カッコウの卵は誰のもの

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カッコウの卵は誰のものの評価:

3.23/5点 レビュー 160件。 B ランク

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平均点3.23pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全74件 1〜20 1/4ページ
No.74
(3pt)

犯行動機が不自然、タイトルも期待はずれか

東野圭吾は好きな作家なのでそれなりに面白くは読みましたが、いくつか内容的に不満に感じる点があったので、この作家の評価としては少し辛めの☆3としました。
配慮はしていますが以下一部ネタバレあります。

まず1点目は、「カッコウの卵は誰のもの」というタイトルから、単純に緋田風美の本当の父親が誰かということ以外に、カッコウは托卵(モズなど他の種類の鳥の巣に卵を産み、育てさせる)する鳥なので、風美の母親が風美を誘拐したというよりも、何者かが風美を著名なアルペンスキーヤーである緋田宏昌に育てさせたのかとか、托卵を連想させるような設定があるのかと期待して読みましたが、実際はちょっとはぐらかされて終わった印象だった点です。
小説の終盤でカッコウの話に触れたのがバス事故を引き起こした実行犯という、その話をするのにおよそふさわしくない人物であり、その話もカッコウの托卵という習性に例えるというよりも、才能やDNAの遺伝のような話の例えに使われるという、私には何かピンとこない内容でした。

2点目は、おそらくこの小説を読んだ多くの人が感じるのではないかと思うのですが、バス事故の主犯の人物の犯行動機が不自然で、そんな事件を起こす必然性が薄い点です。
バスのブレーキに細工をして事故が起これば、風美も事故のせいでドナーになれないだけではすまないで、死亡したり重篤な後遺症が残る可能性があるし、それ以前に風美一人を狙うために、関係がない運転手や何人乗っているかわからない他の乗客のことをまったく考えていないことが理解できません。これが血も涙もないとんでもない凶悪犯だというならともかく、まっとうで理性的な考え方の手紙を警察や緋田宏昌に対して書けるような人物が起こす事件としては、どう考えても不自然です。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.73
(3pt)

犯行動機が不自然、タイトルも期待はずれか

東野圭吾は好きな作家なのでそれなりに面白くは読みましたが、いくつか内容的に不満に感じる点があったので、この作家の評価としては少し辛めの☆3としました。
配慮はしていますが以下一部ネタバレあります。

まず1点目は、「カッコウの卵は誰のもの」というタイトルから、単純に緋田風美の本当の父親が誰かということ以外に、カッコウは托卵(モズなど他の種類の鳥の巣に卵を産み、育てさせる)する鳥なので、風美の母親が風美を誘拐したというよりも、何者かが風美を著名なアルペンスキーヤーである緋田宏昌に育てさせたのかとか、托卵を連想させるような設定があるのかと期待して読みましたが、実際はちょっとはぐらかされて終わった印象だった点です。
小説の終盤でカッコウの話に触れたのがバス事故を引き起こした実行犯という、その話をするのにおよそふさわしくない人物であり、その話もカッコウの托卵という習性に例えるというよりも、才能やDNAの遺伝のような話の例えに使われるという、私には何かピンとこない内容でした。

2点目は、おそらくこの小説を読んだ多くの人が感じるのではないかと思うのですが、バス事故の主犯の人物の犯行動機が不自然で、そんな事件を起こす必然性が薄い点です。
バスのブレーキに細工をして事故が起これば、風美も事故のせいでドナーになれないだけではすまないで、死亡したり重篤な後遺症が残る可能性があるし、それ以前に風美一人を狙うために、関係がない運転手や何人乗っているかわからない他の乗客のことをまったく考えていないことが理解できません。これが血も涙もないとんでもない凶悪犯だというならともかく、まっとうで理性的な考え方の手紙を警察や緋田宏昌に対して書けるような人物が起こす事件としては、どう考えても不自然です。
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.72
(3pt)

