で、そんな時にこの本に出会いました。
最初こそ軽い気持ちで読んでいました。けれど徐々に登場人物達の気持ちが自分の中に流れ込んできてその時の自分と重なったのです。公園で本を読むのが好きでその時も公園で読んでいたのですが、周りに人がいたと言うのに思わず号泣していました。
この作者は登場人物の全員を残らず助けだそうと、全ての作品で悪戦苦闘をしています。その優しさや器の大きさが、きっと色んな人達の傷に響いて涙が出るんだと思います、その時の私も多分そうだったんでしょう。各話の最後に主人公からメッセージがありますが、私は、傷、失はれる物語、しあわせは子猫の形、マリアの指が好きなんですが、そのメッセージはどれも全て作者から読者、登場人物達への素直なエールだと思います。本当にお気に入りはしあわせは子猫のかたち、です。
表題作の失はれる物語はストーリーとしては、ジョニーは戦場へ行ったと似ています。この作者なりの当作品への解釈だと捉えて読むと面白いです。潜水服は蝶の夢をみるも似ているように思います。
今ではすっかり大好きな作者で、他の作品も読んでいますが、どの作品もやはりみんな優しさで溢れている。見捨てる事はしない、みんな助け出してやる、その作者なりの溢れだして駄々漏れの優しさが辿り着いた、この作品は集大成。大好きです。