出生率0
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★2、5 人類だけ子供が生まれなくなるという設定だが、それと関係ない話が大半を占めてるような感じ。何故か食料危機が原因?で戦争で徴兵制になり日本各地で暴動が起こる。川沿いを歩いて海に行く少年の話と、六本木の若者の話と、横浜の奴隷市場の話(女奴隷は夢を見ない★4の方がずっと面白い)が書かれてる。大石圭3作目の作品ということでまだ文章があまり上手くなくあまり面白くないがラストは良かった。自分が読んだのは単行本だが文庫本では馳星周の意見によりラストが違うらしい。 | ||||
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他の作品を色々読んだ後に読んだせいかはっきりいってとても読みにくい。 シンプルで美しい文章を書く作家も昔はこういう文章書いてたんだとわかって興味深かった。 登場人物も多くてごちゃごちゃしているし、会話や描写がダラダラ続いてる場面が多くて 後半かなり早送りしてしまった。 未来の設定でSFっぽい雰囲気 子どもを作ることのできなくなった人間。 今また書き直したらきっとすごく読みやすくなると思う。 でもあえてせずにおく方があの世界の倦怠感が伝わってくるのかもしれないけど。 スズメ、市場、帰ってベットに寝る、までのシーンがとても印象に残ってます。 | ||||
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子どもが生まれなくなった世界。 世の中は荒廃し、多くの人が退廃的で享楽的で刹那的な生き方を選んでいる。 蔓延しているドラッグ。 人権を無視した奴隷市。 汚染され放題の街。 底辺にまで落ち込んだモラル・・・。 (この雰囲気は村上龍の描く、人々と世界を彷彿とさせる、と思った。初期の三作くらいの) しかたがない。人類にはもう、「何か」を、残す未来も託す未来も消滅しているのだから。 死んで、いなくなるしかないのだから。 おもしろい。 現実に、世界の出生率がゼロになったとしても、このような世界が訪れるとは、必ずしも思えないが、ひとつのパラレルワールドとして、充分にありえると思う。 気だるく覇気のない登場人物たちは、現代社会にもある、無気力で無感動な人々と共通し、私たちも実際「未来のない日々」を生きているのではないか、と考えさせられる。 ラスト、ジュンの歩いていく姿に希望を見出させておいて、エピローグで急転するのがよい。 このエピローグでものすごく作品が締まったと思う。 進化の果てには何があるのか。怖い。うまい。フィクションであってほしい、と思う。 | ||||
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1999年6月30日、アフリカのとある村で生まれた女児を最後に、世界では一人も子供が生まれなくなる。そんな(作品が発表された1996年からすれば)近未来を描いた作品です。実際に人間が子孫を残せなくなった場合、人間の思考や行動パターンがどう変わり、社会がどのように変貌を遂げるのかを推測するのは非常に難しいと思います。この作品はそれに挑戦した訳ですが、リアリティを感じられる部分はありませんでした。人間が子孫を残せなくなった以降の世界と言う、設定のおもしろさだけは買います。 | ||||
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子どもが生まれなくなった未来を描いた小説です。少子化の進む社会に住む我々には決して単なる空想では済まされないという気がします。出生率が0となった世界では、人間は、希望を持てない、ただ滅ぶのを待つだけの存在です。公共心、モラルが薄れ、刹那的な享楽に身を任せ、人身売買、不倫、近親相姦、環境破壊などに対する嫌悪感、罪悪感が欠如していくのです。そのような絶望的な暗い世界のある1日が、淡々と描かれています。その筆致は見事です。現在、日本では社会道徳の低下が指摘されていますが、少子化傾向と関係があるのかもしれません。 今、この本は品切れだそうですが、再版を強く望みます。 | ||||
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