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ブレイク さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.40pt

レビュー数5

全5件 1~5 1/1ページ

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No.5: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

塩を投げつけてやりたい


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虚像のアラベスク
深水黎一郎虚像のアラベスク についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

狐罠の感想

破天荒な旗師、宇佐美陶子の活躍を描く、冬狐堂シリーズ第一作。
とかく骨董美術に纏わるディテールの精緻さは群を抜いている。そして物語を彩る登場人物がとにかく魅力的に過ぎる。誰も彼も、そして彼女も、見渡す限りの狐一色。孤高の女狐、老獪な古狐、過去を語らない妖狐、尻尾を掴ませない謎の雄狐。
混迷を極める化かし合いの果て、最後に化けの皮を剥がされるのはどの狐か。
一気呵成に読み終えてなお、北森鴻に仕掛けられた幻術から覚めることはない。
旗師・冬狐堂一 狐罠 (徳間文庫)
北森鴻狐罠 についてのレビュー
No.3: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
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オーパーツ 死を招く至宝の感想

オカルティズムを題材とした物語と、奇想天外な物理トリックとの親和性については、先人の輝かしい功績によって既に実証されている。島田荘司、小島正樹、北山猛邦、三津田信三、柄刀一……挙げれば両の手では足りないが、ここにきてまた一人、トリックメーカーとしての業を背負うべきミステリー作家が加わった。
死を招く至宝を、これから著者がどのように魅せてくれるのか。未曾有の世界観に期待したい。
オーパーツ 死を招く至宝 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
蒼井碧オーパーツ 死を招く至宝 についてのレビュー
No.2:
(8pt)

ペガサスと一角獣薬局の感想

ペガサスも一角獣も、柄刀一の手にかかれば、幻獣であろうと現実の謎として、欠片の違和感もなく虚構へと回帰される。温かくも、時に冷たい痛みを見せつける物語を、探偵役の南美希風が優しく包み込む。
南風に吹かれる度に、ミステリーの美しさを思い出してしまう。
ペガサスと一角獣薬局 (光文社文庫)
柄刀一ペガサスと一角獣薬局 についてのレビュー
No.1:
(10pt)

『クロック城』殺人事件の感想

幻想的な世界観で炸裂する物理トリックは、北山猛邦だけに許される特権。
稀代のトリックメーカーでありながらも、今や一流のストーリーテラーとなった原石の輝きがここにある。
「クロック城」殺人事件 (講談社文庫 き 53-1)
北山猛邦『クロック城』殺人事件 についてのレビュー