死がお待ちかね
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35年前の作品ですか。リアルタイムで読んだ、記憶があります。前回紹介した由来三郎はこの賞でデビューしましたね。本著は幾度となく繰り返し読んだ、古びぬおもしろさをもった作品です。。ミステリーという枠は一応ありながらも彩りといい香りといい豊潤で。清濁併せ呑む豊かさ。推理読み物としての出来はあまりよくないのかもしれません。『百年の孤独』が文庫化でいま話題になっていますが、私にとっては微塵もおもしろいとは思えず、本著のほうがよほどおもしろいと思いますね。選者も今は考えられないくらい奮っていて、田辺聖子、田中小実昌、開高健がいて、三氏とも絶賛しています。それはそうでしょうね。本著が最終候補に残ったという知らせを聞いたところで、著者は鬼籍に入られたとか。そうでなければどれだけのものを遺されていたか、惜しまれてなりませんが、本著だけであっても少なくとも私はマルケスより面白く好きであり、叶うものなら文庫化するなり復刊してくれぬものか、と切に願うものです。 | ||||
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高校生の時に初めて読んで、大好きになりました。30年以上経った今も大好きな一冊です。 | ||||
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私には起承転結の起で読むのを止めました。 | ||||
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週間文春 1989年 国内5位。 第7回サントリーミステリー大賞受賞作。 老女テレサの絞殺死体が発見された。 警察は、捜査を進めていうちに、テレサ殺害に先立って、独身女性ソニアが撲殺されていること発見する。テレサが、ソニアの殺害を目撃したために口を封じられたのだ。ソニアは妊娠のネタに、3人の男性に結婚を迫っていたらしい。犯人は、3人の男性のうちの誰かか、それとも他の近隣住民なのか。難航を極める捜査。そして、第三の被害者が ・・・ ベゴーニャ・ロペスさんが、本国キューバから日本の文学賞に応募した作品。舞台が中米であるし、スペイン語の翻訳であることから、海外ミステリそのものだ。英米の翻訳小説しか読んでいない私にとって、本作品は異国情緒をたっぷり感じさせてくれる。 エリート一家のマリブラン家次女 生物学者のアドリアーナと、殺人犯の語りによって物語は展開する。殺人事件そのものは単純であるので、興味の中心は、俗物的な登場人物たちの、ゆるゆるとしたシニカルな描写になるだろうか。 作者は心理学者のようだ。本作品は、つらつらと読み流していると、ラストのあたりで人間の心理に深く踏み込んだものであることに気づく。わかりづらい表現はあるのだが、独特の空気感をもった、味わい深い作品である。 なお、ベゴーニャ・ロペスさんは、大賞受賞の報を聞く前に逝去されたとのこと。 | ||||
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~誰が何をしているかが筒抜けの小さなコミュニティーで、次々と起こる殺人。冷酷に、しかも証拠を残さずに犯行を行う犯人を、マリブラン家の次女アドリアーナは見ていた。本書はそのアドリアーナが書いたという設定で書かれたミステリー。アドリアーナの文章に、犯人の独白が挟み込まれる形で進行します。~~キューバの明るい太陽と、そこに住う人々の気質と、そして犯人の暗い思いとが混じり合い、ほかには知らない独特のムードが作品全体をおおっています。国は違いますが、ガルシア=マルケスの『百年の孤独』にも似た重々しい雰囲気に飲まれ、あっというまの読了でした。~~残念ながら、著者のロペスはサントリーミステリー大賞の最終選考に残ったと知らせを受けた直後に亡くなってしまったので、これが遺作となってしまいました。もっとほかの作品を読みたかったなぁと、悔やまれます。~ | ||||
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