ヴァン・ショーをあなたに
評判
ヴァン・ショーをあなたにの評価:
4.48/5点 レビュー 58件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全96件 61〜80 4/5ページ
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ヴァン・ショーをあなたにの評価:
4.48/5点 レビュー 58件。 A ランク
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シェフ三舟が解くシリーズ第二弾
以下、ネタバレなしでレビューします。
第一弾である「タルトタタンの夢」では
ビストロ・パ・マルのお店で繰り広げられる謎を
シェフの三舟が解き、給仕スタッフの高築が語り部として
描く、という形式でした。
この形式は本書でも引き続いていきます。
しかし、途中から形式が変わってきます。
まず、語り部はこれまで事件の観察者である
スタッフの高築でしたが、
「氷姫」からは事件の当事者に切り替わります。
さらに「天空の泉」からは
事件の舞台も、フランス料理店「ビストロ・パ・マル」ではなく
"フランスでの修行時代の三舟と、事件に関わった人”に変わります。
形式変更をしながら別の視点、物語の違った魅力を伝えながらも
これまでの読者を混乱させないように
段階的に移行するというのは凄いなあぁって思いました。
形式を変更することで違った魅力を伝える、とは
これまで、レストランの中での事件を、
観察者である給仕の視点から伝えてましたが
語り手を事件の当事者にすることで
事件の進行描写がより詳しくなったり
舞台をレストランから離れることで
物語の時間軸を過去に戻してシェフの過去を描くなどができました。
それまでの11編はしっかり形式にのっとって
シリーズ物は形式によってファンの期待を守ってきつつ
このような形式変更をすることで
マンネリ化を防ぎ、新しい物語の魅力をプラスしているって
作家さんは凄いですね。
三舟シェフの過去を描くにあたって
一気にこれまでの形式を変えるのではなく
「舞台、時代はこれまで通り
しかし、語り部だけ変える」という一編を挟んで
読者の混乱を少なくしているところも
すごいですね。読んでいるときには気づきませんでしたが
このレビューを書いてて気づきました。
読者の何倍も考えて、作っているのだと
改めて思いました。
私自身、Audibleで聞いたので
これからAudibleで聞く人のために
登場人物と各話あらすじをネタバレなしで下記に書きます。
【主要人物:(フレンチレストランのスタッフ4名)】
三舟:シェフ(オーナーではない) 探偵役 男性 変人 表紙のシェフ
高築:ギャルソン(男性給仕) 表紙の給仕 本書の語り部 *メロンパンまで
金子:ソムリエ 女性 表紙のソムリエ *前書の「俳句が好き」という設定は本書では出てない
志村:料理人 男性 温厚な性格
各話(前書からの通し番号で)
8.錆びないスキレット
油ならしをしたのにも関わらず、なぜか鍋は錆びてしまった
9.憂さばらしのピストゥ
ベジタリアン料理を希望してきた女性客。彼女の話を聞いたシェフは違和感を感じ疑問を持つ
10.ブーランジュリーのメロンパン
本格的なフランスパンの店を始めようと、はりきっていた女性パン職人は、なぜ突然姿を消したのか?
11.マドモワゼル・ブイヤベースにご用心
ブイヤベース・ファンの女性客の正体は?
12.氷姫
彼女に突然、出ていかれた男。彼は元カレが彼女に連絡して連れ出したと疑う
13.天空の泉
フランスのレストランで、客として来店していた三舟と
偶然、席が一緒になった日本女性。彼女は最近、恋人が出ていったことを話す
14.ヴァン・ショーをあなたに
シェフお得意のヴァン・ショーの秘密とは?
ビストロ・パ・マル シリーズ3もaudibleで出るのを
楽しみにしてます。