稲妻に乗れ
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一週間後に死刑が執行される婚約者の無実を証明してほしい。あるウェイトレスの依頼を引き受けた私立探偵アロー・ナジャーは丹念な調査を開始する。ウェイトレスのキャンディの恋人カーティス・コルトはガソリン・スタンド専門の強盗であったが、ある日酒屋に押し入り老夫婦を射殺して逃亡したところを4人の目撃者からの証言で捕らえられていたのである。ナジャーは4人の目撃者に次々と会って話を聞いていくと、その内に大男からの襲撃を受けた。ナジャーの調査は空しく、コルトは電気椅子によって処刑された。悲しみに暮れるキャンディを慰めるナジャーだったが、いつしかこの事件の驚くべきからくりに気付くようになる。 シリーズ4作目。3作目と5作目は残念ながら現在まだ邦訳が出ていない。前作でナジャーが自殺から救い彼の恋人となった女性が、今回なんと浮気性の女に変貌している。ナジャーは嫉妬に狂う。彼の探偵像は日常的な普通人にかなり近い。恋人の浮気現場を目撃して逆上したナジャーが、逆に浮気相手の男に投げ飛ばされて逃げ出してしまう場面もある。確かにそれは弱虫探偵(デビュー作ではそれを売りにしていた)であるかもしれないが、それがごく普通に描かれているので却って人間味が溢れる魅力となってくる。全体を通す暗いトーンとナジャーの孤独さは、ハードボイルド独特の深い味わいを持つ。面白いのは、ナジャーが決して格好をつけようとしない点だ。ある意味で情けなさというものに味わいを出してしまっているという可笑しさがある。 | ||||
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