別れのキス



    ※タグの編集はログイン後行えます

    ※以下のグループに登録されています。


    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.50pt ( 5max) / 2件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1991年08月
    分類

    長編小説

    閲覧回数864回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    別れのキス (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

    1991年08月31日 別れのキス (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)

    私立探偵カーヴァーは親友の警部補デソトの依頼で、サンヘヴン老人ホームへ赴く。そこに入居中のこの世を去ったデソトの叔父が、サンヘヴンには不審な点があると生前洩らしていたからだ。初め半信半疑だったカーヴァーだが、なぜか彼の調査は凶悪な犯罪者の妨害を受ける。果たしてサンヘヴンに潜む秘密とは?アメリカ私立探偵作家クラブ最優秀長篇賞に輝く入魂のハードボイルド。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    別れのキスの総合評価:9.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (4pt)

    味わいのあるラスト

    フロリダの私立探偵フレッド・カーヴァーは、親友の警部補デソトの依頼でサンヘヴン老人ホームの内情を調べることになった。それと言うのも入居中に死亡したデソトの叔父が、サンヘヴンには何か不審な点があると生前漏らしていたからだ。カーヴァーはさっそくサンヘヴン老人ホームを訪れるが、厳格な婦長は彼を歓迎しなかった。だがカーヴァーはホームの受付係りである若い女性と知り合い、彼女を通じてホームの内情を聞き出そうとする。数日後、カーヴァーが事情を聞く為に話を聞いたある老人が突然に死亡した。さらにカーヴァーは、キューバ出身の悪名高い犯罪者の男から暴行を受けた。

     毎回海辺の傍の暑い日差しが降り注ぐフロリダの街で展開されるハードボイルド、フレッド・カーヴァー物のシリーズ三作目。夏に読むのに相応しいハードボイルド、それにかなりの正統派で読み応えがある。いつもながらかなり手強い悪党に命を狙われる杖を持った主人公探偵の姿にハラハラドキドキさせられ、対決の時に一瞬の隙を突いて逆転するという展開にはカタルシスを感じずにはいられない。
     原題の「Kiss」。その題名の意味がわかるラスト・シーンが、実にやるせなく秀抜だ。
    別れのキス (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:別れのキス (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
    4576911201
    No.1:
    (5pt)

    オーソドックスにおもしろいハードボイルド探偵物

    フレッド・カーヴァーはフロリダの私立探偵。警察官だったが、膝を撃たれて片脚が不自由になり、退職を余儀なくされた。友人の警察官から依頼を受ける。老人ホームに入っていた叔父が死に、死因に不審な点は見られないが、あのホームには何か怪しいところがある…と叔父が生前訴えていたのが、どうにも気になるというのだ。友人の気が済むのなら、と軽い気持ちで調査を始めたカーヴァーだが…。地味でオーソドックスなハードボイルド探偵物だが、とてもおもしろかった。オーソドックスにおもしろい話は、たくさんあるようで、意外とお目にかかれない。作者の腕がもろに出るので、かえって難しいのだろう。その点、この作者は本当に上手だと思う。特に、情景描写と人物描写が秀抜。たとえば、フロリダの酷暑は本当にうだるように感じられるし、いやらしい悪徳警官マグレガーはその悪臭がにおってくるようだ。また、エンディングの”別れのキス”のもの悲しさも、抑制された筆致だが、胸にジーンと来るものがある。なお、本書はカーヴァー・シリーズの第3作で、第1作「トロピカル・ヒート」と第2作「焼殺魔」が、同じ二見書房から出ているとの事。機会があれば、他の作品も読んでみたい。
    別れのキス (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)Amazon書評・レビュー:別れのキス (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)より
    4576911201



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク