(短編集)

多類婚姻譚

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評判

多類婚姻譚の評価:

4.33/5点 レビュー 33件。 A ランク

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平均点4.33pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全33件 1〜20 1/2ページ
No.33
(5pt)

婚姻って、なあ…

色々と考えさせられた短編集。
一番印象に残ったのは、有能なのに結婚しか頭にない女性。彼女が望んだ相手は同類としか結婚しないタイプなのに、と。
まだまだ世界は未熟で厳しい。自分自身の頭の中も整理しなければと考えさせられた。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.32
(5pt)

直木賞受賞最有力候補(私見)

直木賞候補5作を読んで、この作品が頭二つくらい抜き出ているという読後感。
 これは5編の連作短編集で、それぞれ独立しているが、一つの食品関係の総合商社を中心に各登場人物につながりがあるという趣向だ。結婚という契約をめぐる二人とその周辺の人々の物語。
 舞台はほぼ東京で、各年代の平均年収を上回るあたりの層を中心に描いている。
 1話目でまずぶちかまされた。ああ、そんなに意外という訳ではないが、それは生きづらいだろうなあ、と。
 2話目の優秀な派遣女性が怖かった。SNSのとりすました写真だけを心の支えに鬼気迫る生き方だ。
 4話目がまた怖かった。全女性を代表して戦う意識高い系女子。言ってることは正しいんだけど、ひたすら怖い。
 ラストの女性シェフの達観も怖かった。この人は、いずれ自分が孤独死しても仕方ないとあきらめているからこそ、どんな場面でも最適解を導き出せるんだろう。
 場面によっては行き過ぎた男女格差是正、それでもやはり変わらない世間の意識の鈍さなどを、この作者はよくわきまえて冷静に物語を作っている。男性が類型的だというが、男性なんてほぼこんなものです。
 これは直木賞をとるでしょう。   7/14 記

自信あったのに、予想大敗北。シクシク… 7/16 追記
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.31
(3pt)

現実味が・・

少なくとも個人的には「汝、星の如く」よりは、ずっと良かった。一昔前の少女小説のような感じは、今回はしなかったので。
ただ、いかにも、現代に居そうな女性をあれこれ、創り出して、各話の主人公に据えてるが男性が描けてない、というよりは、男性像がどうも、現実感がなくて、おやおや・・と感じてしまった。
確かに今は、べったり寄りかかってくる女性よりは、自立心がある女性の方が好かれる面はあると思うが、正社員だから自立心があって、派遣社員だから安定を求めてあざとい婚活してる、というような時代でもないと思うし。
逆に、やたら強い女性も出てきて、読んでいて、こういう女性は恋人じゃなくても同性から見ても、疲れるし、一緒にはいられない・・と感じてしまい、そういう部分が、どうしても現実味なく感じてしまった。
強い女性、独立した女性を描きたかったのかもしれないが、それが逆に現実離れしてるように感じた。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.30
(3pt)

各タイトルの付け方が上手い

月刊誌に掲載した中編小説を単行本化したものである。
1.Thank you for your understanding  ★2.0
2.Beautiful Dreamer  ★4.0
3.小鳥たち ★3.0
4.Position Talk  ★3.0
5.C' est la vie  ★4.0
1.は同性愛者の話
2.が一番良かった。何のスキルも無い独身女性が大都会東京で生き抜いていくには過酷だ。最後の方で不安を吐露する。
3.はほのぼの。
4.は唯一男性目線で書いてある。ここに登場する女性婚約者は嫌いだ。別れて正解。
5.はレストランオーナーシェフと不倫関係にある女性の話。
凪良ゆうの小説はBL以外は全て読んだが、これは期待したほどではなかった。
次の期待しましょう。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.29
(5pt)

いろんな「結婚に向かない人」の短編集

結婚に向いてない人ばかりの短編集。あえていうと、最初のカップルだけどうにか結婚生活に向いている二人だけど
普通のカップルなんてこの作者が描くわけがないのだ。
それぞれのカップルが抱える思い、問題はどれも現代の婚活中の人、とりわけ20代に刺さるのではないだろうか。
印象に残ったのは、最初の主人公の親の言葉。
あなたたちが一番、自分たちを特別にしているとはまさにそれ。どのような立場であれ
相手の親御さんへの気遣いやマナーはちゃんとするべきで、それが許されることが多様化ではない。
日本の昔からの気遣いやマナーには人間関係を円滑にするための意味があるのだ。
それぞれに生活があり、思いがあるのだから。
そして途中にでてきた派遣の女性の話は、まさに今の20代の女性に刺さるものだと思った。
誰しも自分のスペックと同等の人を選ぶとうまくいくのだ、という価値観になっている現代。
シンデレラ物語は通用しない。何もなければ容赦なく切られるし、みじめになる。
自分を惨めにしない方法は、自立して、自分で稼いで、自分の食い扶持を得る。これしか現代では方法がないのだ。
しかし少し前の時代は派遣の彼女のような気遣いこそ重宝されたこともあった。
時代が変われば価値観もかわり、そこに順応し生きやすくなる人もいれば、逆に居場所を失う人もいる。
さまざまなカップル模様を読み、結論としてやはり「稼いでいる人が強い」という現代を率直に感じる物語でもあった。
そりゃ少子化になるよなあ。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.28
(5pt)

たくさんの共感があった

一気に読んだ。現代社会を映し出しており、たくさんの共感があった。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.27
(3pt)

女性キャラは魅力的なのだが、男性キャラがあまりに類型的。作者の男性イメージって「草食系」か「島耕作」の二択なの?

しばらくぶりの凪良ゆう作品。知らんうちに作品が映画化されたりしてメジャー作家への階段を猛ダッシュで駆け上がっている感。

最近すっかり長編の人になっていたけど、今回は久しぶりに短編集。それもAという作品の主人公がBという作品にカメオ出演したり、Cという作品にその弟がでたりする形で微妙に登場人物を被らせた遊び心のある作品群を5本収録。ちなみに一本目は以下の様な感じで……

物語は38歳で大手食品メーカーに勤める小暮華が郷里の母親と電話で正月の予定について話している場面から始まる。

二年続けて帰省しなかった事を暗に責められる華だったが、人生は極めて順調でヒットを飛ばして先日課長に昇進したばかり。報告された母親は頑張りを褒めてくれるけど結局行きつくところは「結婚はどうするの?」という一点。

その日もクタクタで自宅マンションに帰宅した華を待っていたのは少し前に転がり込んできた同居人の樹。二歳下で付き合って3年。仕事をあっさり辞めた割に再就職への活動はしているのかどうかも怪しく、用意してくれるご飯はちょっと脂っこいものが多い。

その日も母親と電話していた華は「結婚はもういいからパートナーを作りなさい」と言われて「それならいるよ」と答えてしまう。意外な娘の答えにどんな人か会わせろとしつこくせがむ母親に華は「それなら正月に帰るから」と啖呵を切ってしまう。そして迎えた正月、実家に樹とともに向かった華だが小暮家の面々が見たものは……

婚姻を共通のテーマにしているけど「多類」とあるように、型にハマらない結婚、型にハマらない関係が描かれるという意味で以前講談社タイガで刊行された「神さまのビオトープ」に近いかも。ただ、「神さまのビオトープ」がかなり実験作的な作風だったのに対してこちらは良くも悪くも大人向けというか現実寄りの、もっと地に足のついた作風になっている感。

「現実寄り」といえば聞こえは良いが、実態はもっとこうドロドロしているというかちょっと生臭いタイプの話が多かったりする。所謂「百合」の世界からは縁遠い美人でも無ければ、若くもない同性愛カップルから始まって、地方出身女性の玉の輿狙いやバツ一女性の人生出直し、根強い男性不信を抱えた女性の上手くいかない婚約者との付き合い、熟年女性シェフの年甲斐も無い甘々不倫生活……まことに個性大爆発といった感じで実際に読んでいてバラエティの豊かさを感じた。

全て読み通した上で思ったが凪良ゆうの描く女性ってタフだなあ、としみじみ思わされる。今回のテーマが婚姻であり、あるいは婚姻に縛られない人生という事もあって余計にそう感じた部分はあるにしても「星を編む」の瞳子同様、他人にどう言われ、思われようと自身の思う人生を貫く女性像が一筋縄では行かなさを感じさせるがその強烈なクセこそが凪良ゆう作品に欠かせない魅力になっていると思う。

特に2本目の「Beautiful Dreamer」の主人公、花織の東京出身の恵まれた立場にいる同僚との間に埋めようのない差を感じながらもSNSでは必死で虚勢を張ってお目当ての男性を落とす為には理想の彼女を貫き通そうとする意地はあざとくはあっても「見上げた根性」と唸らされるものがあるし、4本目「Position Talk」の朱里が見せるゴリゴリの男性不信を隠そうともしない態度は「女性作家がここまで男性が嫌がる女性像を正面から描いちゃうのか……」と少し怯みさえした。

