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ミスターX
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ミスターXの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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母親が危篤の報を受けた青年が帰郷し・・・というお話。 上記だと何だか判りませんが、出だしだけは取りあえずそういうお話で、更に進むと一族の家系の謎や遺産のお話しになります。 そこに(本の惹句に書いてあるのでネタばれにはならないと思うので思いっきり書きますが)ラブクラフトの創造したクトゥルー神話を絡めたホラー超大作になっております。 以前に読んだ際は読むのが苦痛な程の悪作に思えましたが、今回読み直したらスラスラ読めて、重厚で楽しかったので意外だったと告白しておきます。 ただ、最後の方は登場人物が多すぎで、話しも錯綜するので、状況を把握するのに疲れたので☆をこういう風にしておきました。 このストラウブという人は好きで日本で翻訳された物は殆ど読んでおりますが、初期から中期までの作品で必ず中だるみがありましたが、本書はそういう部分がなかったのも良かったです。 その初期、中期の作品や最近の作品が翻訳されないで残念ですが、あまり広範囲で支持が得られなかった様で惜しいです。出来れば翻訳をお願いしたい所です。 ホラーの巨匠の秀作。機会があったら是非。 | ||||
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お願いです。邦訳版電子書籍をおねがいします。老眼の進んだ読者にはもう文庫は読み続けられないのです。 | ||||
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繰り返し現れる悪夢というのが非常に身近で読む気をそそった。しかし繰り返し行われるいかがわしい親戚との特殊な能力を日常生活のしのぎに使う話はちょっと頂けない。全体的に家庭的な、カジュアルな会話が多いのが、不気味さを覆い隠して焦点をぼやかしているように感じてならない。ページを費やして、どんどん核心にせまって来ているはずが、すぐにぼやけてしまいあまり緊張感がなく、なんかワクワクしない作品だった。 ラブクラフトの時代に比べると開けすぎてしまった社会や親戚との密な関係が、本作品を自分が期待していたのとは違う方向に引っ張っていってしまったのだろうか。それが気になって夢中になれなかった気がする。 | ||||
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本書は1999年度ブラム・ストーカー賞を受賞しました。ストラウブといえば、キングとの共作『タリスマン』が有名ですが、『ココ』『ゴースト・ストーリー』などの長編ホラーが得意な作家です。『ゴースト・ストーリー』はいわば百物語でしたが、ベトナム戦争に材をとった『ココ』は『ミステリー』『スロート(残念!これは未読です)』へと続く犯罪サイコ・ホラーです。誰しも、ストラウブはホラーとミステリーのジャンル・ミックスを志向している、と思い込んでいたのですが、なんと本書はそうした系譜とまったく無関係といっていいクトゥルー神話なんですね。"ミスターX"は『ダンウィッチの怪』を崇める謎の人物で実はある人物と深い関係がある(ミステリーの醍醐味を削ぐのでネタばらしできません)、主人公「ぼく」の血脈には隠された謎がある、もうひとりの「ぼく」=ドッペルゲンガーが現れる、そして「僕」は何者かに命を狙われ隠れた力に覚醒する...どうです、読みたくなりませんか? | ||||
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