枕の千両



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    枕の千両
    (違う表紙に投票したい場合もこちらから)

    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.33pt ( 5max) / 6件

    楽天平均点

    3.00pt ( 5max) / 3件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []B
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2015年12月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,200回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    枕の千両

    2015年12月01日 枕の千両

    百足山のトラブルシューター、颯爽登場。“枕”が主人公のハードボイルド。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    枕の千両の総合評価:8.67/10点レビュー 6件。Bランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.6:
    (4pt)

    今の時代のハードボイルド

    主人公が、枕という異形の存在である。異形であるからあのような内容に出来たと思いますが、異形でない少し違った男のほうが、現実味があった。しかし、久しぶりに痛快気分が味わえました。
    枕の千両Amazon書評・レビュー:枕の千両より
    493913878X
    No.5:
    (3pt)

    面白いのですが…

    面白いです。
    ですが、千両は暴力的すぎるのではないか。犯人が大火傷している時点で可能な行為なのか。言葉では理解できても、状況的に不自然ではないか。
    など、大人が読むには、どこか割り切って読む必要があると感じます。漫画のように、というのが丁度いいのかもしれません。
    ガスボンベには、大爆発を起こしてほしかった……
    枕の千両Amazon書評・レビュー:枕の千両より
    493913878X
    No.4:
    (4pt)

    見た目は「枕」だが、中身は大藪春彦の描くハードボイルド気質と能力を兼ね備えた稀代のヒーロー・「枕」の千両!

    1970年代、『週刊少年チャンピオン』においてギャグ漫画に革命をもたらし、一大ブームを巻き起こした大ヒット作品『』〈1974~80〉!

     『がきデカ』を始め、『』『』など数々の傑作、奇作、怪作を世に送り出した異端の天才漫画家・山上たつひこ!

     今もなお、江口寿史『』(本書のカバーイラストを担当)、鴨川つばめ『』、高橋留美子『』、秋本治『』(当初は「山止たつひこ」名義だった)、……といった大御所たちを始めとする多くの漫画家たちに影響を与えた山上氏だが、その後突如、小説家に転身して作家活動を行ない漫画家から距離を置かれていたが、『』〈2004~09〉で漫画家活動を再開して、現在は漫画(主に漫画原作をされている)も小説も特に分け隔てなく活動をされている事を知りました。

     本書は、山上たつひこ氏の作家としての久々の小説最新作である。
     私自身、氏の小説を読んだことはありませんでしたが、近年出版された『』を読んで関心を抱いて本書を手にした次第である。

     何故か生まれながらに「枕」としてこの世に生を受けた男・千両!
     見た目は「枕」だが、中身は大藪春彦の小説に登場するようなハードボイルド気質で外見で判断する(侮る)とトンデモナイ目にあう危険な匂いを漂わせる(味方にすると頼りになる)男なのだ。

     その彼の生まれ育った町・百足(むかで)山で偶然レイプ被害に遭った女性を自殺から救った事からその元凶となるレイプ犯を捜索する物語だ。

     登場人物も本作のヒロインでレイプ被害に遭った女性・宮脇志保、同じ町内に住む千両と顔なじみであるいわくありげな女性・笠井美奈(山姥または黒髪)、市井に関してあらゆる情報通で千両に提供する草履店の主人・室井作次、千両の追うレイプ犯で猟奇的な変質者である高安直治、その兄でやり手の実業家として名が通る葬儀場の社長・高安国太郎、その高安と裏で何らかの関わりを持つ百足山市長・大村剛三、……など一癖もふた癖もある人物が錯綜する。

     「枕」である千両の特殊能力が面白く、彼自身が「枕」の役割を果たす時に寝ている相手の記憶を読み取る事ができるという能力があり、もうひとつは、物に対して思念を送るとその物を思うように動かすことができるということだ。
     特に前者はいかにも枕の特徴をとらえたアイデアで面白かった。

     他にも作中何かと自分を小馬鹿にしたり、舐めた態度を取ったりする輩を千両が徹底的に痛めつける場面は痛快で面白かった(映像的にはどのように描かれているのか想像するだけで可笑しいし、愛車であるダットサン・ブルーバードを運転する時もどうしてるんだろう?)。

     読後感として物語や登場人物から「山上節」全開、といった印象を受けた。
     主人公の千両は見た目が枕でいびつでも中身はハードボイルドである事に対し、他の登場人物たちは見た目は人間であっても中身は鬼畜そのものであるから始末が悪く、「枕」である千両の方がより人間らしく思える。
     特に強烈なのが最大の敵ともいえる高安兄弟で特にレイプ犯である弟は、イ・ビョンホン主演の映画『』に登場する連続殺人鬼(演:チェ・ミンシク)に匹敵する壮絶極まりないゲスな悪党だ。
     高安兄も弟とは違った意味でのどうしようもない悪党だが、そうした敵に「枕」である千両が対決する展開も先に挙げたような近年の韓国映画の猟奇的な犯罪モノを思わせて(苦手な分野〈ジャンル〉ではありますが)面白く読めました。

     本作を映像化する時は、韓国映画向きだろうが、間違いなくR‐18指定だろう。
    枕の千両Amazon書評・レビュー:枕の千両より
    493913878X
    No.3:
    (5pt)

    奇想だけどフィクションの粋

    小説というのは、フィクションなので、このくらいの設定ありだよねと思ってしまいます。
    人間離れした設定も後半で生きてきますし、良く練れた話でした。
    カバー絵に惹かれて買ったのですが、中身はイッキ読みのハードボイルドでした。
    最後の方で少し悪人を応援してしまい自分の品性を恥じてます。
    枕の千両Amazon書評・レビュー:枕の千両より
    493913878X
    No.2:
    (5pt)

    「女独裁者の正義」は正義

    なぜ身体の中はそば殻なのに、骨や筋肉があるがごとくのアクションが可能なのかという 疑問はずっとつきまとっていたが、卑劣極まりない犯罪者に密かに天誅を下し、 傷ついた人を癒やす「男の中の男」枕、千両氏の活躍を描いたハードボイルドなストーリーに 引き込まれ、一気に読んでしまった。
    枕の千両Amazon書評・レビュー:枕の千両より
    493913878X



    その他、Amazon書評・レビューが 6件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク