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ショボタン さんのレビュー一覧

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レビュー数2

全2件 1~2 1/1ページ

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No.2:
(2pt)

これは推理小説ではない

いつもながら、浅見光彦がラッキーと思いつきで犯人を暴いていく物語。論理的な証拠もなしにえいっと犯人を当ててしまう。読める部分は天河神社の持つ雰囲気の描写だけだが、それも何やら妙なふうに歪められている。物語が終わっても一向に腑に落ちない部分が多すぎる。単なる旅行物語として読むしかない。
天河伝説殺人事件(上) (角川文庫)
内田康夫天河伝説殺人事件 についてのレビュー
No.1:
(2pt)

浅見光彦がいなければ・・・

どうもこの作者の描く人物像に時代錯誤的な難があるような気がしてならない。率直に言うと女性がまったく書けていない。作者自身の理想を多分に投影しているんだろうけど、いつの時代の女性像なんだろうか。いまどきこんな言葉づかいをする20代女性はいない。
結末もかなりご都合主義というか、浅見光彦が何の根拠もなく思いつきで行動し、それで犯人を突き止めてしまうのだからなんというラッキーボーイなんだろうといつも思う。
浅見光彦という名前だけで押し上げた、浅見光彦がいなければとても読めたものではない作品。
悪魔の種子 (幻冬舎推理叢書)
内田康夫悪魔の種子 についてのレビュー