鎮火報 Fire's Out

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

鎮火報 Fire's Outの評価:

3.50/5点 レビュー 22件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.50pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21〜31 2/2ページ
No.11
(3pt)

「青春」+「キャラ立ち」+「成長」+「ミステリー」+「社会派」+「情報」

’02年、『それでも、警官は微笑う』で、講談社が主催する新人ミステリー作家の登竜門「第25回メフィスト賞」を受賞してデビューした女性作家・日明恩(たちもりめぐみ)の2作目となる青春消防ミステリー。

‘俺’こと大山雄大(おおやまたけひろ)は20才。身長は2メートル近く、骨格からがっしりとしてデカい。誰もが本名ではなく(ゆうだい)と呼ぶ。元不良少年だが、売り言葉に買い言葉で一念発起して高い倍率の試験に合格、1年間の研修ののち東京は赤羽台消防出張所に配属されて半年の消防士だ。なったはいいが使命感は薄い‘俺’は「楽して得するためだけに消防士になった」とうそぶき、交替勤を上がって9時5時の事務職に異動するのが夢だ。そんな‘俺’の9月の10日間を一人称で綴ったのが本書である。メインの事件は、不法滞在の外国人が暮らす古い木造アパートで連続する放火事件。入国管理局と警察の手入れが終わりかけたタイミングで火が出て、しかも消火のための放水で炎がさらに広がるという異常な火災。‘俺’はひきこもりの中年男・楠目守(くずめまもる)の情報収集能力の助けを借りて真相を探る。

憎まれ口ばかり叩く‘俺’だが、火事も事件も正面突破、実はかなり義理人情に篤く責任感のある熱いハートの持ち主として描かれ、そんな‘俺’が感動のラストに向けて、命がけの消防という仕事を通して成長してゆく。また、守をはじめ、脇を固める登場人物たちもそれぞれにキャラが立っていてユニークである。さらに消防というお仕事の裏側が克明に取材されていて、情報小説としても充実している。

本書は、「青春」+「キャラ立ち」+「成長」+「ミステリー」+「社会派」+「情報」が厚いボリュームのなかに熱くてんこ盛りになった、なんとも贅沢な作品である。
鎮火報Fire’s Out Amazon書評・レビュー: 鎮火報Fire’s Outより
4062117290
No.10
(3pt)

「青春」+「キャラ立ち」+「成長」+「ミステリー」+「社会派」+「情報」

’02年、『それでも、警官は微笑う』で、講談社が主催する新人ミステリー作家の登竜門「第25回メフィスト賞」を受賞してデビューした女性作家・日明恩(たちもりめぐみ)の2作目となる青春消防ミステリー。

‘俺’こと大山雄大(おおやまたけひろ)は20才。身長は2メートル近く、骨格からがっしりとしてデカい。誰もが本名ではなく(ゆうだい)と呼ぶ。元不良少年だが、売り言葉に買い言葉で一念発起して高い倍率の試験に合格、1年間の研修ののち東京は赤羽台消防出張所に配属されて半年の消防士だ。なったはいいが使命感は薄い‘俺’は「楽して得するためだけに消防士になった」とうそぶき、交替勤を上がって9時5時の事務職に異動するのが夢だ。そんな‘俺’の9月の10日間を一人称で綴ったのが本書である。メインの事件は、不法滞在の外国人が暮らす古い木造アパートで連続する放火事件。入国管理局と警察の手入れが終わりかけたタイミングで火が出て、しかも消火のための放水で炎がさらに広がるという異常な火災。‘俺’はひきこもりの中年男・楠目守(くずめまもる)の情報収集能力の助けを借りて真相を探る。

憎まれ口ばかり叩く‘俺’だが、火事も事件も正面突破、実はかなり義理人情に篤く責任感のある熱いハートの持ち主として描かれ、そんな‘俺’が感動のラストに向けて、命がけの消防という仕事を通して成長してゆく。また、守をはじめ、脇を固める登場人物たちもそれぞれにキャラが立っていてユニークである。さらに消防というお仕事の裏側が克明に取材されていて、情報小説としても充実している。