エンタメ作として無難な出来栄えだが、終盤はやっつけ仕事。

スポーツにおける「才能」がテーマの作品。表題から、ある程度内容は推測されるが、思った通り父と娘の関係が主軸に描かれていた。スポーツミステリーだけど、選んだ競技がスキーとは、東野圭吾さんらしく、「鳥人計画」を想起した。胡散臭いスポーツ科学が出て来るのも似てるけど、それ程深入りせず、父娘の関係を中心に、人間ドラマを描く、より一般向けの内容だった。
  良い意味で飾りのないシンプルな文章で、読者を飽きさせない事件が次々起こり、あっと言う間に読み終えた。このリーダビリティは、さすがベストセラー作家である。最後もハッピーエンドでまとめ、エンタメ作として無難な出来栄え。
  ただミステリーとして見た場合、あまりに偶然が重なり、真犯人も突然出て来る感じで、その動機にも納得し難い。終盤はやっつけ仕事と言われても仕方ない、残念な出来だったと思う。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.71
(3pt)

エンタメ作として無難な出来栄えだが、終盤はやっつけ仕事。

スポーツにおける「才能」がテーマの作品。表題から、ある程度内容は推測されるが、思った通り父と娘の関係が主軸に描かれていた。スポーツミステリーだけど、選んだ競技がスキーとは、東野圭吾さんらしく、「鳥人計画」を想起した。胡散臭いスポーツ科学が出て来るのも似てるけど、それ程深入りせず、父娘の関係を中心に、人間ドラマを描く、より一般向けの内容だった。
  良い意味で飾りのないシンプルな文章で、読者を飽きさせない事件が次々起こり、あっと言う間に読み終えた。このリーダビリティは、さすがベストセラー作家である。最後もハッピーエンドでまとめ、エンタメ作として無難な出来栄え。
  ただミステリーとして見た場合、あまりに偶然が重なり、真犯人も突然出て来る感じで、その動機にも納得し難い。終盤はやっつけ仕事と言われても仕方ない、残念な出来だったと思う。
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.70
(3pt)

さらっと読める。

主人公の葛藤がよくかかれていると思います。結末によっては読後も引きずる本もありますが、こちらは良くも悪くも引きずることはありませんでした。
簡単に読めますが、あまり東野圭吾さんの本を読まない方は、別の本の方がよいかと思います。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.69
(3pt)

さらっと読める。

主人公の葛藤がよくかかれていると思います。結末によっては読後も引きずる本もありますが、こちらは良くも悪くも引きずることはありませんでした。
簡単に読めますが、あまり東野圭吾さんの本を読まない方は、別の本の方がよいかと思います。
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.68
(3pt)

私の娘の母親は一体誰なのか?

かつてWOWWOWでドラマ化されており(主演:土屋太鳳)、私はそちらを先に見ていました。今回は中学生の息子に読書をさせるため、読む本を半強制で選ばせてみたところ買ってきたもので、読後に私が読ませてもらいました。

ガリレオシリーズで有名な東野氏の作品。当作品もいわゆるミステリーに属するのでしょうが、非常に淡々と穏やかにストーリーが展開していきます。

実業団のスキークラブを舞台に、未来のスタースキーヤーを巡って、親、学者、親族、チームメイト等々が織りなすドラマ。往年のトップスキープレーヤー緋田と娘の風美が実の親子ではないのは裏表紙のあらすじで述べられており、程度の展開は予想できるのですが、最後1/3程度からは全く想像しなかった展開となっています笑い。

端的に纏めますと、可もなく不可もなくが感想です。とは言え駄作ではありません。むしろ良作だと感じます。ただ個人的にはドラマのほうが好みで、雪山の厳しさや自然の美しさの描写が素敵でした。興味があれば是非ドラマの方もおすすめいたします。

ちなみに読書嫌いの中学生でもすんなり読めました(約2週間ほどかかっていました)。なお彼の感想は『え?普通?まあまあ』とのこと。感動の薄い奴です。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.67
(3pt)

私の娘の母親は一体誰なのか?

かつてWOWWOWでドラマ化されており(主演:土屋太鳳)、私はそちらを先に見ていました。今回は中学生の息子に読書をさせるため、読む本を半強制で選ばせてみたところ買ってきたもので、読後に私が読ませてもらいました。

ガリレオシリーズで有名な東野氏の作品。当作品もいわゆるミステリーに属するのでしょうが、非常に淡々と穏やかにストーリーが展開していきます。

実業団のスキークラブを舞台に、未来のスタースキーヤーを巡って、親、学者、親族、チームメイト等々が織りなすドラマ。往年のトップスキープレーヤー緋田と娘の風美が実の親子ではないのは裏表紙のあらすじで述べられており、程度の展開は予想できるのですが、最後1/3程度からは全く想像しなかった展開となっています笑い。

端的に纏めますと、可もなく不可もなくが感想です。とは言え駄作ではありません。むしろ良作だと感じます。ただ個人的にはドラマのほうが好みで、雪山の厳しさや自然の美しさの描写が素敵でした。興味があれば是非ドラマの方もおすすめいたします。

ちなみに読書嫌いの中学生でもすんなり読めました(約2週間ほどかかっていました)。なお彼の感想は『え?普通?まあまあ』とのこと。感動の薄い奴です。
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.66
(3pt)

産みの親か育ての親か?

