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ポルトベーロの魔女
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ポルトベーロの魔女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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あらましやレビューなど見て購入したが、同作者のアルケミストや星の巡礼に比べると、読み応えが足りなかった。 | ||||
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アテナという女性について、関係の近い人たちが語っている。深い繋がりの人たちは何度も登場する。 周りの人たちを惹きつける魅力を持つアテナだが、自身の人生で起こる出来事と出来事のあいだにできる”間”に耐えられず、常に何かに刺激を受けていないといられない性格、それは何も起こらない瞬間には愛のない空虚感をもたらしているのだ、と語る。それはアテナの生い立ちが影響しているだろう、そのあたりの事などが書かれている。しかし、アテナは師と呼べる数人に出逢い鍛錬を重ね、精神世界について学んで少しずつ癒されていく。そしてアテナ自身も師となり、集会ができ、アテナは得た力で周囲の人たちを癒していく。 他人からの思考の刷り込みや、既に出来上がってしまった社会の固定観念。人と違う生き方をするのは大変な世の中で、苦痛を伴うものだと思う、アテナもそうだっただろう。でもアテナは恐れずに勇気を持って進んでいった。そして本当にしたいことをすることで苦痛は消えていった。人生のヒントを得られる人もいるかもしれない。素晴らしい話でした。 | ||||
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かなりおしゃれな読者層しか手が出ない著者、作品だとおもう。 | ||||
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とても安心できる取引でした機会ありましたら宜しくお願いします。 | ||||
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帯にスピリチュアルという言葉があり、 凄く胡散臭い印象を受けるも、 ラース・フォン・トリアー監督の映画作品 っぽい空気を醸してたパウロ・コエーリョ作品を 読んだ経験から、購入、読了し、現在日本の巷で 騒がれてるスピリチュアルブームに流されている人々には 訳の分からない小説なんだろうなと苦笑するも、 自分の望むドラマやロマンスは全く物語られることない 一貫した宗教暴発への警告という週刊誌的内容に疲弊して終わった。 後書きで、現在ブラジル(多分南米全土に於いて)は神秘主義的 キリスト教の宗派が入り乱れ盛況しているらしい。 あぁ、そうであればこういった作品が一つや二つ社会に出回らないと 本当に救いが無いよなぁ、と納得した。 「世間様」という自戒の込められた慣習通念が浸透する日本読者の感性には 「DQNをもってDQN社会を制す」的、作品の全体構造しか印象として残らないのでは。 見せ掛けだけ繕われたもろ過ぎる「平和」であっても、半世紀以上にわたって 幻と偽善で成立してきた価値観の安定によって、よりパーソナルな内省を 結晶化させてきた日本文学の舞台では、あまりに味っけのない、理解し辛い 作品なのだろう。 こういう作品は文学の棚には置かず、 旅行ガイドブックの隣に仕舞っておくのが吉。 | ||||
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小説の形式がやや変わっています。主人公アテナについて、多くの登場人物がインタヴューに答えるような形式で、彼女との思い出を語り、どんな人間だったかを語ります。真っ黒い部屋でインタビューを受ける人が次々に登場する海外のドキュメンタリー番組みたいなイメージです。読み進めるうちに我々もアテナの魅力に引き込まれ良質な読書体験が出来ると思います。 ユングの名前が出てきますが、ユング思想はこの小説の中核の一つだと思います。原型や闇との勇気ある取り組み、象徴の理解と操作、そして我々の人間的な変容・・・一人一人考えさせられることは大なるユング思想ですが、実践すると言うのはこういうことなんだよというワークショップを登場人物たちと一緒に受講しているような感じです。 ダンスに関してはスーフィズム(イスラムの神秘的旋舞)との関係が語られていますが、現代的なダンスについても直接的に扱ってもらうと更に面白かったと思います。 普通のお洒落なお店だと思って入ったら、いつの間にか宗教の勧誘をされていた。そんな雰囲気もあるので星4つ。著者は世界的な作家とのことですが、神聖な内容をストレートに扱っているが故に日本では残念ながら却って胡散臭がられそうな気がします。 | ||||
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主人公のアテナの謎に満ちた生涯を、知人による複数の証言という形式で、浮き彫りにしていく小説で一日かければ通読できます。アテナはキリスト教なのですが、規律や慣習を重視する保守的なキリスト教会の姿勢には批判的です。たとえば、教会が離婚した人を差別する場面では、“苦しむ者よ、私のもとに来なさい”という、イエスのオリジナルのメッセージを、教会は“掟に従う者よ、来なさい、苦しんでいる人は放っておけ”というメッセージに変え、イエス本人すら教会の外に締め出していると非難します。この小説にはイスラム教、ギリシャ神話から仏教をはじめとるす東洋の宗教観まで織り込まれており、思想的にはアルケミストより深みと多様性が増しています。その中で、汎神論的な考え(母なる神は宇宙であり、我々はその中に存在し、宇宙も我々の中にある。我々の中には全祖先が宿っており、我々は全体の一部で全体は我々の一部)とトランス状態における神性の理解・憑依が重要な位置を占めますが、無宗教の読者にも納得できる以下のような金言に満ちています。“道は目的地に到達する方法ではない。私たちの到達は一歩ごと行われている。自分は自分で選び取った正しい道を歩んでいる、一歩ごとに到達したと信じなさい”“他の人たちは未来にしか生きられない。あなたは今、生きるのよ”“腹が立ったり混乱したりしたら、自分を笑う。ユーモアを以て自分の悩みを見つめてごらん。”最後に、性的描写やその理解が必要とされる部分がありますので、中学生以上からの読者に適当です。 | ||||
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