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僕と『彼女』の首なし死体
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僕と『彼女』の首なし死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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第29回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した本書は、 ライトノベルを中心に活躍してきた著者による初のミステリー小説。 ハチ公前に女性の生首を置いた青年を主人公とし 彼の目的や、会社内での複雑な人間関係 そして、現代社会そのものを描いた意欲的な作品です。 普段はさめているものの、 いざという時にはずば抜けた行動力を見せ 頭脳明晰、運動神経も抜群な主人公。 容姿端麗、仕事もできるが主人公には厳しい秘書室長。 周囲との摩擦を恐れない主人公をやんわりとたしなめる気のいい同僚 ―など、人物はいかにもな設定。 語り口もライトノベル的な軽さが漂いますが そこに、現代―特に都市に生きる人々―を冷静に見つめるまなざしと 古典的サスペンスの雰囲気が不思議に融合し 類書にはない、不思議な読み応えを醸成します。 また、生首をハチ公像の前におく ―というショッキングな場面から始まるものの、 その後は意外と穏当なストーリーなので 余分な重さや後味の悪さは残りません。 あらゆる観点から、「新世代のミステリー」という言葉がぴったりな本書。 ミステリーが好きな方はもちろん、 普段は、ライトノベルやケータイ小説を中心的に読んでいる方など 幅広い方に読んでいただきたい著作です☆ | ||||
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第29回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した本書は、 ライトノベルを中心に活躍してきた著者による初のミステリー小説。 ハチ公前に女性の生首を置いた青年を主人公とし 彼の目的や、会社内での複雑な人間関係 そして、現代社会そのものを描いた意欲的な作品です。 普段はさめているものの、 いざという時にはずば抜けた行動力を見せ 頭脳明晰、運動神経も抜群な主人公。 容姿端麗、仕事もできるが主人公には厳しい秘書室長。 周囲との摩擦を恐れない主人公をやんわりとたしなめる気のいい同僚 ―など、人物はいかにもな設定。 語り口もライトノベル的な軽さが漂いますが そこに、現代―特に都市に生きる人々―を冷静に見つめるまなざしと 古典的サスペンスの雰囲気が不思議に融合し 類書にはない、不思議な読み応えを醸成します。 また、生首をハチ公像の前におく ―というショッキングな場面から始まるものの、 その後は意外と穏当なストーリーなので 余分な重さや後味の悪さは残りません。 あらゆる観点から、「新世代のミステリー」という言葉がぴったりな本書。 ミステリーが好きな方はもちろん、 普段は、ライトノベルやケータイ小説を中心的に読んでいる方など 幅広い方に読んでいただきたい著作です☆ | ||||
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タイトルと「横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞」のコピーに惹かれ購入するも、センセーショナルなのは冒頭部分のみで、あとはだらだらと緊張感もなく物語が進み、本当になにもないまま終了。「この話には最後にきっと驚きの結末があるのだろう…」という期待感だけで途中の「イライラさせられる」ストーリーも我慢して読み続けたが、結局なにもなし。なんだったんだろう、この本は。巻末に載せられている横溝正史ミステリ大賞の選評で坂東眞砂子氏が「最終候補作品中、もっとも不快感を覚えた小説」と評していたが、それも頷ける。表紙、タイトル、あらすじに惹かれて購入すると、「ミステリ好き」は後悔するかも。 | ||||
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タイトルと「横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞」のコピーに惹かれ購入するも、センセーショナルなのは冒頭部分のみで、あとはだらだらと緊張感もなく物語が進み、本当になにもないまま終了。「この話には最後にきっと驚きの結末があるのだろう…」という期待感だけで途中の「イライラさせられる」ストーリーも我慢して読み続けたが、結局なにもなし。なんだったんだろう、この本は。巻末に載せられている横溝正史ミステリ大賞の選評で坂東眞砂子氏が「最終候補作品中、もっとも不快感を覚えた小説」と評していたが、それも頷ける。表紙、タイトル、あらすじに惹かれて購入すると、「ミステリ好き」は後悔するかも。 | ||||
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主人公は鼻持ちならない奴である。でも、なんだか憎めない。 ミステリとしてはツッコミ所満載である。しかし、ツッコミながらもつい読んでしまう吸引力がこの小説にはあるのだ。 そしてラスト近く……この嫌味なくらい自意識の尖った主人公の「本当に大切なこと」が判明したとき、私は声を上げて泣いてしまった。 とてもあたらしい倫理と、愛と、誇りについてのミステリ……だと思う。 | ||||
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表紙が夢花李さんのイラストというだけで購入しました。賞のこととかストーリーとか全く知らずに読み始めたので、まず冒頭での主人公が女性の生首をハチ公像前に置きに行くシーンで「一体これはどういうジャンルの話なんだ?!」と戸惑いました。しかも主人公、その後普通に生活しているし。 話は主人公の一人称で進みます。(あの主人公の名前は狙っているのでしょうか?)作者がライトノベルの作品を書いている所為か、書き方はライトノベル。 推理小説のような事件の解決ものといえなくはないですが、読者側には「謎を解く」という感覚は無く「この話がどう終わるのか」気になって読む感じです。 『彼女』の首を切り落とし人目につきやすい場所に放置するというその行動にこめられた意味、そしてなぜ彼女という単語を『』でかこっているのか。 時々ドキッとさせられる場面もあり、また主人公の行動に驚かされることも多々。いい意味でも悪い意味でも主人公が作品を食ってしまった、そんな印象をうけました。とにかく、この主人公を受け入れられるか否か。それでこの物語の評価は大きく変わってしまうと思います。 こういう主人公が駄目という人もいると思います。ですが、どうか最後まで読んでほしいです。 「僕」という一人称での進行+ミステリ+首切り、という組み合わせの所為か、西尾維新のデビュー作が脳裏によぎりました。 | ||||
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主人公は鼻持ちならない奴である。でも、なんだか憎めない。 ミステリとしてはツッコミ所満載である。しかし、ツッコミながらもつい読んでしまう吸引力がこの小説にはあるのだ。 そしてラスト近く……この嫌味なくらい自意識の尖った主人公の「本当に大切なこと」が判明したとき、私は声を上げて泣いてしまった。 とてもあたらしい倫理と、愛と、誇りについてのミステリ……だと思う。 | ||||
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表紙が夢花李さんのイラストというだけで購入しました。賞のこととかストーリーとか全く知らずに読み始めたので、まず冒頭での主人公が女性の生首をハチ公像前に置きに行くシーンで「一体これはどういうジャンルの話なんだ?!」と戸惑いました。しかも主人公、その後普通に生活しているし。 話は主人公の一人称で進みます。(あの主人公の名前は狙っているのでしょうか?)作者がライトノベルの作品を書いている所為か、書き方はライトノベル。 推理小説のような事件の解決ものといえなくはないですが、読者側には「謎を解く」という感覚は無く「この話がどう終わるのか」気になって読む感じです。 『彼女』の首を切り落とし人目につきやすい場所に放置するというその行動にこめられた意味、そしてなぜ彼女という単語を『』でかこっているのか。 時々ドキッとさせられる場面もあり、また主人公の行動に驚かされることも多々。いい意味でも悪い意味でも主人公が作品を食ってしまった、そんな印象をうけました。とにかく、この主人公を受け入れられるか否か。それでこの物語の評価は大きく変わってしまうと思います。 こういう主人公が駄目という人もいると思います。ですが、どうか最後まで読んでほしいです。 「僕」という一人称での進行+ミステリ+首切り、という組み合わせの所為か、西尾維新のデビュー作が脳裏によぎりました。 | ||||
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