本書は、「青春」+「キャラ立ち」+「成長」+「ミステリー」+「社会派」+「情報」が厚いボリュームのなかに熱くてんこ盛りになった、なんとも贅沢な作品である。

鎮火報 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鎮火報 (講談社ノベルス)より
4061824473
No.9
(3pt)

「青春」+「キャラ立ち」+「成長」+「ミステリー」+「社会派」+「情報」

’02年、『それでも、警官は微笑う』で、講談社が主催する新人ミステリー作家の登竜門「第25回メフィスト賞」を受賞してデビューした女性作家・日明恩(たちもりめぐみ)の2作目となる青春消防ミステリー。

‘俺’こと大山雄大(おおやまたけひろ)は20才。身長は2メートル近く、骨格からがっしりとしてデカい。誰もが本名ではなく(ゆうだい)と呼ぶ。元不良少年だが、売り言葉に買い言葉で一念発起して高い倍率の試験に合格、1年間の研修ののち東京は赤羽台消防出張所に配属されて半年の消防士だ。なったはいいが使命感は薄い‘俺’は「楽して得するためだけに消防士になった」とうそぶき、交替勤を上がって9時5時の事務職に異動するのが夢だ。そんな‘俺’の9月の10日間を一人称で綴ったのが本書である。メインの事件は、不法滞在の外国人が暮らす古い木造アパートで連続する放火事件。入国管理局と警察の手入れが終わりかけたタイミングで火が出て、しかも消火のための放水で炎がさらに広がるという異常な火災。‘俺’はひきこもりの中年男・楠目守(くずめまもる)の情報収集能力の助けを借りて真相を探る。

憎まれ口ばかり叩く‘俺’だが、火事も事件も正面突破、実はかなり義理人情に篤く責任感のある熱いハートの持ち主として描かれ、そんな‘俺’が感動のラストに向けて、命がけの消防という仕事を通して成長してゆく。また、守をはじめ、脇を固める登場人物たちもそれぞれにキャラが立っていてユニークである。さらに消防というお仕事の裏側が克明に取材されていて、情報小説としても充実している。

本書は、「青春」+「キャラ立ち」+「成長」+「ミステリー」+「社会派」+「情報」が厚いボリュームのなかに熱くてんこ盛りになった、なんとも贅沢な作品である。

鎮火報 (双葉文庫) Amazon書評・レビュー: 鎮火報 (双葉文庫)より
4575513938
No.8
(3pt)

まあまあ面白い

水をかけると燃え上がる不思議な現象。火元は老朽化した共同住宅。
住んでいたのは不法滞在の外国人。似たような火事が続けて起こり、
雄大は疑問を感じる。調べていくうちに、一連の火事の真相の陰には、
現代社会の抱える問題が横たわっていることに気づくのだが・・・。

「お前みたいなバカは消防士にはなれない!」「絶対なってやる!」
売り言葉に買い言葉。そして雄大は消防士になった。軽蔑していた父と
同じ職業に愛着など持てるはずもない。だが、いつしか雄大は消防士と
いう職業に誇りを感じ始めていた。今回のできごとでは、消防士としての
自分、一人の人間としての自分・・・このはざ間で揺れ動く雄大の心情が
よく描かれていた。だが、彼の取った行動があれでよかったのか?この
部分に疑問が残る。ラストはちょっとほろ苦さを感じた。消防士の仕事の
内容もよく分かり(作者さん、よくぞここまで調べました!)、まあまあ
面白い作品だった。
鎮火報 Fire’s Out (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 鎮火報 Fire’s Out (講談社文庫)より
4062759756
No.7
(5pt)

面白かったです

書店での「疲れたあなたに・・」という手書きPOPを見て購入を決めましたが
読んだらとまりませんでした。
消防士の職務内容については厚い知識を提供してくれるのに
主人公の軽妙さがよい対比となって
楽しませてくれます。

