WILL
評判
WILLの評価:
4.26/5点 レビュー 34件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1〜7 1/1ページ
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WILLの評価:
4.26/5点 レビュー 34件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
18歳の時に両親を事故で亡くし、家業の葬儀店を継いだ森野。それから11年、彼女は商店街の片隅で店を続けている。葬儀の後に届いた死者からのメッセージ。夫の生まれ変わりだという少年。死者が絡む謎を解く連作短編集。
森野と同じく『MOMENT』で登場した神田も重要な役回りで登場しているので、前作を読んだ方は必見!エピローグはタイトルや伏線の回収が見事で鳥肌が立った。この一冊すべてがあのシーンを作るためにあったと言ってもいいほどよかった。
「引いてくれる手を失ったあの日、私は身を包み込む暗闇に脅え、ただ目を閉じ、立ちすくんだ。けれど、目を開けて闇を透かせば、星灯りの中、差し伸べられているいくつもの手があったはずだ。私はそんなことにすら気づかなかった。いや、気づいていたのに、気づかぬ振りを続けた。その手を握り返してしまえば、再びそこから歩き出さなくてはならないから。」
この言葉がとても印象深かった。やさしさを求めているのに、素直に受け取れなかったり気付けなかったり。それってこういうことなのかなって。
各短編の満足度で言えば『MOMENT』の方が好き。『WILL』は葬儀屋というテーマもあって死者を動かさないといけないので、作りが複雑で回りくどくなっているというか。ただ、全体を通して人情味がある感じがよかった。『WILL』は死が人のあたたかさを掘り起こし、『MOMENT』は死が人間の本質を暴くって雰囲気だった。
ラストは☆5、それまでは☆3という感覚でした。