(短編集)

はやく名探偵になりたい

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

はやく名探偵になりたいの評価:

3.55/5点 レビュー 20件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.55pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21〜35 2/2ページ
No.15
(4pt)

物理トリックがこの作家の本領・独自の映像喚起力

烏賊川市シリーズ第五弾、短編集とあって、登場人物は探偵、鵜飼と助手の流平がメインで、最近影の薄かった流平くんが、そのぶんアクションや大立ち回りで、かなり痛い目に合うなど、事件の中心に立ち会います。

短いものが多いので、骨組みであるトリックのみがきわだつ印象はありますが、トリックはそれなりにキレがよく、物理的に可能かどうかは疑問であるものの、楽しめました。その理由として今回初めて気づいたのは、トリックが明かされたあと、犯行場面のその(脳内再現)シーンが頭に焼き付いて離れなくなることです。
軽トラックの上の人物を直撃する意外な物体、それを操った人物。また、深夜に海に向かって走ってゆく車椅子の正体は・・・
トリックが巧いかどうかという以上に、忘れられない(トリックの)映像がどの話にもあって、それがインパクトとなって、残っています。

ユーモラスな語り口から、著者の本領は「語り」「せりふのかけあい」にあるように思いがちですが、このシリーズを読みすすめるうちに、むしろ映像喚起力の鮮明さが、わたしには響いてきました。夜中の畑に等身大(正確には人間大)のまねき猫がぬっと立っている第三作(『完全犯罪に猫は何匹必要か?』)は特にその感が強かったのですが、今回のように短編で読んでみると、作者は決定的瞬間をカシャッと映像のように決めていて、そのインパクトのほうが(ディテールの笑い以上に)心に響いてきているような気がします。

ミステリの本質とこの映像喚起力は必ずしも関係があるとは言えないでしょうが、この著者の持ち味として、あとまで残る強烈な物理的トリックの映像、ということが少なくともこの本では納得されました。

最後の動物視点の話はまさに変格。これも映像が浮かんできて、記憶への定着力が強いです。短編集ながら、この著者のファンなら十分に楽しめます。
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.14
(4pt)

流平くんの活躍と、どの話にもカシャッと一枚の衝撃的映像が

烏賊川市シリーズ第五弾、短編集とあって、登場人物は探偵、鵜飼と助手の流平がメインで、最近影の薄かった流平くんが、そのぶんアクションや大立ち回りで、かなり痛い目に合うなど、事件の中心に立ち会います。

短いものが多いので、骨組みであるトリックのみがきわだつ印象はありますが、トリックはそれなりにキレがよく、物理的に可能かどうかは疑問であるものの、楽しめました。その理由として今回初めて気づいたのは、トリックが明かされたあと、犯行場面のその(脳内再現)シーンが頭に焼き付いて離れなくなることです。
軽トラックの上の人物を直撃する意外な物体、それを操った人物。また、深夜に海に向かって走ってゆく車椅子の正体は・・・
トリックが巧いかどうかという以上に、忘れられない映像がどの話にもあって、それがぽんっとインパクトとなって、残っています。

ユーモラスな語り口から、著者の本領は「語り」「せりふのかけあい」にあるように思いがちですが、このシリーズを読みすすめるうちに、むしろ映像喚起力の鮮明さが、わたしには響いてきました。夜中の畑に等身大(正確には人間大)のまねき猫がぬっと立っている第三作(『完全犯罪に猫は何匹必要か?』)は特にその感が強かったのですが、今回のように短編で読んでみると、作者は決定的瞬間をカシャッと映像のように決めていて、そのインパクトのほうが(ディテールの笑い以上に)心に響いてきているような気がします。

ミステリの本質とこの映像喚起力は必ずしも関係があるかどうかわかりませんが、この著者の持ち味として、あとまで残る強烈な映像、ということが少なくともこの本では納得されました。

最後の動物視点の話はまさに変格。これも映像が浮かんできて、記憶への定着力が強いです。
・・
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.13
(4pt)

東川篤哉第二章

これまで東川作品、特に烏賊川市シリーズは膨大な伏線をギャグにまぶして読者を幻惑するスタイルでした。本作は短編集なので、ちょっと様子が違います。朱美さんなどのラブコメ??系サブキャラは全く登場せず、レギュラーキャラで活躍するのは鵜飼探偵と戸村助手だけです。砂川警部も名前が出るだけ。それだけに、トリックとプロットと叙述の切れが要求されます。中にはだいぶ無理な解決もありますが、力づくながら筋は通しており、相当複雑なプロットをするすると読ませてしまうのは東川篤哉ならでは。
はやく名探偵になりたい (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたい (光文社文庫)より
4334766765
No.12
(4pt)

東川篤哉第二章

これまで東川作品、特に烏賊川市シリーズは膨大な伏線をギャグにまぶして読者を幻惑するスタイルでした。本作は短編集なので、ちょっと様子が違います。朱美さんなどのラブコメ??系サブキャラは全く登場せず、レギュラーキャラで活躍するのは鵜飼探偵と戸村助手だけです。砂川警部も名前が出るだけ。それだけに、トリックとプロットと叙述の切れが要求されます。中にはだいぶ無理な解決もありますが、力づくながら筋は通しており、相当複雑なプロットをするすると読ませてしまうのは東川篤哉ならでは。
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.11
(3pt)

短編集にしては良い

どうも短編集というのは好きになれず、これまでは好きな作家の作品でも、あまり手に取ることはなかったのですが
このシリーズだけは欲が勝り、文庫版を待たずに買ってしまいました。
結果として、短編集としては面白いと思いますが、過去5作品の烏賊川市シリーズと比べると見劣りします。
シリーズでお馴染みの名脇役たちが一切出てこないのも残念でした。
はやく名探偵になりたい (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたい (光文社文庫)より
4334766765
No.10
(3pt)

短編集にしては良い

どうも短編集というのは好きになれず、これまでは好きな作家の作品でも、あまり手に取ることはなかったのですが
このシリーズだけは欲が勝り、文庫版を待たずに買ってしまいました。
結果として、短編集としては面白いと思いますが、過去5作品の烏賊川市シリーズと比べると見劣りします。
シリーズでお馴染みの名脇役たちが一切出てこないのも残念でした。
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.9
(2pt)

短編集のラスト『宝石泥棒と母の悲しみ』はイイ

待ちに待った烏賊川市シリーズ。
私よりも作者は8歳年上。今回の短編の直喩は年上向きであった為、ピンと来ず残念。
もちろん笑いのレベルの問題ではありません。私があやまんジャパンや小島よしおの笑いが理解できないのと同じでしょう。

では、短編ひとつひとつを評価してみます。
『藤枝邸の完全なる密室』☆3つ『時速四十キロの密室』☆1つ『七つのビールケースの問題』☆1つ『雀の森の異常な夜』☆1つ『宝石泥棒と母の悲しみ』☆4つ
最後の話は面白かった。
読者に誤読をさせる展開も善し。母と子の温かい物語も善し。肝心のトリックはいつも通りだが…。

結論。本屋大賞を取り人気の作家さんなので、どこの本屋さんにもあるでしょう。短編の最後だけをサラっと立ち読み。
これで十分です。
はやく名探偵になりたい (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたい (光文社文庫)より
4334766765
No.8
(2pt)

短編集のラスト『宝石泥棒と母の悲しみ』はイイ

待ちに待った烏賊川市シリーズ。
私よりも作者は8歳年上。今回の短編の直喩は年上向きであった為、ピンと来ず残念。
もちろん笑いのレベルの問題ではありません。私があやまんジャパンや小島よしおの笑いが理解できないのと同じでしょう。


では、短編ひとつひとつを評価してみます。
『藤枝邸の完全なる密室』☆3つ『時速四十キロの密室』☆1つ『七つのビールケースの問題』☆1つ『雀の森の異常な夜』☆1つ『宝石泥棒と母の悲しみ』☆4つ
最後の話は面白かった。
読者に誤読をさせる展開も善し。母と子の温かい物語も善し。肝心のトリックはいつも通りだが…。

結論。本屋大賞を取り人気の作家さんなので、どこの本屋さんにもあるでしょう。短編の最後だけをサラっと立ち読み。
これで十分です。
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.7
(4pt)

無難にまとめてます

執事とお嬢様よりこちらのシリーズのファンなので、待ってましたの新刊。

全体的に、とても小粒にまとまってます。本当に無難に。
んー…もっとはっちゃけても良かったかも。
短編なのでしょうがないのですが、ちょっと無理にオチをつけようとして、 「いやいや、それはないだろ!?」と突っ込まずにいられないトリックや犯人になってるのが残念。特に時速40キロの密室はふきました。



ただ、最後の宝石泥棒と母の悲しみはとてもいいです。他の話は読んだら3日で忘れそうですが、これだけは多分、忘れないと思います。


他の皆さんがいうように、長編に期待ですね。



※朱美さんは出てきません。 表紙のハイキックのお姉さんは朱美さんではないのであしからず。朱美さんファンとしてはそこで☆−1で(笑)

はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.6
(2pt)

