一刀斎夢録

登録されているタグ

※タグの編集はログイン後行えます

【この小説が載っている参考書籍】

オススメ平均点

0.00pt (10max) / 0件

0.00pt (10max) / 0件

Amazon平均点

4.29pt (5max) / 121件

みんなの オススメpt 自由に投票してください!!

0pt

サイト内ランク[]

A

ミステリ成分[] この作品はミステリ? 自由に投票してください!!

↑現実的

0.00pt

0.00pt

←非ミステリ

0.00pt

ミステリ→

0.00pt

↓幻想的

初版刊行(参考)
種別
長編
閲覧回数
355回
お気に入りにされた回数
0
読書済み登録回数
2
このページのURL

あらすじ

2011年01月07日 一刀斎夢録 上

戊辰の激動を生き残った新選組隊士たちが、敵味方で相まみえる運命の悲劇。歴史に消えた者たちの悲痛な叫びが胸を打つ感動大作(「BOOK」データベースより)

評判

一刀斎夢録の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点0.00pt

一刀斎夢録の総合評価:

8.58/10点 レビュー 121件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

指定の条件による感想はありませんでした。

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.121
(5pt)

これは死と再生の話

浅田次郎氏が、壬生義士伝からの三部作の締めとして描かれたお話。まるで史実のように思われますが、これはファンタジー。過去二部作で、吉村も近藤も土方もみんな斎藤先生を置いて勝手に死んじゃいましたが、どうして先生はちょっとやそっとじゃ死ねません。先生は現代に生きる梶原青年に新選組から西南戦争までを、時に勇ましく時にユーモラスに語ります。しかしこの語り口ははったりです。このジイさんかっこつけてます。さんざ偉そうなことを抜かしながら、本当は人一倍情に厚くて繊細なくせに、器用に立ち回ることができず、友が皆死んでいく中、己では死ぬことも叶わず鬼に成り果てずっと慟哭しています。そんな彼が、自分の命を捨てて人を生かそうとしたとき何が起こったのか。ラストは凄まじくも、優しくて救われた物語でした。こんなの映像なんて無理でしょう。まさに本の醍醐味ですね。
一刀斎夢録 上 Amazon書評・レビュー: 一刀斎夢録 上より
4163298401
No.120
(5pt)

畏るべし、斎藤一。畏るべし、浅田次郎。

今まで読んだ浅田さんの長篇歴史小説の中で、最高傑作か。

まず、反省から。
自分にとって、『壬生義士伝』は良作だが、続く『輪違屋糸里』は筆が達者すぎて
むしろ佳作以上ではなかった。その結果、やはり、この作家はもっと大きな舞台
(中国大陸とか、国境とか、海の上とか……)で、虚実をもっと超えて描いた方が、
その骨太のエンターテイナーとしての魅力が充分に発揮されると、漠然と思っていた。
だから、新選組に取材した第3作目、つまり本作に、あまり期待していなかった。

それでも本作を開いてしまったのは、今回も、新選組幹部でただ一人、近代日本の
転生に身を置いた実在の剣士・斎藤一が登場、という設定に惹かれてしまったから。
しかも、今回は『壬生義士伝』以上に、斎藤の境遇と、聞き手である陸軍士官との
対比など、残余の陰と、新興の光のコントラストが惹きつけた。

では、結果は?……ただただ、ひれ伏すのみ。
何に?……もちろん、「士道」の本質、「帯剣」の本質に。

そして、それらを見据えた上で、幕末維新と明治草創の逸話を見事に
とり込み、新選組隊士としての「行蔵」と、先輩後輩、同士同輩の意味を、
かくも凄絶に問いかけた浅田文学の風姿に、深くこうべを垂れざるを得ない。
『壬生義士伝』ほど肉親の情愛描写で涙腺を攻撃しない分、いっそう敬服。

『壬生義士伝』のときも、語り口のあまりの巧みさにはまって、読後は、
史上の有名人物をみな、浅田さんの造型に沿って見てしまいがちだった。
本作では、いっそう斎藤一がつぶさに対した(…ように浅田さんが描いた)
彼らの容姿・声音が圧倒的。したがって、今後しばらくは、本作における
(斎藤自身をはじめとする)人物のイメージを思い浮かべずに彼らを
読み解くのは、かなりむずかしくなってしまうかも知れない。

さらに本作では、過去の人物たちの迫力だけではなく、下巻でさらに深まる
(読者もそこに対峙させられる)近代国家の軋みに、畏怖させられる。
作品の背後からまぎれもなく聞こえてくる、軍靴の響きの現実感。

そして読了後も、あたかも無人の一室に無造作に置かれた「抜き身」に
相対するような緊張感が、しばらくたっても、消えない。
この読後感は、浅田さんの筆致にひたすら浸り、「とことん泣きたい」
という方にとってはどうか分かりませんが、自分は、充分満足。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13) Amazon書評・レビュー: 一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
4167646129
No.119
(5pt)

初めて知った幕末動乱期

上下2巻とも一気に読みました。
幕末動乱期には幾多の心に響く歴史が書かれていますが作家浅田次郎氏の筆誦にはただただ驚くばかりです。
学校の教材で教えない人間模様が切実に書かれており、今の世の中にも反映されるほどの貴重なアドバイスが
たくさん出ていることに今の政治家にも是非読んでもらいたい歴史物語です。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13) Amazon書評・レビュー: 一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
4167646129
No.118
(2pt)

人斬りが人の命と命の絆の尊厳を

既に「上巻」のレビューとして書いてしまったが、浅田 次郎が、大衆小説作家であることは充分理解しているものヽ、この程度の死生観で、世のinnocent な読者を煙にまくのは、ここまでにして欲しい。左利きを生かして「竜馬」までも殺しながら(竜馬斬りと西郷決起の筋書読みが今回の売りか)生き残り、逃げ残った人斬り哲学をこうまでグダグダ喋られるのを読むにはかなりの辛抱が要った。書く必然性がある作品はもっと良い意味の緊迫感がある。代わりに、黒鉄 ヒロシの「新撰組」(PHP版)396頁を是非一見されることをお勧めする。たった文庫本の1頁で斉藤 一のご面相から、裏表のある不気味なキャラまで書き込まれている。本来、無思想集団の一員に筋の通った史観を語らせようとすると、何と持って回った切れの悪い語り口になるものか(語り手の視点という利刃を与えても)、改めて痛感せざるを得ない。もっとも、浅田ファンは宝塚ファンと一緒で、男役のダンディズムに白目を剥いて興奮する傾向があるが、それも又結構なことではあろう。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13) Amazon書評・レビュー: 一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
4167646129
No.117
(5pt)

構想力に脱帽

思えば、ここで語られた死生観は一連の浅田新撰組に共通するものだと思いました。
「殺すは易く、生かすは難い」
数々の登場人物はこの観念に従い行動し、散っていくからこそ多くの人の感動を誘ったのかもしれません。
そして、この観念は次代を担う者に受け継がれてゆく。

読み終わって、どこかすがすがしい気持ちになりました。

壬生義士伝から親しんだ浅田新撰組ですが、もう一度読み返してみようと思いました。
一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13) Amazon書評・レビュー: 一刀斎夢録 下 (文春文庫 あ 39-13)より
4167646129

その他、Amazon書評・レビューが 121件あります。
Amazon書評・レビューを見る