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もうすぐの評価: 3.00/5点 レビュー 14件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全14件 1~14 1/1ページ
No.14:
(1pt)

予想以上に汚い

状態が良いとあったのに思っていた以上に汚れていた。次に買う時は気をつけようと思った。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.13:
(5pt)

若い貴女に読んで欲しいです。

いつもの感じと違って、ちょっと社会派っぽかったです。
でも、いつも通りの優しさに満ちたお話でした。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.12:
(5pt)

こんなにも人を育てるのは大変なんだ…

妊婦たらい回しや、不妊症にまつわる問題に、ドキュメントとしてではなく、日常生活から切り込んだ作品。

作品として見るならば、シリアスな問題を重たすぎず気づかせてもらえ、ドキュメントとして見るならば、ここまで選択肢のない妊婦さんに対する環境のあり方、日本の現状に気づかされびっくりします。

橋本さんの実体験から発想を得たという今作ですが、とても社会提言の強い作品だと思います。

この作品によって、今を知る人、この作品によって、癒やされる人、思い出してしまう人と様々だと思いますが、日本人として、作品として是非読んだほうがいいものだと思います。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.11:
(2pt)

小説とも割り切れず、リアル!とも思えず...

本屋でパラパラ内容を読んで興味を持ち、この本を購入しました。

「誕生石」は、いろいろ考えさせられるものがありました。
特に、(作者の思惑とは違うかもしれませんが)流産を告げねばならない産科医の精神的な重圧を思いました。
一度は宿った命が消えてしまったことを、その子の母親と一緒に悲しんでいる時間は、産科医には無い、という事実。

「お産難民」に関しては、こういった事実を知らなかったので非常に参考になりました。
出産に予約が必要だなんて9か月の段階で言われたら、頭真っ白でしょうね。。

しかし、読んでいる間、常に作品の中に小さな違和感を見つけてしまったのが残念です。
妊娠している女性が助産院を知らないことや、他にも「女性ならもっと敏感に気づくんじゃないかな」という箇所が
端々にありました。

小説だから!と割り切るにはテーマがリアリティを持ちすぎていて。

正直、登場人物の誰にも深く感情移入することができず、情報だけを受け取って読了したというのが感想です。
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4103007532
No.10:
(2pt)

非現実的

まず、男性作者が女性の立場から描こうとしているところに無理があります。特に流産、不妊治療などという、非常に繊細な問題。女性なら絶対にこんな風には思わないだろうな、という描写が随所にあり、特に30代以降の女性からは反感を買うことは免れないでしょう。また、主な語り手の由佳子の立場も微妙です。弱小ネット新聞ジャーナリストなどという職は、恐らくこの小説を読む多くの読者にはその仕事の内容を理解することは困難です。故に彼女の言動も容易に理解されず、彼女に対する感情移入などもありえません。
 福島県立大野病院の事件には前々から大いに関心があったので、私は自分なりに色々な書籍から知識を得ていましたが、この小説では表面的な部分だけを拾い集め、医師批判のように描かれていて実に不快でした。わざわざこの事件をからめる必要は全くなかったと思います。
 興味深いエピソードもいくつかありました。前半の部分は良かったと思います。しかし、中盤から後半へ向かうあたりから、興味本位な取り上げ方のエピソードが多く、どれもこれも完結しないまま最終章へと続きます。
 最終章からエピローグは、もっとも非現実的としか思えない内容に展開し、物語は終わります。聡明なはずのアラフォー女性が、不倫の末に宿した赤ん坊を、臨月まで何の準備もなく誰に相談することもなく出産の予約をすることもなく、普段通りに過ごすことができるものでしょうか?月に2,3回も不正出血があるような重大な婦人疾患を患っている由佳子が妊娠するのです。通院して治療をしたのでしょうか?事実婚のまま籍も入れずにほったらかしにしてあるだらしない男女は、せめて子どものためにと戸籍をきちんとしたのでしょうか?