好きな作家だけど

どうして作家って賞をとるととたんに本の値段が高くなるんでしょうね。
もともと烏賊川市シリーズはソフトカバーで出てたシリーズだけど、これは番外編的な作品で、本来なら文庫書下ろしなんかになる種類の本だと思う。
賞をとった謎解きはディナーのあとでとは異なり、短編には向かないたぐいのキャラクターだと思うし、正直高いと思う。
電子書籍と同時発売、ってのも新刊をなんてめずらしいなあ、と思ったら、250ページ程度の作品を1000円以上で販売とか、言葉は悪いがボッタクリとしか思えません。
内容に関してはいつもどおりで、短篇集でちょっと毒が薄まっているような感じはするもののいつもの東川篤哉なので余計残念に感じたので、ちょっとその分を引いて評価しました。
はやく名探偵になりたい (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたい (光文社文庫)より
4334766765
No.5
(2pt)

好きな作家だけど

どうして作家って賞をとるととたんに本の値段が高くなるんでしょうね。
もともと烏賊川市シリーズはソフトカバーで出てたシリーズだけど、これは番外編的な作品で、本来なら文庫書下ろしなんかになる種類の本だと思う。
賞をとった謎解きはディナーのあとでとは異なり、短編には向かないたぐいのキャラクターだと思うし、正直高いと思う。
電子書籍と同時発売、ってのも新刊をなんてめずらしいなあ、と思ったら、250ページ程度の作品を1000円以上で販売とか、言葉は悪いがボッタクリとしか思えません。
内容に関してはいつもどおりで、短篇集でちょっと毒が薄まっているような感じはするもののいつもの東川篤哉なので余計残念に感じたので、ちょっとその分を引いて評価しました。
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.4
(3pt)

短編のおかげで持ち味が薄く

『烏賊川市シリーズ』の6作目.既発の五つの短編が収録されており書き下ろしはありません.

著者の作品の大きな魅力と言えば,あらゆるところに織り込まれた伏線とその回収ですが,
短編ゆえにそのあたりが抑え気味で,編によっては早々に見抜けてしまうのが物足りません.

またこれも短編だからでしょう,シリーズの準レギュラとも呼べる人たちの登場がなく,
彼らとのコミカルなやり取りなど,ウリであるはずのユーモア要素が少ないのも残念です.
あと『謎解きはディナーのあとで』でも感じましたが,いささかマンネリ化している印象で,
特に被害者は『謎解きは〜』と同様の同じタイプが多く,既視感というか新鮮さに乏しいです.

中にはさすがと思わせられたり,短編ならではとも言える趣向を凝らした編もありましたが,
全体的にあっさりとしていて,シリーズ初の短編集が却って持ち味を薄めてしまったようです.
はやく名探偵になりたい (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたい (光文社文庫)より
4334766765
No.3
(3pt)

短編のおかげで持ち味が薄く

『烏賊川市シリーズ』の6作目.既発の五つの短編が収録されており書き下ろしはありません.

著者の作品の大きな魅力と言えば,あらゆるところに織り込まれた伏線とその回収ですが,
短編ゆえにそのあたりが抑え気味で,編によっては早々に見抜けてしまうのが物足りません.

またこれも短編だからでしょう,シリーズの準レギュラとも呼べる人たちの登場がなく,
彼らとのコミカルなやり取りなど,ウリであるはずのユーモア要素が少ないのも残念です.
あと『謎解きはディナーのあとで』でも感じましたが,いささかマンネリ化している印象で,
特に被害者は『謎解きは〜』と同様の同じタイプが多く,既視感というか新鮮さに乏しいです.

中にはさすがと思わせられたり,短編ならではとも言える趣向を凝らした編もありましたが,
全体的にあっさりとしていて,シリーズ初の短編集が却って持ち味を薄めてしまったようです.
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777
No.2
(4pt)

今度は長編を、是非!

あの迷探偵コンビが実際にはとても起こりそうもない事件を痛みを伴いつつサクッと解決していく短編小説集です。いつもの二人がいつものように 活躍?します。特に最後の一編は東川氏ならではの、読者の先入観を巧みに利用したオチがあって楽しめました。ただ……今度こそは是非長編が読みたい!幾重にも張り巡らされた伏線を見事に回収していく物語は、東川氏が長編小説の中で紡いでこそ活きてくるものだと思うから。
はやく名探偵になりたい (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたい (光文社文庫)より
4334766765
No.1
(4pt)

今度は長編を、是非!

あの迷探偵コンビが実際にはとても起こりそうもない事件を痛みを伴いつつサクッと解決していく短編小説集です。いつもの二人がいつものように 活躍?します。特に最後の一編は東川氏ならではの、読者の先入観を巧みに利用したオチがあって楽しめました。ただ……今度こそは是非長編が読みたい!幾重にも張り巡らされた伏線を見事に回収していく物語は、東川氏が長編小説の中で紡いでこそ活きてくるものだと思うから。
はやく名探偵になりたい Amazon書評・レビュー: はやく名探偵になりたいより
4334927777