才能がない者は、いくら努力しても一流にはなれない。 才能があれば、努力は要らないかというと、そう簡単な話ではなく、才能を活かすには、正当なる努力と環境が必要不可欠。

遺伝子が全てを決するものではなく、考え方と行動と環境のバランス。

真剣にならないで、ダラダラやってみても虚しいだけ。 必死にならないで、才能の有無を判断することはできない。 一度しかない人生をどう生きる?
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.65
(3pt)

産みの親か育ての親か?

才能がない者は、いくら努力しても一流にはなれない。 才能があれば、努力は要らないかというと、そう簡単な話ではなく、才能を活かすには、正当なる努力と環境が必要不可欠。

遺伝子が全てを決するものではなく、考え方と行動と環境のバランス。

真剣にならないで、ダラダラやってみても虚しいだけ。 必死にならないで、才能の有無を判断することはできない。 一度しかない人生をどう生きる?
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.64
(3pt)

物悲しさの漂うハッピーエンド

出生の秘密
努力はムダ?才能(遺伝子)がイチバン?
無限の可能性?遺伝子に縛られた才能?夢?

悪人はいない
誰かが誰かのために行動をして
もつれてしまった
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.63
(3pt)

物悲しさの漂うハッピーエンド

出生の秘密
努力はムダ?才能(遺伝子)がイチバン?
無限の可能性?遺伝子に縛られた才能?夢?

悪人はいない
誰かが誰かのために行動をして
もつれてしまった
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.62
(3pt)

様々な舞台設定からミステリーに結びつける

東野圭吾氏には割と良く取り上げられるアスリートを主人公にした作品。 題材は遺伝子で、アルペンスキーの父子の秘密を巡るミステリーです。 相変わらず読み手をグイグイ惹きつける設定で、文章も読み易く軽快です。 但し、他の作品と比べミステリーの完成度はやや劣る印象。 真相にも釈然としないところや無理もあると感じましたし、明らかにされる過程も押し込み感が強く、いつもながらの切れ味の良さがありません。 人間ドラマとしても薄目ですが、東野圭吾氏ファンにとっては読書を気軽に楽しめる一冊です。
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.61
(3pt)

サクサクと読めましたが・・・

氏の得意な複雑極まる人物関係には途中、何度か混乱させられましたが、それが明確になると
サクサクと軽快に読み進められました。テーマは「才能は磨くものなのか、与えられるものなのか」といった
ことから、しいては「血縁と心縁(私の造語です)はどちらが尊いのか」というふうなことまで、色々に
考えられるのでしょうね。スピーディな物語の展開でも何度かうるうるさせられました。
 ただ、多くの方が書いているように真犯人の動機はちょっと無理やりな気もするし、そもそも犯人が
あいつだというのは、意表を突くとはいえやや強引にも感じました。氏の作品としてはちょっと物足りない
かなとということで★は3つとしました。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.60
(3pt)

もっとシンプルに親子関係の問題に向き合ってほしかった

親子の絆は血縁関係と積み重ねた歴史のどちらが優先するのか。

最初の件を読んだ限りでは、この難しい主題に沿うのかと思い期待したのだが、
バス爆破事件に主眼が置かれ、しかも無理矢理背景や動機を複雑にしている感があった。

もっとシンプルでよかったのに、というの率直な感想です。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.59
(3pt)

最近は駄作多いですね

サクサクあっという間に読めます。 最近の著者の作品は軽いですね。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.58
(3pt)

カッコウの卵ってなに?

亡くなった妻が残した娘は実の娘ではなかった.
才能あるスキーヤーに成長した娘と,ついに現れた実の親とおぼしき人物.
娘の周囲で起きる事件の真相と本当の親の正体は?

