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ポルトベーロの魔女
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ポルトベーロの魔女の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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帯にスピリチュアルという言葉があり、 凄く胡散臭い印象を受けるも、 ラース・フォン・トリアー監督の映画作品 っぽい空気を醸してたパウロ・コエーリョ作品を 読んだ経験から、購入、読了し、現在日本の巷で 騒がれてるスピリチュアルブームに流されている人々には 訳の分からない小説なんだろうなと苦笑するも、 自分の望むドラマやロマンスは全く物語られることない 一貫した宗教暴発への警告という週刊誌的内容に疲弊して終わった。 後書きで、現在ブラジル(多分南米全土に於いて)は神秘主義的 キリスト教の宗派が入り乱れ盛況しているらしい。 あぁ、そうであればこういった作品が一つや二つ社会に出回らないと 本当に救いが無いよなぁ、と納得した。 「世間様」という自戒の込められた慣習通念が浸透する日本読者の感性には 「DQNをもってDQN社会を制す」的、作品の全体構造しか印象として残らないのでは。 見せ掛けだけ繕われたもろ過ぎる「平和」であっても、半世紀以上にわたって 幻と偽善で成立してきた価値観の安定によって、よりパーソナルな内省を 結晶化させてきた日本文学の舞台では、あまりに味っけのない、理解し辛い 作品なのだろう。 こういう作品は文学の棚には置かず、 旅行ガイドブックの隣に仕舞っておくのが吉。 | ||||
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