ああ面白かった、で終われる一冊だと思います
鎮火報 Fire’s Out (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 鎮火報 Fire’s Out (講談社文庫)より
4062759756
No.6
(5pt)

熱い暑い消防ミステリー

やる気のない消防士・大山雄大。「たけひろ」と読むが、みな「ゆうだい」と呼ぶ。赤羽台消防出張所に勤務する20歳。早く現場を離れて、9時5時の日勤に変わりたいと願っている。管轄区内で、古いアパートで出火。放水すると爆発し、火はさらに燃え広がる――という不可解な火事が起こります。現場は不法滞在の外国人摘発の直後。警察と入国管理官が揃っていました。やる気がないのに、どんどん現場にはまり込んでいく様子を雄大の一人称で、コミカルに描きます。入管係官小坂の行動の矛盾や、火事現場での消防と警察の縄張り争いなど表面的なモチーフだけではなく、日本のなかの外国人それぞれの立場や感情、消防士の仕事まで、細かく描きながらも、物語から逸れていかない。すごい筆力!やはり消防士だった雄大の父親の死や父親が助けた子供が消防士になり、仕事に命を賭ける姿など雄大にまつわる人生の問題にも切り込んでいきます。それを泣かせる消防チームメンバー、イケテル母親、市井の哲学者である親友の裕二、優雅な引きこもり中年・守など、登場人物が多彩。夏に火事の話はちょっと暑苦しかったけれど、オモシロさで帳消し。
鎮火報 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鎮火報 (講談社ノベルス)より
4061824473
No.5
(1pt)

消防士だって人間だと感じる一冊

消防士だって人間だと感じる一冊。

何よりも主人公の消防士の感情描写は少し笑ってしまいます。そしてラストは抱腹絶倒、そして感動です。

ただ実際の消防活動とは違う部分もあります。

消防系のサイトで違いを確認してみてください。
鎮火報Fire’s Out Amazon書評・レビュー: 鎮火報Fire’s Outより
4062117290
No.4
(1pt)

引用が多すぎる

木下慎次の「恋の炎は消さないで」など他の書籍からの引用箇所が多いのが気になる。引用箇所の再調査や解釈のずれなどにより、読んでいると疑問に思う部分も多々ある。全体を通してリアリティーある描写が多いために、逆にそんな部分で引っかかり、読みつらい部分も多かった。
鎮火報 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 鎮火報 (講談社ノベルス)より
4061824473
No.3
(4pt)

妙に爽やか

内容は現代社会の闇を突いているが、読了感が変にすっきりするのが、この小説の新鮮さ。一昔前ならば、これが普通だったはずなのだが、最近の屈折した話に読みなれていると、意外な空気に包まれて、懐かしくさえなる。それが、この作家のキャラなのか、ずっとこの路線で行くつもりなのか、楽しみでもある。
鎮火報Fire’s Out Amazon書評・レビュー: 鎮火報Fire’s Outより
4062117290
No.2
(4pt)

決して軽くない消防士の日常

外国人不法滞在の住居で起きる放火、消火するほど火の手の広がる謎。主人公の視点のため、今風の若者言葉で物語が進むので、少しライトな話に見えるが、重いテーマも持っていて、しかも暗くならない語り口は見事。脇を固めるキャラも個性的で、ラストにはホロっとさせられる場面も。
鎮火報Fire’s Out Amazon書評・レビュー: 鎮火報Fire’s Outより
4062117290
No.1
(3pt)

消防士の物語

消防士の大山雄大は入管法違反外国人の住むアパートの火事の消火にあたり、現場で入国管理局の小坂と知り合う。またしても起こる同じような火事、消防士を描いた青春物語、軽い語り口と雄大の熱さが、ちょっとかったるかった
鎮火報Fire’s Out Amazon書評・レビュー: 鎮火報Fire’s Outより
4062117290