意外な遺言に直面した息子が、亡き父の心を推理していく天祢涼「父の葬式」は、巧みな設定とエモーショナルな展開に膝を打つ。

一人暮らしのおじいちゃんから「家の中に座敷童がいる」と相談された兎野さん。

古い蔵書に挟まっていた謎の手紙。かつてのルームメイトの“ほんとうの想い”を、孫娘と共に解読する、西澤保彦「恋文」。

結婚を男が切り出せないでいる理由。それは「祖母が殺人犯だったから」。

時代の移り変りに関係なく多くの人に読み継がれていく名作ミステリー短編を読者に贈り続ける名匠14人の豪華アンソロジー、超廉価版！ <収録作家>陳舜臣・小林久三・佐野洋・山村美紗・小泉喜美子・鮎川哲也・麗羅・草野唯雄・森村誠一・菊村到・海渡英祐

新幹線の車内清掃のパートを始めた、シングルマザーの主人公。