演じられた白い夜

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種別
長編
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あらすじ

2012年12月05日 演じられた白い夜 (実業之日本社文庫)

小劇場界の著名女優・麻子は、夫で演出家の匠に呼ばれ、雪深い山荘へやってきた。山荘には匠によって、初対面である八人の俳優らが集められていた。匠の新作は本格推理劇で、演じる側にも犯人がわからないよう稽古は行われていく。台本が進行するにつれ、麻子を含む女優たちに疑心が兆し、それは恐るべき事件の形を取って表れた。作中劇の中に隠された真相は――。(「BOOK」データベースより)

評判

演じられた白い夜の評価:

4.00/10点 レビュー 1件。 D ランク

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平均点4.00pt

演じられた白い夜の総合評価:

6.00/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.3
(3pt)

雪の山荘ものはやっぱり雰囲気がいい

まず雪に閉じ込められたクローズド・サークルの山荘というのにそそられます。多くの作家がこのテーマでミステリを書いていますが、何度読んでもやっぱり雰囲気があっていいですね。
1993年のデビューから5年目、1998年発表の、シリーズもの以外では3作目の長編です。

シリーズものは軽妙な作品も多いのですが、それ以外のミステリ、特に初期の頃は暗めの深刻な話が多いと感じます。つい先日読んだ「凍える島」もそうでした。なのでどちらも読後感はあまりよくないです。
両作品とも好感の持てる登場人物が誰もいなかったので読み始めからなんだか気が重く・・。この作品だと最初からヒロインが好きになれず・・舞台監督の奥さんである女優が次に上演する劇の練習のため、監督と俳優たちが集まっている場所に向かうのですが、駅に迎えに来た俳優と思われる男性が敬語で話すのにヒロインはため口でまるで使用人に口をきいているようです。それは男性が他の劇団を主宰している監督で、同い年だったとわかってからも変わりません。監督の奥さんだからえらいと思ってる?みたいな感じがしてしまいました。

まあそういう細かいところはおいといて・・雰囲気作りがとてもうまいです。話の合間に劇の脚本が混じるのですが、現実と劇の境目がわからなくなり混沌としてくるあたり、恩田陸の「中庭の出来事」と似ていると思いました。連続殺人が起き、みんなが精神的に追い詰められ緊迫感が高まっていくあたりもとてもうまいです。
殺人の動機やラストは賛否両論でしょう。が、雪の山荘ものとしてなかなかの出来だと思います。
あとがきで作者ご本人が、自分も昔演劇に打ち込んでいたこと、どうしてそれをやめることにしたのかを率直に書いておられて、初めて聞いた話だったので驚くと同時に共感もし、なんだかしんみりしました。ファンの方は興味深いと思います。
演じられた白い夜 (実業之日本社文庫) Amazon書評・レビュー: 演じられた白い夜 (実業之日本社文庫)より
4408551031
No.2
(3pt)

雪の山荘ものはやっぱり雰囲気がいい

まず雪に閉じ込められたクローズド・サークルの山荘というのにそそられます。多くの作家がこのテーマでミステリを書いていますが、何度読んでもやっぱり雰囲気があっていいですね。
1993年のデビューから5年目、1998年発表の、シリーズもの以外では3作目の長編です。

シリーズものは軽妙な作品も多いのですが、それ以外のミステリ、特に初期の頃は暗めの深刻な話が多いと感じます。つい先日読んだ「凍える島」もそうでした。なのでどちらも読後感はあまりよくないです。
両作品とも好感の持てる登場人物が誰もいなかったので読み始めからなんだか気が重く・・。この作品だと最初からヒロインが好きになれず・・舞台監督の奥さんである女優が次に上演する劇の練習のため、監督と俳優たちが集まっている場所に向かうのですが、駅に迎えに来た俳優と思われる男性が敬語で話すのにヒロインはため口でまるで使用人に口をきいているようです。それは男性が他の劇団を主宰している監督で、同い年だったとわかってからも変わりません。監督の奥さんだからえらいと思ってる?みたいな感じがしてしまいました。

