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もうすぐの評価: 3.00/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(5pt)

若い貴女に読んで欲しいです。

いつもの感じと違って、ちょっと社会派っぽかったです。
でも、いつも通りの優しさに満ちたお話でした。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.6:
(5pt)

こんなにも人を育てるのは大変なんだ…

妊婦たらい回しや、不妊症にまつわる問題に、ドキュメントとしてではなく、日常生活から切り込んだ作品。

作品として見るならば、シリアスな問題を重たすぎず気づかせてもらえ、ドキュメントとして見るならば、ここまで選択肢のない妊婦さんに対する環境のあり方、日本の現状に気づかされびっくりします。

橋本さんの実体験から発想を得たという今作ですが、とても社会提言の強い作品だと思います。

この作品によって、今を知る人、この作品によって、癒やされる人、思い出してしまう人と様々だと思いますが、日本人として、作品として是非読んだほうがいいものだと思います。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.5:
(4pt)

出産の重みをあらためて

これまで橋本作品をいくつか読んできたが、この作品は今までとは一線をかく大人の作品だった。確かに出産をテーマに多様な内容を盛り込みすぎているとは思うが、著者がさまざま資料にあたるなかで、それだけ多くのことを盛り込まざる得なくなるような広く、深いテーマだからではないかと思う。もっと現実の医療現場は厳しいのだろう。しかしあくまでもこれはルポルタージュではなく、小説だということを考えると、男性の著者が女性の視点、気持ちをこれほど生々文章にしていることは評価に値すると思う。ただ、アラフォー世代で出産を望む女性陣にとっては少々手厳しい現実をつきつけられて心痛い思いはするけれど。


もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.4:
(5pt)

考える、話し合う切っ掛けに。

30代後半に入ると妊娠できる可能性が一気に下がる。
体の仕組みには抗い難いものがあるのを、女性も男性も知らな過ぎるのか、認めたくないだけなのか。

20代後半〜30代前半の女性にとっては、妊娠・出産について自分の体を知って考えるいい切っ掛けになると思います。
女性の側が知っていてもパートナーが煮え切らない場合、相手に読ませることで話し合う切っ掛けになると思います。

単純に小説(物語)として読む場合の完成度も高いです。
個人的には、周りの友人に薦めて回りたい、ぜひ映像化もしてほしいと願う一作です。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.3:
(4pt)

女として考えさせられる

お話しはあれこれ詰め込まれていて、
小説と捉えて読める作品ではありませんでした。
ただ、今まで出産の現状を知らなかった者としては
衝撃を受けましたし、とても大事な問題を認識する
きっかけになりました。
出産のシーンは非常に細かく描かれていて
びっくりしました。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.2:
(4pt)

理屈ではない妊娠への欲求

30代後半を迎えた女たちの妊娠を、不妊治療だけでなく産婦人科医も登場させ、記者を中心に据えることで多種多様な女たちの妊娠が物語の中で流れてゆく。
女として子供を授かるということを当たり前のように思っていたことが、奇跡を願うような大事になってしまう時、女は自己否定をせずにいられるだろうか。
医療問題を定義する内容としては弱い本だけれど、妊娠出産問題を抱える女性心理を描いている本としては、切実な状況はひしひしと伝わる。
「子宮は子供の宮殿」という本文は、正しくこの本を表現している言葉に思った。
理屈ではない、感情的と言われようとも、子どもを望む女の世界を描いた1冊。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.1:
(4pt)

あれこれ詰め込みすぎで消化不良気味ではありますが・・・

由佳子が、ネット新聞に掲載した女性たちの体験記と、由佳子が刑事事件の背景や裁判経過を調べていく部分、由佳子自身の生活が交差しながら描かれていく。
女性たちの体験は、各々が物語仕立てに仕上げられている。
この構成は、なかなか面白い。
特に、『誕生石』『タイムリミット』は良い出来のように感じる。
『お産難民』は、著者がBLOGで綴られていますが、著者の体験に基づくものだそうです。
著者は、自身の体験から刑事事件のことを知り、お産の現状を描きたいと思われたようです。
産婦人科医逮捕事件については、かなり難しい問題を含んでいると思います。
この小説を描くきっかけとなったと思いますが、あれこれと欲張り過ぎたために内容が散漫になったように感じます。
『おへその奥の、下辺り』では、ネットでの誹謗中傷の恐ろしさも伝わり、『停泊地』『漂白地』では夫と妻の視点のずれが巧く描かれています。
橋本さんの思いが、本の端々から伝わってきます。
しかし、最後に友人のために産む場所を探す話があるのですが、これは蛇足。
いくら産む場所を見つけるのが大変だといっても、産気づく当日まで、産院を決めない母親を私は決して肯定できない。
産科たらいまわしによる死亡事故は、確かに産院の不足という問題もあると思いますが、この小説の中の美咲の選択は自身の逃げに過ぎず、子供の命を大切に思っているとは思えない。
あれこれと詰め込み過ぎたことによる消化不良がありますが、著者の熱意が十分に伝わる良い作品でした。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532

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