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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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状態が良いとあったのに思っていた以上に汚れていた。次に買う時は気をつけようと思った。 | ||||
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本屋でパラパラ内容を読んで興味を持ち、この本を購入しました。 「誕生石」は、いろいろ考えさせられるものがありました。 特に、(作者の思惑とは違うかもしれませんが)流産を告げねばならない産科医の精神的な重圧を思いました。 一度は宿った命が消えてしまったことを、その子の母親と一緒に悲しんでいる時間は、産科医には無い、という事実。 「お産難民」に関しては、こういった事実を知らなかったので非常に参考になりました。 出産に予約が必要だなんて9か月の段階で言われたら、頭真っ白でしょうね。。 しかし、読んでいる間、常に作品の中に小さな違和感を見つけてしまったのが残念です。 妊娠している女性が助産院を知らないことや、他にも「女性ならもっと敏感に気づくんじゃないかな」という箇所が 端々にありました。 小説だから!と割り切るにはテーマがリアリティを持ちすぎていて。 正直、登場人物の誰にも深く感情移入することができず、情報だけを受け取って読了したというのが感想です。 | ||||
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まず、男性作者が女性の立場から描こうとしているところに無理があります。特に流産、不妊治療などという、非常に繊細な問題。女性なら絶対にこんな風には思わないだろうな、という描写が随所にあり、特に30代以降の女性からは反感を買うことは免れないでしょう。また、主な語り手の由佳子の立場も微妙です。弱小ネット新聞ジャーナリストなどという職は、恐らくこの小説を読む多くの読者にはその仕事の内容を理解することは困難です。故に彼女の言動も容易に理解されず、彼女に対する感情移入などもありえません。 福島県立大野病院の事件には前々から大いに関心があったので、私は自分なりに色々な書籍から知識を得ていましたが、この小説では表面的な部分だけを拾い集め、医師批判のように描かれていて実に不快でした。わざわざこの事件をからめる必要は全くなかったと思います。 興味深いエピソードもいくつかありました。前半の部分は良かったと思います。しかし、中盤から後半へ向かうあたりから、興味本位な取り上げ方のエピソードが多く、どれもこれも完結しないまま最終章へと続きます。 最終章からエピローグは、もっとも非現実的としか思えない内容に展開し、物語は終わります。聡明なはずのアラフォー女性が、不倫の末に宿した赤ん坊を、臨月まで何の準備もなく誰に相談することもなく出産の予約をすることもなく、普段通りに過ごすことができるものでしょうか?月に2,3回も不正出血があるような重大な婦人疾患を患っている由佳子が妊娠するのです。通院して治療をしたのでしょうか?事実婚のまま籍も入れずにほったらかしにしてあるだらしない男女は、せめて子どものためにと戸籍をきちんとしたのでしょうか? | ||||
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まず最初に、色々取材して廻った内容を小説にまとめるときに、ライターが書いた複数の独立したエピソードとして記述するという方法は、かなり安直な気がしました。 また、常に公平な視点を保とうとしているのは見て取れますが、いくつか気になる記述がありました。 助産院でのお産のシーンで、主人公に「わたしが調べたデータでは、九十八パーセントのお産に、医師の介在は必要ないという事になっていましたが」と言わせています。二パーセントを低い数字と認識して病院に行く必要は無いという判断の根拠となっているようですが、仮にこの数字が事実であったとして主人公に問いたいのは、「あなたは50回に1回墜落すると分かっている飛行機に乗るんですか?」 エピローグで「リスク」を語るシーンが出てきますが、作者はリスクというものを理解できていないのではないかと感じました。 もうひとつ気になったのは、「モンスターペイシェント」「モンスターペアレンツ」に関する主人公(作者)の知見です。他の分野ではこれらに該当する人は「クレーマー」と呼ばれます。モンスター云々という用語は、患者や親をクレーマー呼ばわりするのが憚られるから定着したもので、特権意識など関係ありません。そんなものがあれば堂々とクレーマーと呼んでいると思います。 全体的には日本のお産事情入門編、といった内容で、今までお産というものを真剣に考えたことのない方々には勧められると思います。解説を河合蘭さんが書かれていますが、正直彼女には物足りなかったのではないでしょうか? | ||||
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不妊治療、妊婦のたらい回し等、まだまだ世の中では実状が知られていない内容を取り上げているため、興味を持ったのですが、肝心の不妊治療や妊婦のたらい回しの実状は、きちんと描かれていなかったのが残念です。 やはり男性が書くのには無理があるのかもしれないです。 治療に伴なう痛みや大変さ、治療を受ける人の感情などは全て想像の世界なんだろうな、という感じでした。 出産シーンなども同様。他の部分が、あまりにも詳細に描かれているだけに、著者が理解できていない部分が明確にわかってしまいます。 出産の受け入れが制限されていることについて、助産院で産めない人がいる理由についても、全く理解できていないな?というのが伝わってきます。 正直なところ、このような中途半端な形で描かれてしまうと、却って、誤解を受けることになるのでやめて欲しいな、という気持ちになりました。 どうせなら、あくまでも男性目線で描けばよかったのに・・・というのが、最後まで読んだ感想です。壮大過ぎるテーマだったのかな? | ||||
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不快でした。 30代独身です。 勝手な被害妄想かもしれないですが、お前は今から結婚しても出産には遅いぞ、と言われた気がしました。 独身を気にしているつもりは無いけど、女性としていい気分はしませんでした。 | ||||
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妊娠出産の話題に、福島県立大野病院事件(産婦人科医が逮捕、無罪判決確定)をからめて描いた小説です。当方産婦人科医ですので、興味を持って手にしたのですが、「100人くらいの医療者に取材した」という割には浅い理解で、非常に落胆しました。例えば、大野事件をきっかけに全国で産科閉鎖が相次いだのはその通りですが、筆者は「逮捕されてまで産科をしたくないということだろう」と解釈をしています。そうではありません、産科医療に対する誇りを踏みにじられたからです。高齢妊娠に関する知識、正常分娩に医療介入が必要な割合のデータの使い方も疑問で、助産院の描写に関してはいかにも大衆好みで非現実的です。聡明な読者がミスリードされないことを祈るのみです。こんな状況下でも分娩制限をせずに頑張っている現場の人間としては、心がボキッと折れる内容でした。 | ||||
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