(短編集)
夜の光
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夜の光の総合評価:
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全1件 1~1 1/1ページ
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高校や家庭と言う名の戦場を生き抜くスパイたちの、青春を描いた物語 | ||||
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言いたいことはよく分かるし、最後まで読み切ったんだけど、なにかこう、もっと深いものがほしかったかなぁ・・という気がします。高校生4人の自分が求めているものが家族から理解を得られないという葛藤を描き、なおかつミステリーも出てきますが、材料というか、アイディアはいいんですけど、その思いついたアイディアを作者がうまいこと生かし切れてないように思います。設定を語るだけで淡々と通り過ぎていき、気が付いたらとりあえずハッピーエンドで終わってたけど、読者は消化不良みたいな。青春小説というには暗いし、ミステリーや感動ものというには物足りなさすぎる。中途半端な感じがして、また設定が複雑というか、特に4人それぞれ自分のことをスパイと語っていますが、わざわざスパイにしなくてもいいのでは?と思ってしまいます。1つの小説にいろいろ詰め込み過ぎた感じが否めなくて、なんというか、この作者は1つのテーマに絞ってお仕事を取材した小説を書いた方がいいのではと感じました。悪くもないけど、決してよくもないそんな感じの小説でした。 | ||||
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多分、坂木作品のファンだとしても(もしくは、だからこそ)、好き・嫌いが分かれる作品ではないでしょうか? 私は好き。いとおしい作品でした。 卒業して高校生でなくなれば乗り越えるのがたやすくなるハードルを、じりじりと時を待ってクリアしていく。 年を重ねるとちっとも大した事ではない事が、子供の時には大した事で、ものすごく大きく受け止めていて。 越えられない壁、乗り越えにくいハードルがあってじりじりしている時に読んで、 「あ、じりじり時間が過ぎるのを待っている人がここにもいる。今は深く潜行して待つのもアリだな」 って思えたので、物事がうまく進まない時に長風呂しながら読んでます。 おかげで本がちょっとしなしなしている(笑)。 嫌な人は嫌なんだろうと思う。 坂木作品は下品さは無いので、現役の高校生位だと主人公達が擦れきれてなくて余計に鼻につくのかも。 私にはデビュー作の主人公達よりは「現実にいそうな子達」って思えました。 (デビュー作も大好きですよ、念のため) ギィやブッチが、(自分達の方が成長して)家族と新たな関係になれるような後日談がちょっと読みたいです。 | ||||
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高校生4人の青春物語。べったりとつるんでいる訳でもない、だからといって突き放している訳でもない。微妙な、それでいて何とも心地よい距離感が絶妙。 こういう「仲間」がいたらいいなあ…と素直に感じるお話でした。 | ||||
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2008年に出た単行本の文庫化。 5篇からなる連作短編集。 高校の天文部に所属する4人の男女が主人公。それぞれの視点からの物語が1篇ずつと、後日談的な1篇が収められている。 ミステリであり、日常の謎系の他愛ないトリックが仕掛けられている。出来はよいものも悪いものも。 しかし、重点は4人の抱える「悩み」にある。友人との関係、家庭内暴力、許されない恋……。青春小説というべきだろう。 しかし、爽やかなわけでもなく、重苦しい一方でもなく。もやもやした重苦しい「悩み」ばかりだが、一片の救いがあるところが温かい。 | ||||
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いつもの坂木ワールドとは一味違った感じの作品。 特別の世界の知識を深堀りするのではなく、人と 人との触れ合い、孤独でありながら自立しようと する若者達の触れ合いを描いたすがすがしい作品 です。 読めばあなたもこの主人公達に会いたくなるでし ょう。この4人が実在しているような気になる 楽しい作品です。 是非高校生世代に読んで欲しい作品です。 | ||||
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