殺す鳥
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とても面白かったです。 主人公のサム(亡くなった女性の娘。)の気の強さも魅力的だし、その母も魅力的な人物だと感じました。サムの元義理の父(ややこしい・・・)と共に働く青年ミックも素敵です。 登場人物の関係がつかみづらいのは、離婚・再婚で人間関係が複雑なせいだと思いますので、先に登場人物の名前や関係を頭に入れてから読み始めるといいかもしれません。 まだ100ページ余りも残して解決してしまう(ように見える)ので、「あれ?」と思いますが、その後の100ページも読みごたえは十分です。 私のようにただ読むのが楽しくて推理小説を読んでいるような者には、先が気になるストーリー展開で、文庫本にしては高い金額もその価値があると思いました。 | ||||
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ある女流詩人が死体で発見され、自殺と断定されるが、その娘だけは納得せず、独自に調査を始め・・・という話。その調査の過程で主人公の身内の暗い過去が露わになったり、登場人物の一人である弁護士の抱える殺人事件の裁判が並行して語られていくサスペンス。 猫も杓子もサイコ・スリラーの中、今時珍しくあまり深く登場人物の内面に立ち入らず(といっても手をぬいてるわけではないですが)敢えて登場人物どうしの人間関係の葛藤に重きを置いていてここら辺が評価の分かれ目になるかもしれません。推理小説としても割と淡白で物足りないという人もいるかもしれません。傍筋にあたる刑事裁判も主筋と絡まず、こういうタイプの小説としてどうかなとも思いました。 ただ、家族の葛藤劇に推理小説的要素を盛り込んだストレート・ノヴェルとして読めばそれなりに面白かったです。例えばミケーレ・プリスコ「霧の螺旋」やマーガレット・ミラーの作品を上質なノヴェルとして読めるという方には推奨できるかも。変な言い方かもしれないですが、サスペンスの普通の秀作だと思いました。こういう物をまだ書いている人がいるところにもイギリス大衆文学界の層の厚さを感じます。 | ||||
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