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4103007532
No.9:
(2pt)

浅い

まず最初に、色々取材して廻った内容を小説にまとめるときに、ライターが書いた複数の独立したエピソードとして記述するという方法は、かなり安直な気がしました。

また、常に公平な視点を保とうとしているのは見て取れますが、いくつか気になる記述がありました。

助産院でのお産のシーンで、主人公に「わたしが調べたデータでは、九十八パーセントのお産に、医師の介在は必要ないという事になっていましたが」と言わせています。二パーセントを低い数字と認識して病院に行く必要は無いという判断の根拠となっているようですが、仮にこの数字が事実であったとして主人公に問いたいのは、「あなたは50回に1回墜落すると分かっている飛行機に乗るんですか?」

エピローグで「リスク」を語るシーンが出てきますが、作者はリスクというものを理解できていないのではないかと感じました。

もうひとつ気になったのは、「モンスターペイシェント」「モンスターペアレンツ」に関する主人公(作者)の知見です。他の分野ではこれらに該当する人は「クレーマー」と呼ばれます。モンスター云々という用語は、患者や親をクレーマー呼ばわりするのが憚られるから定着したもので、特権意識など関係ありません。そんなものがあれば堂々とクレーマーと呼んでいると思います。

全体的には日本のお産事情入門編、といった内容で、今までお産というものを真剣に考えたことのない方々には勧められると思います。解説を河合蘭さんが書かれていますが、正直彼女には物足りなかったのではないでしょうか?
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4103007532
No.8:
(4pt)

出産の重みをあらためて

これまで橋本作品をいくつか読んできたが、この作品は今までとは一線をかく大人の作品だった。確かに出産をテーマに多様な内容を盛り込みすぎているとは思うが、著者がさまざま資料にあたるなかで、それだけ多くのことを盛り込まざる得なくなるような広く、深いテーマだからではないかと思う。もっと現実の医療現場は厳しいのだろう。しかしあくまでもこれはルポルタージュではなく、小説だということを考えると、男性の著者が女性の視点、気持ちをこれほど生々文章にしていることは評価に値すると思う。ただ、アラフォー世代で出産を望む女性陣にとっては少々手厳しい現実をつきつけられて心痛い思いはするけれど。


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4103007532
No.7:
(5pt)

考える、話し合う切っ掛けに。

30代後半に入ると妊娠できる可能性が一気に下がる。
体の仕組みには抗い難いものがあるのを、女性も男性も知らな過ぎるのか、認めたくないだけなのか。

20代後半〜30代前半の女性にとっては、妊娠・出産について自分の体を知って考えるいい切っ掛けになると思います。
女性の側が知っていてもパートナーが煮え切らない場合、相手に読ませることで話し合う切っ掛けになると思います。

単純に小説(物語)として読む場合の完成度も高いです。
個人的には、周りの友人に薦めて回りたい、ぜひ映像化もしてほしいと願う一作です。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.6:
(1pt)

がっかり

不妊治療、妊婦のたらい回し等、まだまだ世の中では実状が知られていない内容を取り上げているため、興味を持ったのですが、肝心の不妊治療や妊婦のたらい回しの実状は、きちんと描かれていなかったのが残念です。
やはり男性が書くのには無理があるのかもしれないです。
治療に伴なう痛みや大変さ、治療を受ける人の感情などは全て想像の世界なんだろうな、という感じでした。
出産シーンなども同様。他の部分が、あまりにも詳細に描かれているだけに、著者が理解できていない部分が明確にわかってしまいます。
出産の受け入れが制限されていることについて、助産院で産めない人がいる理由についても、全く理解できていないな?というのが伝わってきます。
正直なところ、このような中途半端な形で描かれてしまうと、却って、誤解を受けることになるのでやめて欲しいな、という気持ちになりました。
どうせなら、あくまでも男性目線で描けばよかったのに・・・というのが、最後まで読んだ感想です。壮大過ぎるテーマだったのかな?
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4103007532
No.5:
(2pt)

