レビュー一覧
梁山泊 さんのレビュー一覧
梁山泊さんのページへ 全166件 81〜100 5/9ページ
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
そこに暮らす子供たちの境遇は非常に厳しいものなのですが、作者は必要以上に掘り下げた描写をしていません。
なので重くない、非常に読みやすい作品となっています。
作者がもしこの作品を通じて児童養護施設の現状、問題点を提起しようとしていたのなら、それには成功していると思います。
わざわざ掘り下げた描写をし、読み手に重苦しさを強要しなくとも伝わるのです。
この点が非常に好印象でした。社会派といってもよい作品だと思います。
ミステリの方ですが、全七章で学園の七不思議が語られ謎解きがなされます。
正直各章で描かれる謎はミステリとしては弱いです。
何しろ相手は子供ですから。
「子供だなぁ」「子供だからなぁ」といった子供ならではの未熟さをトリックに用いられても困ります。
ただ、学園七不思議の最後の謎が描かれる最終章に用意されていた大掛かりな仕掛けには感心させられました。
多少強引なところもあるのですが・・・
最後の謎が明らかにされた時「わかりやすい」伏線が各所に散りばめられていたことに気付きます。
この「わかりやすい」ってのがミソですね。
続編の方が本命であり、そのために読んだ作品でもあったわけですが、正直読んで良かったです。
楽しめました。