まあそういう細かいところはおいといて・・雰囲気作りがとてもうまいです。話の合間に劇の脚本が混じるのですが、現実と劇の境目がわからなくなり混沌としてくるあたり、恩田陸の「中庭の出来事」と似ていると思いました。連続殺人が起き、みんなが精神的に追い詰められ緊迫感が高まっていくあたりもとてもうまいです。
殺人の動機やラストは賛否両論でしょう。が、雪の山荘ものとしてなかなかの出来だと思います。
あとがきで作者ご本人が、自分も昔演劇に打ち込んでいたこと、どうしてそれをやめることにしたのかを率直に書いておられて、初めて聞いた話だったので驚くと同時に共感もし、なんだかしんみりしました。ファンの方は興味深いと思います。
演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)より
4408535362
No.1
(3pt)

雪の山荘ものはやっぱり雰囲気がいい

まず雪に閉じ込められたクローズド・サークルの山荘というのにそそられます。多くの作家がこのテーマでミステリを書いていますが、何度読んでもやっぱり雰囲気があっていいですね。
1993年のデビューから5年目、1998年発表の、シリーズもの以外では3作目の長編です。

シリーズものは軽妙な作品も多いのですが、それ以外のミステリ、特に初期の頃は暗めの深刻な話が多いと感じます。つい先日読んだ「凍える島」もそうでした。なのでどちらも読後感はあまりよくないです。
両作品とも好感の持てる登場人物が誰もいなかったので読み始めからなんだか気が重く・・。この作品だと最初からヒロインが好きになれず・・舞台監督の奥さんである女優が次に上演する劇の練習のため、監督と俳優たちが集まっている場所に向かうのですが、駅に迎えに来た俳優と思われる男性が敬語で話すのにヒロインはため口でまるで使用人に口をきいているようです。それは男性が他の劇団を主宰している監督で、同い年だったとわかってからも変わりません。監督の奥さんだからえらいと思ってる?みたいな感じがしてしまいました。

まあそういう細かいところはおいといて・・雰囲気作りがとてもうまいです。話の合間に劇の脚本が混じるのですが、現実と劇の境目がわからなくなり混沌としてくるあたり、恩田陸の「中庭の出来事」と似ていると思いました。連続殺人が起き、みんなが精神的に追い詰められ緊迫感が高まっていくあたりもとてもうまいです。
殺人の動機やラストは賛否両論でしょう。が、雪の山荘ものとしてなかなかの出来だと思います。
あとがきで作者ご本人が、自分も昔演劇に打ち込んでいたこと、どうしてそれをやめることにしたのかを率直に書いておられて、初めて聞いた話だったので驚くと同時に共感もし、なんだかしんみりしました。ファンの方は興味深いと思います。
演じられた白い夜 Amazon書評・レビュー: 演じられた白い夜より
4408533459
No.0
(4pt)

虚構と現実で殺人が交差する

鮎川賞作家の近藤氏の90年代後期に書かれたミステリー長編で、雪の山荘での劇団員の実際の連続殺人と劇中劇での殺人がリンクしていくという劇中作パターンだ。
クローズドサークルものとして展開するが、本格趣向というよりは、登場人物内での人間関係の方に主眼が置かれており、クローズドサークルものミステリーとしてはそこそこの印象であるが、それなりによくまとまっていると言えるだろう。
演じられた白い夜 (実業之日本社文庫) Amazon書評・レビュー: 演じられた白い夜 (実業之日本社文庫)より
4408551031
No.-1
(4pt)

虚構と現実で殺人が交差する

鮎川賞作家の近藤氏の90年代後期に書かれたミステリー長編で、雪の山荘での劇団員の実際の連続殺人と劇中劇での殺人がリンクしていくという劇中作パターンだ。
クローズドサークルものとして展開するが、本格趣向というよりは、登場人物内での人間関係の方に主眼が置かれており、クローズドサークルものミステリーとしてはそこそこの印象であるが、それなりによくまとまっていると言えるだろう。
演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション) Amazon書評・レビュー: 演じられた白い夜 (Jノベル・コレクション)より
4408535362

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