オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【百田尚樹】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
海賊とよばれた男の評価:
8.13/10点 レビュー 8件。 S ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点8.13pt
絞込み:
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
海賊とよばれた男の感想
出光興産の創業者である出光佐三氏をモデルにした、ほぼほぼノンフィクションな作品だろうと私は解釈しています。同じような事を言及されているレビュアーの方もいらっしゃる通り、私も少し「盛ってるなぁ」って感じます。というのも、主人公を余りにも素晴らしい人物として描き過ぎているんですよね。そうなると、どうしても作り物っぽく聞こえてしまいますよね。主人公の振る舞いが全て正義であるわけがないのですから。(あれだけ目立ったことをして)敵対勢力が幾つか登場してきますが、彼らにも彼らの正義があるわけで、もし彼らの視点からこの物語が描かれたならば、主人公はボロカスに言われることでしょう。あと、章が短く区切られており読みやすいのですが、その分、苦難、苦悩に対する描写に深さがなくなっている気がします。わずか数ページ後には解決してしまっているのはどうなんでしょう。浅くないですか。なので短い章立てについては、どういう効果を狙ったのかは不明ですが、個人的には効果的ではなかったのでは、と感じています。私がこの作品を読んで一番印象に残ったのが、主人公が本を読まない、というか読めない人であったこと。 そしてそれが彼に「考え抜く」という力を与えたという下りです。まぁ確かに、私なんぞは、本で仕込んだ事をまんま職場で実践してたりしますね。主人公の、石油が世の中を動かすという先見の明や「ブレなさ」には大いに感銘しましたが、彼のやり方は、今の時代では通用しないですよね。生きていくためにやるしかない、寧ろ「やらせて下さい」という時代だったわけですから。それに今時、経営者に敬意を表する社員なんていないでしょうし。逆に上から目線です。時代が違いすぎますね。まぁ、「やりがい」があれば、どんなにキツイ仕事でも、人は喜んで働けるという事は今の時代でも変わらないと信じたいですが・・・多分これも当てはまらなくなってきている気がします。
出光の栄光物語
表題からすると、海賊と呼ばれる男の伝記的な話と思われがちだが、イヤ、その通りなのだが本書の目次をみてもらうと分かるのだが、相当細切れになっていて、それが主人公の武勇伝エピソ-ドになっている。だから、歴史や伝記本的なものが嫌いな方でも意外にスンナリ読めるのでは。本作は有名な良く見かけるガソリンスタンドなど、石油を取り扱う出光の創立者を描いた作品であるが、主人公、社名は実名ではない為、本作がノンフィクションなのかフィクションなのか分かりずらいが、恐らく盛ってはいるのでしょう。物語は、終戦後で全てを失った石油会社社長主人公が自社の利益より国の為、社員の為に日本・世界の石油業界に立ち向かい復興に為に困難に立ち向かう話。初めにも書いたが、1章ごとが非常に短く、また泣かせる武勇伝なのでいつの間にか読み進めている。勿体ないのは、著者が目立ちたがり過ぎ。テレビにも頻繁に出て問題発言をして、そのイメ-ジが少なからず影響を与えてしまっている。
出光興産の創業者である出光佐三氏をモデルにした、ほぼほぼノンフィクションな作品だろうと私は解釈しています。
同じような事を言及されているレビュアーの方もいらっしゃる通り、私も少し「盛ってるなぁ」って感じます。
というのも、主人公を余りにも素晴らしい人物として描き過ぎているんですよね。
そうなると、どうしても作り物っぽく聞こえてしまいますよね。
主人公の振る舞いが全て正義であるわけがないのですから。(あれだけ目立ったことをして)
敵対勢力が幾つか登場してきますが、彼らにも彼らの正義があるわけで、もし彼らの視点からこの物語が描かれたならば、主人公はボロカスに言われることでしょう。
あと、章が短く区切られており読みやすいのですが、その分、苦難、苦悩に対する描写に深さがなくなっている気がします。
わずか数ページ後には解決してしまっているのはどうなんでしょう。浅くないですか。
なので短い章立てについては、どういう効果を狙ったのかは不明ですが、個人的には効果的ではなかったのでは、と感じています。
私がこの作品を読んで一番印象に残ったのが、
主人公が本を読まない、というか読めない人であったこと。 そしてそれが彼に「考え抜く」という力を与えたという下りです。
まぁ確かに、私なんぞは、本で仕込んだ事をまんま職場で実践してたりしますね。
主人公の、石油が世の中を動かすという先見の明や「ブレなさ」には大いに感銘しましたが、彼のやり方は、今の時代では通用しないですよね。
生きていくためにやるしかない、寧ろ「やらせて下さい」という時代だったわけですから。
それに今時、経営者に敬意を表する社員なんていないでしょうし。逆に上から目線です。
時代が違いすぎますね。
まぁ、「やりがい」があれば、どんなにキツイ仕事でも、人は喜んで働けるという事は今の時代でも変わらないと信じたいですが・・・
多分これも当てはまらなくなってきている気がします。