レビュー一覧

なおひろ さんのレビュー一覧

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レビュー数130

全130件 41〜60 3/7ページ

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No.90
(8pt)

静おばあちゃんにおまかせの感想

短編集ですが全編を通じた謎と秘密が有り、一冊の作品として面白かった。ヒロイン円がとにかく気に入ったんで、それが一番大きいかも、ですが。
中山七里:静おばあちゃんにおまかせ
中山七里静おばあちゃんにおまかせ についてのレビュー
No.89
(8pt)

螻蛄の感想

安定した面白さ。パターンと言えばそうなのだが、軽妙な会話とスピーディーな展開で一気に読める、楽しめる。関西弁やヤクザが嫌いで無ければ、是非おススメします。
黒川博行:螻蛄
黒川博行螻蛄 についてのレビュー
No.88
(8pt)

ガンルージュの感想


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月村了衛:ガンルージュ (文春文庫)
月村了衛ガンルージュ についてのレビュー
No.87
(8pt)

不祥事の感想

ドラマは観ていなかったので、花咲舞と初対面。なかなか強烈なキャラクターですねぇ。短めの話ですが、ストーリーは緩やかに繋がった連作短編集で、長編とも取れる構成でした。複雑なプロットや深みは有りませんが、勧善懲悪で読み易くて分かり易く、かなり面白く読めました。エンターテイメントのお手本と言う感じ、正に手練れ。
池井戸潤:新装版 不祥事 (講談社文庫)
池井戸潤不祥事 についてのレビュー
No.86
(8pt)

人それを情死と呼ぶの感想


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鮎川哲也:人それを情死と呼ぶ 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション (光文社文庫)
鮎川哲也人それを情死と呼ぶ についてのレビュー
No.85
(8pt)

炎の塔の感想

超高層タワーで火災が発生する。圧倒的な炎と闘う消防士を描いたパニック小説。登場人物が多く、イライラさせる奴、ハラハラさせる奴、ウルウルさせる奴とバランス良く配置されている。そして死亡フラグを立てた奴は順次退場して行く。予定調和の中で展開していた物語が、終盤余りにも絶望的な状況へと進む事となる。このラストの壮絶な展開はパニック小説の理想形かも知れない。そして序盤から伏線が張られていた事に気付かされ、著者の凄みを感じる事になりました。ベタで良いんだよね、このタイプの作品は。ハリウッド映画を観ている様だった。
五十嵐貴久:炎の塔 (祥伝社文庫)
五十嵐貴久炎の塔 についてのレビュー
No.84
(8pt)

神様ゲームの感想


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麻耶雄嵩:神様ゲーム (講談社文庫)
麻耶雄嵩神様ゲーム についてのレビュー
No.83
(8pt)

槐(エンジュ)の感想


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月村了衛:槐
月村了衛槐(エンジュ) についてのレビュー
No.82
(8pt)

壁 旅芝居殺人事件の感想

第38回日本推理作家協会賞受賞作。旅芝居(大衆演劇)の一座で起きた殺人事件を、小屋主の娘秋子が推理する事となります。しかし、物語の主軸は大衆演劇の世界を描く事に置かれている。白粉の、汗の、酒の匂いが鼻っ面に押し付けられた様な息苦しさで、役者達の絶望的とも思える閉塞感がただ哀しい。ページが少ない為か登場人物が多い割に書き込みが薄く、また終盤の謎解きも駆け足の感は否めない所。ただ、私にはこの位の濃さが丁度良く、これ以上の皆川節は付いて行くの大変なんで、十分満足出来ました。ずっと読みたかった、念願が叶ったよ。
皆川博子:壁・旅芝居殺人事件―日本推理作家協会賞受賞作全集〈46〉 (双葉文庫)
皆川博子壁 旅芝居殺人事件 についてのレビュー
No.81
(8pt)