独身女性として

不快でした。

30代独身です。
勝手な被害妄想かもしれないですが、お前は今から結婚しても出産には遅いぞ、と言われた気がしました。
独身を気にしているつもりは無いけど、女性としていい気分はしませんでした。



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4103007532
No.4:
(4pt)

女として考えさせられる

お話しはあれこれ詰め込まれていて、
小説と捉えて読める作品ではありませんでした。
ただ、今まで出産の現状を知らなかった者としては
衝撃を受けましたし、とても大事な問題を認識する
きっかけになりました。
出産のシーンは非常に細かく描かれていて
びっくりしました。
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4103007532
No.3:
(4pt)

理屈ではない妊娠への欲求

30代後半を迎えた女たちの妊娠を、不妊治療だけでなく産婦人科医も登場させ、記者を中心に据えることで多種多様な女たちの妊娠が物語の中で流れてゆく。
女として子供を授かるということを当たり前のように思っていたことが、奇跡を願うような大事になってしまう時、女は自己否定をせずにいられるだろうか。
医療問題を定義する内容としては弱い本だけれど、妊娠出産問題を抱える女性心理を描いている本としては、切実な状況はひしひしと伝わる。
「子宮は子供の宮殿」という本文は、正しくこの本を表現している言葉に思った。
理屈ではない、感情的と言われようとも、子どもを望む女の世界を描いた1冊。
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4103007532
No.2:
(4pt)

あれこれ詰め込みすぎで消化不良気味ではありますが・・・

由佳子が、ネット新聞に掲載した女性たちの体験記と、由佳子が刑事事件の背景や裁判経過を調べていく部分、由佳子自身の生活が交差しながら描かれていく。
女性たちの体験は、各々が物語仕立てに仕上げられている。
この構成は、なかなか面白い。
特に、『誕生石』『タイムリミット』は良い出来のように感じる。
『お産難民』は、著者がBLOGで綴られていますが、著者の体験に基づくものだそうです。
著者は、自身の体験から刑事事件のことを知り、お産の現状を描きたいと思われたようです。
産婦人科医逮捕事件については、かなり難しい問題を含んでいると思います。
この小説を描くきっかけとなったと思いますが、あれこれと欲張り過ぎたために内容が散漫になったように感じます。
『おへその奥の、下辺り』では、ネットでの誹謗中傷の恐ろしさも伝わり、『停泊地』『漂白地』では夫と妻の視点のずれが巧く描かれています。
橋本さんの思いが、本の端々から伝わってきます。
しかし、最後に友人のために産む場所を探す話があるのですが、これは蛇足。
いくら産む場所を見つけるのが大変だといっても、産気づく当日まで、産院を決めない母親を私は決して肯定できない。
産科たらいまわしによる死亡事故は、確かに産院の不足という問題もあると思いますが、この小説の中の美咲の選択は自身の逃げに過ぎず、子供の命を大切に思っているとは思えない。
あれこれと詰め込み過ぎたことによる消化不良がありますが、著者の熱意が十分に伝わる良い作品でした。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532
No.1:
(1pt)

心が折れる内容でした

妊娠出産の話題に、福島県立大野病院事件(産婦人科医が逮捕、無罪判決確定)をからめて描いた小説です。当方産婦人科医ですので、興味を持って手にしたのですが、「100人くらいの医療者に取材した」という割には浅い理解で、非常に落胆しました。例えば、大野事件をきっかけに全国で産科閉鎖が相次いだのはその通りですが、筆者は「逮捕されてまで産科をしたくないということだろう」と解釈をしています。そうではありません、産科医療に対する誇りを踏みにじられたからです。高齢妊娠に関する知識、正常分娩に医療介入が必要な割合のデータの使い方も疑問で、助産院の描写に関してはいかにも大衆好みで非現実的です。聡明な読者がミスリードされないことを祈るのみです。こんな状況下でも分娩制限をせずに頑張っている現場の人間としては、心がボキッと折れる内容でした。
もうすぐAmazon書評・レビュー:もうすぐより
4103007532

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