焼殺魔 フロリダの悲劇
- の悲劇 (67)
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フロリダの私立探偵フレッド・カーヴァーには別れた妻と息子がいた。年に何回か子供たちと会うのが彼にとっては最高の楽しみだった。しかし、彼は悲劇のどん底に落とされた。愛する息子が異常者である犯人に焼き殺されたのだ。そいつは手製の火炎放射器を持った連続殺人鬼で、フロリダ中を震え上がらせていた。息子を突然に葬り去られたカーヴァーは復讐の鬼と化し、必ず犯人を捜し出して殺すことを心に誓った。 常に他人からの依頼で行動するのが私立探偵物のプロットだが、殺された息子の復讐の為に調査を行うこのカーヴァー・シリーズの今作は私立探偵物としては異色である。考えてみるとこのカーヴァーという主人公の探偵は、かなりツイていない。警察官だった頃に犯人に膝を撃たれて警察を退職し、奥さんとは離婚、そして今度は息子を失ってしまう。悲劇の連続の人生だ。頭のてっぺんが禿げているというのもヒーローらしくない。作者ジョン・ラッツはあまりにも主人公にハンディキャップを与え過ぎている。息子が死んだという事で、カーヴァーの心情は空虚で冷たくなり読むほどに可哀想になってくる。彼に恋人がいるのがせめてもの救いだ。 ラストのどんでん返しには圧倒される。 | ||||
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