ままならない世界の中でままならない自分自身を抱えて、それでもなお自分の信じる道を突き進む女性の姿は強烈であるし、読者によっては強烈な拒絶感すら覚えるかもしれないが、これぐらい劇薬を容赦なくぶち込んでくるから作家として確固たる地位を築くに至ったのだよな、と思わされた次第。

……が、問題はここからだ。女性キャラがかくのごとく奔放かつ強烈な個性を放っている一方で、というかこの強烈な個性と比較されるから男性キャラがひどく類型的に感じる。もっと明確に言えば「この作者の男性のイメージって『性欲の欠片も無さそうな完全草食系』か『下半身に理性の無い島耕作の出来損ない』の二択しか無いの?」というひどい薄っぺらさを感じさせられた。

いや、割と女性作家さん全体にその傾向はうっすらとあるんだけども、それにしても男性キャラの造形がペラい。「C'est la vie 」の主人公が不倫という形で付き合っているしんちゃんにしても「小鳥たち」の元旦那にしても、女性主人公の強かさを強調するためとはいえ、ここまで典型的ダメ男として描く必要があったのかなあ、と。見境なしに女性に手を出すことを是とする訳じゃないが、これじゃ単なる島耕作の出来損ないじゃん、と。

それじゃ出てくる男が全部その手のタイプなのかと言えば女性に対して紳士的な男性も出てくるには出てくる。が、これがまた別の問題を抱えている訳で……「小鳥たち」の越智くんの主人公に対して一定の距離を保ち続ける姿勢はメンタルの状況を考えて「あり得なくは無いか?」と納得する事もできるが、「Position Talk」の律に至っては「さすがにこりゃねーよ」と言わざるを得なかった。

婚約して結婚に向けた詰めの段階になって強烈な男性不信を振りかざし、同時に男性社会と戦わない女性も敵視する朱里が抱える「嫌な男性一般」を押し付けられ、言うなればサンドバッグ扱いにされて見るも無残なフルボッコにされた挙句に「婚約解消の慰謝料は言われるままに払うよ」って……さすがにこれは女性に都合の良すぎる人物造形に過ぎないかと顔を顰める羽目になった。多分これを読んだら男性一般は「私ら男性ってここまで耐えなきゃならんの?」と良い気持ちはしないんじゃないのかなあ?

要するに男性のイメージが女性の奔放さ・強かさを強調するために物凄く類型的というかテンプレート感バリバリになっちゃってるのよ、この作品。女性主人公の描く人生の個性のために男性キャラの造形がひどく歪な事になっている……うーん……これはかなり読者を選んじゃう感が。男尊女卑が社会に根強いとはいえ、「完全草食系orなんちゃって島耕作」ではなあ……もう少し男性キャラの造形にも気を配れなかったものかと些か引っ掛かりを覚えながら読み終えた次第。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.26
(5pt)

パートナーを尊敬し、大切にしましょう

60代の既婚男性です。
我が家は結婚当初から共働きで、能力ある女性が働くのは当たり前と、妻の経済的独立性を尊重してきたつもりでした。
しかし、本作を読んで、自分が本当に妻の気持ちを理解していただろうかと、今更ながら考えされました。
いくらセクハラ、パワハラが叫ばれても、今の日本社会には無言の女性差別があるように感じさせられました。
女性には男には理解できない妊娠、出産、育児(最近は男性も少し負担しているらしいですが)ということがあり、我々男性にはとても真似できないような苦労があるのだと、頭では分かっていても、本作のような具体的な例を見せつけられると、妻を大切にしなければと気を引き締めさせられました。
この作品は女性よりも男性に是非、読んでいただきたいと思いました。
世の既婚男性はこの作品を読んで、妻をより大切にしていきましょう(もちろん、私も含めて)。
令和の若い方は、結婚しても共働きが経済的にも当たり前のようですが、女性を尊敬し、大切にしていきましょう。
最後に女性の方へ、ちょっぴり男性のことも考えていただけると幸いですが・・・。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.25
(4pt)

おもしろいよ。

とても読みやすく、面白かったのであっという間に読み終わりました。女性の気持ちを表現する部分は、同性からしても迫力のあるものでした。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.24
(4pt)

短編なの?

