怪盗クイーンの優雅な休暇
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対象年齢の頃出ていた巻の内、これだけ何故か図書館で借りたのですっかり内容を忘れていましたが、素晴らしかった、、、。 船内の生活が豪華客船のそれで、読んでいても旅行気分になれました。 続々と登場人物も出てくるので、一気に読めてしまいます。 「どの出来事もみなそれぞれに印象深く、、、」のセリフを読んだときに、読み返す前にあの映画を見て本当によかったと思いました。 休暇、、、休日ですものね。 購入される親御さんは、ぜひオードリー・ヘップバーンのあの休日の作品を見せてあげてください。 たぶん一回しか読めてなかったのですっかり忘れてましたが、はやみね先生こういうのも書くんですね。 グッときて泣きそうでした。 | ||||
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最後が何回読んでも素敵なお話です この本に出会えてよかったと大人になっても思います | ||||
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とにかくジョーカーがかっこいい! イルマ姫になんだかんだ言われながらも守ってあげる姿がかっこいい! 女性と子供とは戦わないという信念も好きです。 クイーンもいっぱい活躍します。 | ||||
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昔持っていた本をもう一度読みたいと思い買ってみました。 とっても良い状態で届いたので、満足です。 | ||||
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はやみねかおる氏の他の作品を読んでいても感じたことだが、「戦争」や「平和」、「国際問題」などといった社会的なテーマが物語の中に巧妙に織り交ぜられているのが見てとれる。(例えば、RDの開発目的であったり、紛争地域で開演していたサーカス団、発展途上国に関しての西園寺と同僚の女性の会話など) 本書は、彼の訴えるテーマが最も切実に、そして示唆的に表わされている一冊だと言える。 冒頭に出てくる平和な王国に住む人々、そこにやってくるドラゴン。 戦いののちに王国を守った人々の前に現れたのは、やさしそうな顔をした企業の人々だった― 唐突に出てくるこのような描写に、戸惑った読者も多いだろう。 実はこれは、近代の世界を覆った様々な矛盾や悲劇を象徴的に表しているのだ。 ドラゴン。これはアジアやアフリカに進出して現地を植民地化し、富を奪おうとした帝国主義諸国を表している。 そして世界大戦が終わり、苦しい独立戦争を戦い抜いて独立を勝ち取った発展途上国の前に現れたのは、日本を含めた先進諸国の大企業。 現地に各種機械がもたらされたことによって生産力は確かに向上したが、引きかえに自然は破壊され、住民のささやかな生活は奪われた。商品の代金だけを巻き上げられて。 これは物語の中の話というだけでは無く、現実の世界で起こっていることなのである。 筆者は、そうしたグローバル企業の写し絵である「ロイヤルサッチモ社」という悪徳大企業を登場させることによって、現代の世界を覆う格差、貧困、工業化、自然破壊の現実の批判を試みたのだ。 しかし、本書がそれほどの重いテーマを抱えていることが分からぬほど、筆致は軽妙であり、読む者を楽しませる展開が続く。 豪華客船の航海、RDとのやり取り、探偵卿の登場、初楼の跳梁、ジョーカーの活躍・・・読者は夢中になって主人公達の挙動に注目する。 そう、本書の真の魅力は、そうした批判を織り交ぜながらなお広範な読者層を取り込み、筆者の描く世界に取りこんでしまうその表現力にあるのだ。 怪盗クイーンは作中で、サッチモ社の宝石を取り戻し、それをグーコ王国のイルマ姫に返す。 それは、罪なき人々の素朴な暮らしを奪った国際企業に対する、ささやかな抵抗でもあるのだ。 | ||||
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