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僕と『彼女』の首なし死体
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僕と『彼女』の首なし死体の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 1~20 1/2ページ
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私はすごく好きです。 中盤の「イライラする」と評される部分も主人公の淡々とした性格の現れだと思って読んでましたし、犯人がわかりやすすぎるというのも、推理小説ってそんなものじゃないですか? むしろガチガチの推理小説より読みやすく、軽いミステリーものを読みたい人にはいいのではないでしょうか。 | ||||
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横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作品。 お恥ずかしながら、私、横溝正史読んだことない。 つまりは、横溝正史ミステリ大賞はどんな作品が賞されるに相応しいかも知らない。 が、率直に言う。 レベル、低くね? これについて、解説(宇田川拓也)にて横溝ミステリ大賞選考委員の坂東眞砂子の 批評が引いてあったのでそのまま引用する。 > 最終候補作品中、最も不快感を覚えた小説だった。(略) > 真っ先にいえるのは、主人公「ぼく」の性格や心理があまりにも嫌味で、好きになれないということ。その理由は、「ぼく」の存在が、常に事象の上にあり、他社を見下しているようなところにある。(略)何の説得力もないままに、「ぼく」はすべてのものを超越し、何事にも冷静で、淡々としていられる人物として描かれている。作者の自意識過剰が、主人公像に投影された結果ではないかと思う。 さすがである。わかりすぎるぞ坂東眞砂子!なんて的を射た評なんだ! 解説では、 顔が良く、一流商社で働いていて、そこそこ女にモテ、 大胆な発想力と行動力、そして冷静さを併せ持つ、完全超人な主人公が嫌味で 共感を得られないといった説明があったが、それは違う。 虚構の世界なのだから、そういうキャラとして考えれば別にリアリティが無くてもかまわない。 ただし、作者の頑張ってる感(知ってる知識を丸ごと詰め込もうとしてたり)が ぶっちゃけうすら寒い。すべってるよ、それ。って感じ。 中二病的自意識過剰が、随所で見られるが それが作者の狙ってやった演出なのか、作者自身が中二病なのか。 どっちにしても読んでるこっちが恥ずかしくなる、稚拙さがある。 また、ライトノベルだからと言っても、このキャラ達の血の通ってなさったらない。 完璧人間だから共感出来ないのではない。むしろ逆。 AがあるからBがあるといった文章じゃなくて Bという事象のためにAを用意するみたいな 作者の思いつく都合のままにキャラが動くので、 ロボットのように無機質で人間的魅力が全くないから、共感できない。 もっと現実世界で人間観察した方がいいと思う。 人の行動には感情という裏付けがある。 それを作者は理解してない。 あと、個人的に気になった点 街中に設置された警察が証拠として採用するカメラを 作中で「監視カメラ」と言っているが正しくは「防犯カメラ」のはず。 自衛隊を軍隊と言うと色んなとこからめっちゃ叩かれるように これ言い間違えると警察関係の人だと怒られちゃうので注意した方がいい。 編集者も校閲も仕事しよう。 | ||||
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最初は面白かったのですが 後半は期待はずれでがっかりでした。 たぶん好みの問題でしょうか? | ||||
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冒頭のフックと主人公のキャラクターはいいものの これを男性視点での都合のいい展開と女性キャラクターが支えることで凡百のライトノベル風に仕上がっている。 もったいない!と思ったら、作者がそもそもラノベ作家なのね。 一般ミステリーと思ってしまうとハードルが上がりがっかりするかも。 ラノトノベルを買ったつもりで読んだら、また違ったろう。 | ||||
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ミステリの内容については他の方もおっしゃってるとおり 途中で犯人がわかってしまう退屈な展開。 キーである「彼女」の設定もここまでひっぱってきた割に面白みにかけた。 それより、中盤でおこる地震の描写。 2年前の大震災を実際に東京で体験した身としては 不快な人間描写が多く、現実味にかけてしまった。 震災時に助け合いが行われた場所が、小説の中では暴動が起きる展開になったり 読んでいて辛い部分があった。(震災前に描かれた本なのでしょうがないが… 作者による主人公への自己陶酔の文章も鼻にかかり坂東眞砂子氏の酷評もうなずける。 舞台がアメリカだったらよかったのかもしれない | ||||
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途中で結末が何となく分かり、展開も盛り上がりに欠けた 作品。異色ミステリと宣伝してますが、気の抜けたビール を飲んでいるようで、折角の主人公の個性も活かされて いない気がしました。 | ||||
