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iisan さんのレビュー一覧
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
不況の影響で(笑)刑事弁護案件が激減したことから民事、住宅差押え案件を取り扱うようになったミッキー・ハラーは、差押えの依頼人のひとりであるリサ・トランメルから殺人事件の弁護を頼まれた。リサは、彼女の家を差し押さえようとしていた銀行の担当重役を撲殺した疑いで逮捕されたのだが、徹底的に無実を主張し、無罪判決を求めていた。次々と彼女には不利な証拠が見つかるのだが、どれも状況証拠ばかりで、決定的なものではなかった。優秀なスタッフの助力を得ながら、リンカーン弁護士は驚くべき戦術で困難に挑戦する。
いつものことながら、アメリカの裁判のドラマチックな展開に驚かされる。弁護士も検察官も、裁判官さえも個性的で、徹底的に論理で争うところから生じるドラマが面白い。同じ証拠が、弁護側と検察側の主張によって正反対の意味を持つようになり、有罪か無罪かの印象が刻々と変化して行くところは、まさにリーガル・サスペンスの真骨頂といえる。
シリーズ物としては、事務所を構えたり、無罪判決を勝ち取る以外に社会的正義を考えたりといった、ハラーが見せはじめた従来とは異なる側面が次回作以降、どう展開していくのか楽しみである。
絶対に退屈させないリーガル・サスペンスとして、多くの方にオススメだ。