秘めた情事が終わるとき

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秘めた情事が終わるときの評価:

7.00/10点 レビュー 1件。 B ランク

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No.1
(7pt)

三人の主人公の三つの心の闇が重なって…

ヤングアダルトやロマンス作品では絶大な人気という、アメリカの女性作家の初サスペンス作。売れない女性作家がベストセラー作家(女性)の夫から共著者になるよう依頼され、その豪邸に行き資料を探していてベストセラー作家の自伝を見つけたことから疑心暗鬼にとらわれていくという、サスペンス・ロマンスである。
家賃にも事欠くほど困窮していたローウェンももとに、大ヒットシリーズを持つ作家ヴェリティの共著者になってもらいたいという依頼が舞い込んできた。高額の報酬は魅力だが、なぜ自分が選ばれたのか疑問を持ち、いったんは断るつもりだったのだが、交渉の場に現れたヴェリティの夫・ジェレミーの熱意にほだされ、ヴェリティの仕事部屋に泊まり込んで資料を整理することになった。そして訪れた豪邸の仕事部屋でローウェンが見つけたのは、事故で寝たきりになっているヴェリティが書いたらしい自叙伝の原稿だった。ヴェリティをよく理解するためにと思って読み始めたローウェンだったが、読むうちに恐るべきヴェリティの心の闇に触れ激しく動揺するのだった……。
自叙伝を書いたヴェリティはもちろん、そこに登場するジェレミー、さらに原稿に触発されるローウェンの三人がそれぞれに深い心の闇を抱えていて、それが重なり合うことで物語は全く先が見えないダークな世界に迷い込んでいく。そこがサスペンスフルといえばそうなのだが、あまりにもサイコ・ファンタジー的な展開で、ミステリーとしては白けてしまう。
ヤングアダルト、ロマンス・ミステリーのファンなら楽しめるかもしれない。

iisan
927253Y1