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9割がた、非常に楽しく読みました。文体も読みやすい。平明だが、稚拙ではなく、洒脱で軽妙。 ただ、犯人は中盤にわかりやすい伏線があり、わかりやすすぎて、ミスリードだろう、と思っていたら、そのまんまで唖然。 最終的に主人公にとって、うまくまとまってしまったのが不満。エピローグがなければ、星5、だったかも。説明文なしで、パツンと物語を閉じて、不安定な余韻を残してほしかった。 タイトルも乙一デビュー作に似てますが、乾いた感じも乙一に似ています。乙一好きにはいけると思います。 文体が読みよいし、雰囲気があるから、今後も頑張ってください。やぶれかぶれな作品をぜひ書いてほしいです。 | ||||
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北村薫が帯で誉めてたので買いました。 出だしはわくわくしましたが 読んでるうちに「謎は一つだけかい」と解り 中盤はかなりダレました。 ミステリと思って買ったからさ… 作者と同じ名前の主人公がクールなスーパーヒーローだというのも妙に読者には薄ら寒く。 ラストの長い演説にも冷めました… やっぱりそう落とすかあといった感じ。 ただ文章とか会話にはなかなかいいなあと思うところがあり、 「横溝正史ミステリ大賞」とか「横溝チルドレン」とかの煽り無しで 「異色のユーモアラブストーリー(笑)」とかで売られてたら評価も違ったかも。 「ミステリを期待して買ったけど、ミステリじゃなかったけど、面白いじゃん!」とは思えませんでした…。 | ||||
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結構単調ですよね。推理小説としてはかなり弱いです。 ラノベ的な主人公が特に活きる事もなく、 すとんと終わってしまう感じ。物足りなかった。 | ||||
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結構単調ですよね。推理小説としてはかなり弱いです。 ラノベ的な主人公が特に活きる事もなく、 すとんと終わってしまう感じ。物足りなかった。 | ||||
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お犬様の前で・・・ あらすじ 冬の朝。場所は渋谷ハチ公前。 僕は生首を置きにゆく。『彼女』の願いのために。 感想 生首を渋谷ハチ公前に置きに行くシーンから話はスタートします。 そこには何のてらいや躊躇もありません。 非常にショッキングな出だしでド肝をぬかれます。 読者の興味を惹くという意味では適切な滑り出し。 何故そんなことをしたのか? この謎が今作のメインディッシュ。 この真相を覆い隠すために作者は キャラの造形を工夫したり、地震発生のシーンを挿入したりと 色々な手管で読者の目を散らそうとします。 ただ、そうした面が少し邪魔っ気に感じたのもまた事実。 良い素材があるのだからページ数(350ページ)を削って シンプルに料理しても良かったのではと思いました。 類似する作品としては、 詠坂雄二著「遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?」 があります。 似たような素材をどうやって調理したのか、 コックの腕前を試食し合ってみてはいかがでしょうか? 読んでからの一言 ハチ公好きは読んじゃダメ!! | ||||
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お犬様の前で・・・ あらすじ 冬の朝。場所は渋谷ハチ公前。 僕は生首を置きにゆく。『彼女』の願いのために。 感想 生首を渋谷ハチ公前に置きに行くシーンから話はスタートします。 そこには何のてらいや躊躇もありません。 非常にショッキングな出だしでド肝をぬかれます。 読者の興味を惹くという意味では適切な滑り出し。 何故そんなことをしたのか? この謎が今作のメインディッシュ。 この真相を覆い隠すために作者は キャラの造形を工夫したり、地震発生のシーンを挿入したりと 色々な手管で読者の目を散らそうとします。 ただ、そうした面が少し邪魔っ気に感じたのもまた事実。 良い素材があるのだからページ数(350ページ)を削って シンプルに料理しても良かったのではと思いました。 類似する作品としては、 詠坂雄二著「遠海事件 佐藤誠はなぜ首を切断したのか?」 があります。 似たような素材をどうやって調理したのか、 コックの腕前を試食し合ってみてはいかがでしょうか? 読んでからの一言 ハチ公好きは読んじゃダメ!! | ||||
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自己満足の世界で完結しており、読み手を引き込んでいく魅力はない。 登場人物の心象描写が弱く、共感を覚える読者はいるのだろうかと途中で不安を持つ。 話の展開が強引でつなぎが甘く、伏線が伏線になっていない。 真に読者の忍耐力が問われる作品、または飛ばし読みでも十分理解できる作品。 読後の余韻は残念ながらありません。次回を期待します。 | ||||
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自己満足の世界で完結しており、読み手を引き込んでいく魅力はない。 登場人物の心象描写が弱く、共感を覚える読者はいるのだろうかと途中で不安を持つ。 話の展開が強引でつなぎが甘く、伏線が伏線になっていない。 真に読者の忍耐力が問われる作品、または飛ばし読みでも十分理解できる作品。 読後の余韻は残念ながらありません。次回を期待します。 | ||||