愚者の毒の感想

著者初読み。物凄い負のオーラに包まれた作品、幸せな家庭は出て来ません。「白夜行」や「砂の器」の様に、そうとしか生きられなかった、哀しい宿命を持った人々のお話で、面白いとは表現出来ないが引き込む力は物凄く強かったです。ミステリーとしては倒叙系なのでしょうが、序盤の仕掛けからラストのオチまで結構分かり易くてあまり驚きは無かった。きっとそれは重要では無く、安らぎは死ぬまで訪れない人々の壮絶で悲惨な物語であり、わが身のささやかな幸運を噛みしめたくなる物語。そんな読み方が多分正しい、素晴らしい作品だったと思う。
宇佐美まこと:愚者の毒 (祥伝社文庫)
宇佐美まこと愚者の毒 についてのレビュー
No.80
(8pt)

江戸川乱歩傑作選の感想

著者初読み。では無いんですけどホントは。小学生の頃の怪人二十面相、ルパン、ホームズから読書が趣味になって行ったんだからね、ただ30年以上前の話で内容は記憶に無い。で、本作ですが、変態全開で凄い圧力。幻想小説の様な、純文学の様な、いずれにしても「文学」を感じる作品が多かった。他の方の感想では、「芋虫」、「人間椅子」等好きな方が多い様ですが、私は「D坂の殺人事件」、「心理試験」が圧倒的に好き。「推理小説」を感じる作品を求めていると言う事かも。乱歩思ったより読み易くて良かった、機会があれば他のも読んで見たい。
江戸川乱歩:江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)
江戸川乱歩江戸川乱歩傑作選 についてのレビュー
No.79
(8pt)

祈りの幕が下りる時の感想

第48回吉川英治文学賞受賞作。新参者(日本橋)シリーズ最終章として相応しい、哀しい家族の物語でした。少々プロットが複雑で途中分かり辛かった所が有りましたが、見事な着地を決めた流石の筆力には脱帽です。「白夜行」、「容疑者X」を思い出させる読後感で、エンタメ方向では無く悲劇方向に振れた東野作品は深い余韻が残り、面白かった、と簡単に一言では言いたくない。加賀シリーズの初期作品はもう記憶に無いので再読して見たいですが、勿論今後も新作を書き続けて欲しい。本作が加賀シリーズの最終章では無いと信じてます。
東野圭吾:祈りの幕が下りる時 (講談社文庫)
東野圭吾祈りの幕が下りる時 についてのレビュー
No.78
(8pt)

土漠の花の感想

のっけからノンストップで続く戦闘シーンに圧倒される。ほんの数十キロに過ぎない脱出行、何人生き延びる事が出来るのか一気読みの面白さでした。男達の友情、連帯、そして自己犠牲と別れ、胸が熱くなる場面に出会える冒険小説の佳作。ソマリアの貧しさ、悲惨さがもう一つ伝わって来なかった所、ヒロインがスーパーウーマン過ぎた所、主人公にとって都合良すぎる流れ等の不満点があり名作、傑作とまでは言いませんが、この位のエンタメだと楽しく読める。だって船戸与一とかだと、しばらく読後のダメージが抜けないでしょ?
月村了衛:土漠の花 (幻冬舎文庫)
月村了衛土漠の花 についてのレビュー
No.77
(8pt)

犯罪者 クリミナルの感想


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太田愛:犯罪者 上 (角川文庫)
太田愛犯罪者 クリミナル についてのレビュー
No.76
(8pt)

慟哭の感想

18年ぶりの再読なのかな?メインとなる仕掛けは未だに忘れられず、初読の驚きは得られなかったですが、再読上等の素晴らしい作品でした。連続誘拐殺人事件を捜査する刑事の視点と、新興宗教にのめり込んで行く男の視点が交互に描かれますが、双方共に、こうとしか生きられない、と言う背負った運命の哀しみに圧倒されました。普段は子供が被害者の作品は嫌悪感が先に立つのですが、本作は突き放した文体のせいか、作中の人物に取り込まれてしまったのか、乾いた気分で読めました。しかし本作がデビュー作であり、若干25歳で書かれたとは、凄い。
貫井徳郎:慟哭 (創元推理文庫)
貫井徳郎慟哭 についてのレビュー
No.75
(8pt)

