毒
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種別
長編
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あらすじ
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評判
毒の評価:
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毒の総合評価:
8.50/10点 レビュー 4件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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物語は、冒頭から「少年は父を殺そうと思った」で始まったり、病院を舞台にして、主人公らしい女性看護師や、わがままな暴君的老患者が出てきたりして、ミステリーファンの興味をそそる雰囲気が漂う。
すわ、医療ミステリーかと思って読んでいくとそうでもない。
ストーリーは、第1部の「伏流」で、文字通り複雑な人間関係の経緯が二組の入院家族を軸に語られる。
そして、第2部の「湧出」で殺人事件が起こる。病院内で、くだんの暴君的老患者がその直前に保管庫から紛失していた筋弛緩剤を注射されて殺害されるのだ。逮捕される若き脳神経外科医。いきなり退職する不審な看護師。そして一時帰宅を許可された入院患者の服毒自殺と、畳み掛けるように物語が動く。やがてジェットコースターのように二転三転する真相。さらにラストには驚くべき真実が待っていた。読者はここに至って、初めてうまく騙されていたことに気づき、著者が仕掛けたプロローグの部分と第1部「伏流」の巧妙な伏線を思い知るのである。
本書は、ベテラン・ミステリー作家、深谷忠記が、満を持して構築した意欲作である。