【伊藤桂一】
藤の咲くころ
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昭和十四年五月、満蒙国境で始まった小競り合いは、関東軍、ソ蒙軍間の四ヵ月に亘る凄絶な戦闘に発展した。
一休への人気の秘密は、とんちばなしや逸話のほかに、権力に屈することなく、あくまでも初心をつらぬいて生きた、ということにあるでしょう。
ふとした出来心で、追い詰めた強盗から金を受け取り、目こぼしをしてしまった浜吉親分。
鬼怒川沿いの大きな宿場町、阿久津。行き交う多くの人々で賑わいを見せているが、何かと事件も多い。
直木賞作家が生と死の戦場を鮮やかに描く実録兵隊戦記。
天網恢恢疎ニシテ漏ラサズ!が口癖の、風車の親分こと御用聞の浜吉。
奥深く混沌とした戦場から生みだされる悲しき兵隊たちのそれぞれの人間模様。
直木賞受賞作「蛍の河」の文学界の重鎮が今なお営々と書きつづける悲しき兵隊戦記。
直木賞受賞作「蛍の河」の文学界の重鎮が今なお営々と書きつづける悲しき兵隊戦記。
釣りというのは、魚を釣ることもそうだが、風景をも釣ることではないか―釣り師は、清流や渓流沿いの風景に身を濯われることが何よりもたのしいのだ。
南京攻略戦の真相を衝く表題作、崑崙関の死闘を描いた南寧作戦ほか二篇を収載する感動の戦記文学。
太平洋戦争末期、劣勢の戦局を挽回するべくビルマから東インド・インパールへの侵攻作戦が強行された。
立派な軍人とは如何なるものであったのか―。熾烈な太平洋戦争を生き抜いた軍人たちの実体験を描く戦記小説集。
戦場に咲いた美しき人間愛を謳う実録戦記―複雑微妙にして多岐にわたる戦場という異状の世界の中で、人間らしい生き方を貫き通した名も知れぬ勇気ある軍人を描きつつ、想像を絶するさまざまな物語を織りなして生きてゆく兵隊の姿をあるがままに生き生きと捉えた代表作。
ニューギニアからの撤退、アッツ島玉砕、インド・インパール作戦の凄惨な敗退。
幼い息子の仇討ちを企てる、酒びたりの元殺し屋「木村」。優等生面の裏に悪魔のような心を隠し持つ中学生「王子」。
「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。
そのホテルを訪れたのは、逃走中の不幸な彼女と、不運な殺し屋。
「蛍の河」で第46回直木賞を受け、以来、悲しき戦記の数々を発表、その一作一作で戦旅に生き永らえた者の宿業を果たしつつ、兵隊という名の悲しき人間の生と死と愛と憎しみとを、戦場の点綴の中に写して、大いなる感動を伝える伊藤桂一の世界―黄塵吹く戦場裡に突発した奔敵
殺戮と不条理の荒涼たる戦場に生と死を賭して戦う兵隊たちの、極限状況の下に置かれたがゆえに生起する様々な“光と影”を照射して、複雑微妙なる戦場心理を鮮やかに描き出した感動の戦争文学。
名もなき兵隊たちの生と死と愛を凝視し、描きつづけてきた直木賞・吉川英治文学賞受賞作家の戦場ロマン。
3度にわたる、7年にもおよぶ兵隊暮らしの原体験を礎に『蛍の河』で直木賞を受賞して以来、営々として戦争小説を紡いできた戦争文学の第一人者が、82歳のいまもなお心気横溢、兵隊と戦場生活を語り継ぐ。
ここに凝縮された人生がある―銃弾飛び交い、硝煙渦巻く苛酷な生と死のはざまで、ひたすら戦いつづけなければならなかった名もなき下級兵士たちの真情と人間愛を謳いあげた感動の戦話集。
大人気の旅芸人一座にまぎれ込み、因州稲葉山中で天狗とともに十余年修業にはげみ無明流開祖を名乗る剣法秘芸で客をうならす、剣芸師・矢車庄八の活躍は…。
第四十六回直木賞受賞作―本書は、芥川賞の純文学と、直木賞の大衆文学の壁を取り払った記念すべき作品と評価の高い名作。
虫売りを生活の足しにしている浪人の妻・紀乃は、いつしか我が身をもひさぐ運命に(表題作)。