また、やってしまったぁ 読むのが遅いくせに長編の方が好きなわたし
でも、なんとなく繋がってる?って感じで面白かったです
いろんな立場の人の考え方など様々な意見 わたしは読み応えがあった気がします
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.23
(1pt)

どうして男性蔑視は可なのか

ちょっとでも「女とはこういうもの」みたいな固定観念的なことを言うと差別だ蔑視だと言われるのに、どうしてもこうも「男はこういうものだ」という像は可なのか。ものすごく気分が悪いし、ものすごい偏見、バイアス、被害妄想をもとに書かれている。男性優位?そんなわけあるか。「おばさん」はアウトで「おじさん」はOK、女性の容姿をいじるのはアウトで男に禿だのデブだのいうのはOKの世の中、男の方が生きづらい。こういう男女平等ではなく女性圧倒的優位を求めるというか、甘えの極致にあるような思想はただただ胸糞が悪い。この作家の作品とは二度とお会いすることはないでしょう。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.22
(4pt)

タイトルにセンスを感じる

凪良ゆうさんの作品は「汝、星のごとく」しか読んだことがなかったが、新聞の書評で紹介されていたのと同時期に直木賞候補作品にノミネートされたこともあって、買ってみた。様々な形の結婚生活や恋愛を5つの短編にし、ある物語でさらっと登場した人物が別の物語では主人公になっていたりして、物語同士が絡み合っている。「異類婚姻譚」をもじったであろう短いタイトルが秀逸だと感じた。好みにもよるが、スッキリ読後感を持てたのは3つ目の「小鳥たち」。自分の固定観念に気づかされたのが1つ目の「Thank you for your understanding」だった。少し前に、同じく直木賞候補作品の「♯台所のあるところ」(原田ひ香著)を読んだが、私の中では「多類婚姻譚」に軍配が上がった。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.21
(5pt)

男と女の平行線を辿る思考!

男にはわからない女性の本音が赤裸々に書かれていて戸惑いを感じながら世の理不尽さをなるほどと感じ入った!男と女の平行線を辿る思考の差、怖いかも。
それにしても今や契約社員がすっかり社会に溶け込んだんだね。特に女性の。小泉内閣時の竹中大臣が導入した制度がここまで浸透するとは。社会人にとって良いことなのか悪いことなのか、、、?

女性からの素直な視座が心を激しくうつ作品。
おじさんには衝撃でした!
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.20
(5pt)

心に強く刺さる

読んでいてとても心が苦しかったです。昔の自分を外から眺めてるような気持ちになりました。とても素晴らしい作品です!
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.19
(5pt)

凪良ゆうワールド。

読みやすいです。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.18
(3pt)

男性像が極端では?

凪良作品はいつも面白い。
だが、今回の作品は少し女性に思いが偏りすぎている気もする。
私は男性の立場だが読後モヤモヤが残った。
まあ、これが実際の女性からみた男性像なのかもしれないが、、、
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.17
(4pt)

一話目の

一話目の樹がヒモ過ぎて(笑)どうして樹なのか?という点ももう少し書いてほしかった。
ただ話題の作家先生がLGBTQの題材で書いてくれたのは素直に嬉しかったので★4つとしました。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.16
(3pt)

うわあ、またか

第一作の[樹]という名前を見たとたんに、予想はついた。かおる、でも、ひろみ、でも同じだけど。もういいんじゃないか、こんなの。何十年も前に、ナンシー関が[遠くのオカマは好かれる]と書いた。この一行のインパクトを超える小説を、私は知らない。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.15
(5pt)

他人たる恋人とは

ゆるやかな繋がりがあるショートストーリーがおさめられています。
私生活では冴えない一面を見せつつ、他のストーリーの中では憧れの上司だったり。
ショートストーリーが緩やかにつながりが全体をふんわりと包み込んでいます。
一編ずつは考えさせられたり、もどかしかったり、読後は恋人とは夫婦とはなんぞやと思う気持ちと、それでも他人と生きていこうと思わされます。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838
No.14
(5pt)

非常に秀逸の一冊

非常に面白く読ませて頂いた。凪ゆうさんの小説は、流浪の月以降から全て読んでいるが、今度の作も秀逸である。最初から魅せられたが、私の気に入ったのは最後の作である。いろいろ考えさせられた。特に古き良き物よりも新しい良き物へ人は流されるというくだりだ。私も恥ずかしながら、この作と同じような境遇に陥ったことがあるが、この一言は本当に心地よい。
また読み直したいと思わせてくれる流れとなっている。また最後の人生はままならないというくだりが、最高に良い!確かに流浪の月や星を編むのような展開を期待されている人には不満が残るかもしれないが、是非一読をお勧めしたい。貴方も自分の人生について考えさせられる
一冊である事には、間違いない。
多類婚姻譚 Amazon書評・レビュー: 多類婚姻譚より
4065429838