砂漠の感想

今まで読んだ伊坂作品の中では、一番好きな話になった。内容は大学生5人の青春小説で、大きな事件や小さな事件のエピソードが、春夏秋冬の4章に分かれて綴られています。色々な伏線がその後効いてくる所も上手いですが、やはり5人+鳩麦さんのキャラクターが気に入ったからでしょうね。大学時代こんな仲間は出来なかった、後悔しても遅いけど残念だなぁ。甘くて苦い、滅多に読まない青春物ですが、読後感が良かったです。読んでる間BGMはラモーンズとクラッシュでしたが、最後にまさかの新型セドリック!、ルースターズ!、最後までパンク。
伊坂幸太郎:砂漠 (実業之日本社文庫)
伊坂幸太郎砂漠 についてのレビュー
No.74
(8pt)

野獣死すべしの感想

著者初読み。余りにも格好良い表紙とタイトルに一目ぼれ購入。裏表紙の紹介文、解説は読んで無かったので、ハードボイルドかバイオレンスだろう、と思ってましたが、名探偵物の完全な本格ミステリーでした。前半は交通事故で息子を亡くした父親が、犯人に復讐しようとする中で書かれた手記で始まります。この辺は緊迫感が有って好きな感じ。後半探偵登場からは、犯人特定までの理論的な推理の過程が楽しめました。時代の違いによる違和感は少々有るが、サスペンス、ロジック、伏線の妙、何れも素晴らしく面白かった。
ニコラス・ブレイク:野獣死すべし (ハヤカワ・ミステリ文庫 17-1)
ニコラス・ブレイク野獣死すべし についてのレビュー
No.73
(8pt)

マスカレード・ホテルの感想

とにかく面白かった。変な表現ですが、作者の凄みを感じました。東京の一流ホテルにおけるお仕事小説であり、連続殺人事件の推理と捜査を描くミステリーでもあります。ホテルで働く方々の覚悟とか想い、刑事たちのプライドや執念を感じるエピソードが詰まった分厚い本なのですが、異常な程読み易い。そのエピソードに散りばめられた伏線が回収されて行く気持ち良さ、男女二人の主人公の関係性が変化して行く心地よさ、何とリーダビリティに優れている事か。犯人の動機、犯行方法は、突っ込もうと思えば微妙なんだけど、物語としての面白さが上回る。
東野圭吾:マスカレード・ホテル (集英社文庫 ひ 15-10)
東野圭吾マスカレード・ホテル についてのレビュー
No.72
(8pt)

火車の感想

第6回山本周五郎賞受賞作。20数年振りの再読です。とても素晴らしい文章とリーダビリティで、明らかになって行く真相が気になり一気に読み終えました。それぞれの人物が持つ背景の重さと、カードによる破産、親の借金、と言う社会派テーマの為、やり切れない(救いが無い)気持ちにもなりました。ラストシーンの後はどうなったんだろうか、このエンディングを書ける所が作者の才能なんでしょうね。さて、作中の本間は当時42歳、まだお元気なら現在67歳です。自分も同じだけ歳を取った訳で、それを突き付けられたのが一番の衝撃だったかもね。
宮部みゆき:火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.71
(8pt)

初陣 隠蔽捜査3.5の感想

隠蔽捜査シリーズの短編集。長編シリーズでは脇役の伊丹刑事部長が主人公であります。シリーズ各作の裏側や側面に肉付けした様な感じであり、ファンにはたまらない面白さでした。竜崎の安楽椅子探偵振りが頼もしい所ですが、伊丹の人間味もとても好ましい。この二人の関係を友達と呼ぶかどうかは微妙ですが(笑)。
今野敏:初陣: 隠蔽捜査3.5 (新潮文庫)
今野敏初陣 隠蔽捜査3.5 についてのレビュー