永遠の0
評判
永遠の0の評価:
3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4,096件 401〜420 21/205ページ
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3.96/5点 レビュー 2,077件。 S ランク
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「戦争とは、なんだったのか?虚構から現実に迫り、人心のイデアに迫る、鎮魂の一冊」
【サノーさんおすすめ度★★★★★】
・ウノーさん一言コメント
「先人たちの無念に泣き、人の想いの尊さに泣き、命のせつなさに泣く。私たちは、先人たちの願いに、応えられているのでしょうか」
【ウノーさんおすすめ度★★★★★】
・サノーさん、ウノーさん読書会
サノーさん(以下サ):なにかと話題の作者のデビュー作だな。入念な資料検証と丹念な推敲で、読む人を引き込む。
ウノーさん(以下ウ):泣きました、ただ、ただ、泣きました。人が人を想うことの尊さ、私たちの祖父や曾祖父が体験した「戦争」という完全なる矛盾が、胸に突き刺さります。
サ:フィクションではあるが、こういう人物がいても不思議ではないし、不自然ではない。実在かどうかは、この本のテーマとは関係ないな。
ウ:昔から不思議でした。どこに日本人が戦争を続けた理由が、あったのかと。
サ:色々な考証があって、色々な自説を説くことは、大事なことだと思う。受け取り側の意識、受け取り側が自分の意志を選択することを忘れなければ、それ自体は、後世に伝える上で、必要な行為だ。
ウ:でも、この本で書かれているような、マスメディアによる煽動や国の権力者による操作については、どうなのでしょうか?
その罪は裁かれないのでしょうか?
サ:罪はない。言論の自由があり、発刊の自由と読書の自由がある限り、どの選択をするかは、自己責任だと思う。
そして、その自己責任を全うしようとしたのが、この主人公だ。
ウ:それが社会全体となると、抗うことは難しいのでは?
サ:それでも思想と精神の自由は、自分次第だと信じたい。そしてその自分が信じる自分を、発信していけばいい。
ウ:この物語では、たくさんの無念が描かれています。
私たちは、時に、無関心と無理解により、「学び」そのものを放棄していることに気づかされました。
サ:そうだな。だが、このジャンルには、人によっては抵抗感があるだろうが、そこから目を逸らしてはいけない。
ウ:その点、この作者の方は上手だと思います。現代に生きる主人公の視点から、当時を知る人たちの口語を使って、難しいテーマに迫っています。
ただ、美人のお姉さん結婚話は、余計な気もしましたが。
サ:それは、作者が放送作家だからだよ。読んでいてよくわかるのは、徹底して視覚化を意識し、書かれていることだ。セリフ割や場面展開も、よく整理されていて、映像化しやすい内容となっている。
ウ:実際に映画はヒットだったみたいですね。ただ、映画版を観て泣いたなら、ぜひ、小説版を読んでほしいです。自分の心の目で、彼らの心を映すのは、読書のほうが優れていると思います。
【了】