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表紙に惹かれて、センセーショナルなタイトルではありましたが買いました。 普段はミステリーはほとんと読みませんが面白く読めました。 サラリーマンがコンビニ袋で何を持っていようが気にも留めない渋谷の雑踏。 彼女の生首をラッシュアワー直前のハチ公像に置く彼。 そのコンビニの袋を丸めて渋谷駅へと向かう。 この後は無味乾燥とした日常が描かれていく。 小説だありながらも、実は自分のすぐ隣を歩く人の話のようにも感じる。 おどろどろしさがないところが、現代の怖さなのかもしれない。 | ||||
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表紙に惹かれて、センセーショナルなタイトルではありましたが買いました。 普段はミステリーはほとんと読みませんが面白く読めました。 サラリーマンがコンビニ袋で何を持っていようが気にも留めない渋谷の雑踏。 彼女の生首をラッシュアワー直前のハチ公像に置く彼。 そのコンビニの袋を丸めて渋谷駅へと向かう。 この後は無味乾燥とした日常が描かれていく。 小説だありながらも、実は自分のすぐ隣を歩く人の話のようにも感じる。 おどろどろしさがないところが、現代の怖さなのかもしれない。 | ||||
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横溝正史ミステリー大賞優秀賞受賞のこの本、他人に翻弄されない主人公のキャラクターが妙に嵌ってしまう面白さがある。 内容としては、出出しの生首放置から惹きつけていたのが中盤の地震で中だるみな展開になったものの、ラストの締めがこの作品の一番の魅力である主人公の語りで終わることがいい味になっている。 最初は鼻についているにも関わらず、読み進めるうちに、友人の一人のような気持ちにさせる不思議な魅力が主人公にある。 | ||||
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横溝正史ミステリー大賞優秀賞受賞のこの本、他人に翻弄されない主人公のキャラクターが妙に嵌ってしまう面白さがある。 内容としては、出出しの生首放置から惹きつけていたのが中盤の地震で中だるみな展開になったものの、ラストの締めがこの作品の一番の魅力である主人公の語りで終わることがいい味になっている。 最初は鼻についているにも関わらず、読み進めるうちに、友人の一人のような気持ちにさせる不思議な魅力が主人公にある。 | ||||
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「彼女の生首を置くため、僕は代々木八幡で降りて少し歩くことにした」 そんな衝撃的な文章で始まるこの本作は、第29回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した作品です。本人にとっては当たり前のことであるのに、他人には突飛な行動・性格に映ってしまう「僕」という主人公(要するに何を考えているかわからない人)。しかもそれが淡々と、淡白に彼視点で語られていく。 選票でも書かれていたけど、普段ならそんな「僕」の視点から書かれることは殆どないと思う。皆が自分を普通だと思っているし、その普通に基準を合せてしまうから。そのほうが比較的簡単に感情移入をさせるからだと思う。そんな意識を排斥した部分がとても私には異色に、そして好意的に思えた。 そして終盤にどうしてそんな「生首を置く」行動に至ったのかを語るのだが、それを踏まえたうえでの結末は少しありきたりで想像が出来るものでやや弱い。けれどそれに至るまでのその経過についてはページを絶えず捲らせる力が確かにあった。 奇抜だから、エグイから、残酷そうだからとこの本を手に取らないっていうのは勿体無い。書いてあるのはそういう問題ではない、別のところにある「僕」本人が気付かない暖かな感情だから。 | ||||
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「彼女の生首を置くため、僕は代々木八幡で降りて少し歩くことにした」 そんな衝撃的な文章で始まるこの本作は、第29回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞した作品です。本人にとっては当たり前のことであるのに、他人には突飛な行動・性格に映ってしまう「僕」という主人公(要するに何を考えているかわからない人)。しかもそれが淡々と、淡白に彼視点で語られていく。 選票でも書かれていたけど、普段ならそんな「僕」の視点から書かれることは殆どないと思う。皆が自分を普通だと思っているし、その普通に基準を合せてしまうから。そのほうが比較的簡単に感情移入をさせるからだと思う。そんな意識を排斥した部分がとても私には異色に、そして好意的に思えた。 そして終盤にどうしてそんな「生首を置く」行動に至ったのかを語るのだが、それを踏まえたうえでの結末は少しありきたりで想像が出来るものでやや弱い。けれどそれに至るまでのその経過についてはページを絶えず捲らせる力が確かにあった。 奇抜だから、エグイから、残酷そうだからとこの本を手に取らないっていうのは勿体無い。書いてあるのはそういう問題ではない、別のところにある「僕」本人が気付かない暖かな感情だから。 | ||||
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