(短編集)

カネと共に去りぬ

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初版刊行(参考)
種別
短編集
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あらすじ

2020年07月29日 カネと共に去りぬ (新潮文庫)

『異邦人』『アルジャーノンに花束を』『変身』~ひと癖もふた癖もある医師たちが、名作を舞台に大騒動を巻き起こす。劇薬医療エンターテインメント!今日、患者が死んだ──。倫理に反する言動で白眼視される医師村荘を描く「医呆人」。ある朝、心が毒虫に変じた女医の葛藤「変心」。高級老人ホームに住む男女の恋愛ドラマ「カネと共に去りぬ」。そして高慢きわまる医師の手記「アルジャーノンにギロチンを」。久坂部羊が名作に鮮やかなメスを入れ、現代医療の噓と欺瞞を浮かび上がらせる。ブラックでシニカルな、七錠の劇薬エンターテインメント。解説・大矢博子(「BOOK」データベースより)

評判

カネと共に去りぬの評価:

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カネと共に去りぬの総合評価:

7.75/10点 レビュー 8件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.8
(5pt)

面白い!

面白いのイチゴにつきます。
カネと共に去りぬ Amazon書評・レビュー: カネと共に去りぬより
4103358726
No.7
(5pt)

面白い!

面白いのイチゴにつきます。
カネと共に去りぬ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: カネと共に去りぬ (新潮文庫)より
4101203431
No.6
(4pt)

古典のパスティーシュを装いながら、医療現場の暗黒面をブラックかつシニカルに描いた秀作

表題作の他、「医呆人」、「地下室のカルテ」、「予告された安楽死の記録」、「アルジャーノンにギロチンを」、「吾輩はイヌである」及び「変心」という古典の題名・テーマ・主人公の性格や姓名・全体構成などをもじった7つの短編から構成されるブラック医療エンターテインメント。真面目な医療ミステリを書く作家、という私の先入観を覆すもので少々驚いた。

読んで見ると、パスティーシュとして非常に凝っている(例えば、「医呆人」で、主人公が異邦人っぽい性格をしていたり、「太陽が...」という地の文があったり)。だが実際は、医師が医療現場で直面する問題を鋭く抉っているのだ。延命治療(手術)の是非、病院内序列、医者は本当の意味で患者に共感を持てるのか、"善意"の医療とは、自己保身、安楽死問題、医者という優越感、動物実験、新研究の安全性と先陣争い、疲弊した女医の"心"がもたらす歪んだ視点と希望(「変心」は他の短編と趣きが異なる)、高級高齢者施設での人間模様(表題作も全体の傾向から外れている)といった諸問題をシニカルに描き出している。また、医療を題材としたベストセラー小説(実名)に対する辛辣なコメントも目立つ。

パスティーシュとしての出来は「吾輩はイヌである」が一番だと思うが、作者の主張は「医呆人」に一番良く出ていると思う。古典のパスティーシュを装いながら、医療現場の暗黒面をブラックかつシニカルに描いた秀作だと思った。
カネと共に去りぬ Amazon書評・レビュー: カネと共に去りぬより
4103358726
No.5
(4pt)

古典のパスティーシュを装いながら、医療現場の暗黒面をブラックかつシニカルに描いた秀作

表題作の他、「医呆人」、「地下室のカルテ」、「予告された安楽死の記録」、「アルジャーノンにギロチンを」、「吾輩はイヌである」及び「変心」という古典の題名・テーマ・主人公の性格や姓名・全体構成などをもじった7つの短編から構成されるブラック医療エンターテインメント。真面目な医療ミステリを書く作家、という私の先入観を覆すもので少々驚いた。

読んで見ると、パスティーシュとして非常に凝っている(例えば、「医呆人」で、主人公が異邦人っぽい性格をしていたり、「太陽が...」という地の文があったり)。だが実際は、医師が医療現場で直面する問題を鋭く抉っているのだ。延命治療(手術)の是非、病院内序列、医者は本当の意味で患者に共感を持てるのか、"善意"の医療とは、自己保身、安楽死問題、医者という優越感、動物実験、新研究の安全性と先陣争い、疲弊した女医の"心"がもたらす歪んだ視点と希望(「変心」は他の短編と趣きが異なる)、高級高齢者施設での人間模様(表題作も全体の傾向から外れている)といった諸問題をシニカルに描き出している。また、医療を題材としたベストセラー小説(実名)に対する辛辣なコメントも目立つ。

パスティーシュとしての出来は「吾輩はイヌである」が一番だと思うが、作者の主張は「医呆人」に一番良く出ていると思う。古典のパスティーシュを装いながら、医療現場の暗黒面をブラックかつシニカルに描いた秀作だと思った。
カネと共に去りぬ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: カネと共に去りぬ (新潮文庫)より
4101203431
No.4
(5pt)

おかしかったです

どの作品も面白くてアッという間に読み終わりました。カネと共に去りぬも本編?の「風と共に去りぬ」の映画を思い出しながらビビアン・リーもクラーク・ゲーブルも年をとったらこうなってたのかなと想像するとおかしかったです。しかし、他人事ではないのであまり大笑いしてるわけにはいかないなと、身につまされもしました。
カネと共に去りぬ Amazon書評・レビュー: カネと共に去りぬより
4103358726

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