音の手がかり
- 盲目 (15)
- 盲目の元音響技師ハーレック (3)
- 聴覚 (3)
- 音ミステリ (4)
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盲目の男が音という観点から誘拐事件の犯人に迫っていくというストーリー。 音について、実に詳しく書かれているのは興味深い。 ただ、ストーリー全般にご都合主義というか、安っぽくなっているのは残念。ここらあたり、駄作映画の脚本のような感じになってしまっている。 | ||||
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週刊文春1993年 海外8位 このミス1994年 海外9位 事故で視覚を失ってしまったハリウッドの元音響技師ハーレックに、助けを求める妹エリーの連絡が入る。娘のジェニィが誘拐されたという。ハーレックは、脅迫電話の音声を分析し、エリーの居場所を探る決意をするのだが、犯人逮捕を優先する警察と対立していくことになる。 ・・・ 音を手がかりにプロファイリングしていく方法や、誘拐犯との交渉は見所ありなんだが、ハーレックの、わが道をいく傲慢なキャラクターに辟易する。ジェニィに危険が迫る中での女性警察官とのラブシーンは不要だろう(映画的といえばそうなんだけど)。なにより翻訳がよろしくない。状況の描写はわかりずらく、会話は違和感というか不自然というか。 犯人を追いつめるにいたって多少盛り上がるんだが、どのあたりが評価されて年間ベストに選出されたのか疑問。 | ||||
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盲目の元録音技師が、題名通り音を手がかりに誘拐犯の居所を突き止めようと奮闘する。 設定は面白いのに、婦人警官とのロマンスを挟むベタさに萎える。 ヌルいオチには脱力。 更に訳が酷くて人称や語尾の不統一も当たり前。 | ||||
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主人公ハーレックは、事故で失明した、もとハリウッドの音響技師。その姪が誘拐される。ハーレックは、誘拐犯からかかってきた電話の背景の音を分析して、犯人の居所を特定しようとする。音の分析というアイディアも新鮮だが、それよりも主人公が冷静に、頭脳的に事件に対処する様子が、ゾクゾクするほどおもしろかった。たとえば、警察に通報した事を誘拐犯に気づかれないために、さまざまな工夫を凝らし、時には警察すらだます。身代金と人質を同時に交換する方法を、誘拐犯と丁々発止と交渉する。自分と姪を狙うライフルへの対処…などなど。ただ、頭脳戦はすばらしいが、主人公の人間的な魅力はいまいち感じられなかった。失明して落ち込んでいた彼が、この事件をきっかけに生きる意欲を取り戻していく…というような側面も、もう少し描かれれば良かったように思う。また、警察の描き方も興味深かった。生死が定かでない人質の救出よりも、確実な成果である犯人逮捕に精力を注ぐ。失敗の責任を取らされる事は恐れるが、人質が死んでも良心のとがめは感じない…もっとも、次から次へと犯罪を扱う警察官が、いちいち被害者に感情移入していたら、とても身がもたないだろう。そういう悪い意味でのプロらしさ、ベテランらしさに、その気持ちがわからないでもないだけに、リアリティがあっておもしろかった。 | ||||
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