娘にまつわる真実と,事件の全貌という2つの謎を軸に物語は展開する.
ヒントを小出しにして先を読みたくさせる構成力や一気に読ませるスピード感はさすがである.
一方で,実の親の正体は薄々わかるような真相だし,
事件の真犯人と実行犯に関しては意外性はあるにしても
唐突で説得力に欠ける印象は否めない.

タイトルとストーリーからは
カッコウの卵は,実子ではない娘のことを指しているような第一印象を与えるが,
終盤の一文から,望むと望まざるとによらず与えらえる才能のことを指しているようだ.
この小説中でも,自分の才能に対して対称的なスタンスの2人の若者の姿が描かれていることから,
この辺に作者のメッセージがあるのかもしれないが,
才能は親か,もしくは天から与えられたものであり,
カッコウの托卵に例えるのは無理があるような気がする.
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.57
(3pt)

カッコウの卵ってなに?

亡くなった妻が残した娘は実の娘ではなかった.
才能あるスキーヤーに成長した娘と,ついに現れた実の親とおぼしき人物.
娘の周囲で起きる事件の真相と本当の親の正体は?

娘にまつわる真実と,事件の全貌という2つの謎を軸に物語は展開する.
ヒントを小出しにして先を読みたくさせる構成力や一気に読ませるスピード感はさすがである.
一方で,実の親の正体は薄々わかるような真相だし,
事件の真犯人と実行犯に関しては意外性はあるにしても
唐突で説得力に欠ける印象は否めない.

タイトルとストーリーからは
カッコウの卵は,実子ではない娘のことを指しているような第一印象を与えるが,
終盤の一文から,望むと望まざるとによらず与えらえる才能のことを指しているようだ.
この小説中でも,自分の才能に対して対称的なスタンスの2人の若者の姿が描かれていることから,
この辺に作者のメッセージがあるのかもしれないが,
才能は親か,もしくは天から与えられたものであり,
カッコウの托卵に例えるのは無理があるような気がする.
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297
No.56
(3pt)

初心者向き東野圭吾作品

暫く読んでいると、「新潟の病院で新生児不明――夕食の準備で看護婦気付かず」の新聞記事が出る。ここで、自分の娘は本当に自分の娘なのかと緋田宏昌は疑うようになる。妻が自殺して、娘の風美が小学6年生になった時に、偶然古い新聞記事を見たのだ。タイトルの「カッコウの卵は誰のもの」の意味合いが、おぼろげながらわかる。この辺り、相変わらずうまい。

19歳になった風美はプロスキーヤーとして頭角を現すが、世間に露出する頻度も多くなり、過去がバレないか緋田宏昌は悩む。松本清張「顔」のようなストーリーになるのかなと思ったが、当代一の東野圭吾のこと、そんなヤワな運びにはならない。

過去に迫っていく経緯は読み応えがあり、各々の人物形成も適確だ。

ただ、話は二転三転と進み、さすがだなと思わせるのだが、弱みを握ったわけではなく、しかも一度も会った事のない人間を共犯の実行者に仕立て上げるのはどうしても無理がある。
カッコウの卵は誰のもの Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のものより
4334926940
No.55
(3pt)

初心者向き東野圭吾作品

暫く読んでいると、「新潟の病院で新生児不明――夕食の準備で看護婦気付かず」の新聞記事が出る。ここで、自分の娘は本当に自分の娘なのかと緋田宏昌は疑うようになる。妻が自殺して、娘の風美が小学6年生になった時に、偶然古い新聞記事を見たのだ。タイトルの「カッコウの卵は誰のもの」の意味合いが、おぼろげながらわかる。この辺り、相変わらずうまい。

19歳になった風美はプロスキーヤーとして頭角を現すが、世間に露出する頻度も多くなり、過去がバレないか緋田宏昌は悩む。松本清張「顔」のようなストーリーになるのかなと思ったが、当代一の東野圭吾のこと、そんなヤワな運びにはならない。

過去に迫っていく経緯は読み応えがあり、各々の人物形成も適確だ。

ただ、話は二転三転と進み、さすがだなと思わせるのだが、弱みを握ったわけではなく、しかも一度も会った事のない人間を共犯の実行者に仕立て上げるのはどうしても無理がある。
カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫)より
4334765297