輪違屋糸里

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評判

輪違屋糸里の評価:

4.32/5点 レビュー 78件。 A ランク

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平均点4.32pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全78件 21〜40 2/4ページ
No.58
(4pt)

女性の視点で描いた「芹沢鴨暗殺事件」

芹沢鴨の暗殺事件を描いた作品です。
主人公は島原・輪違屋の芸妓・糸里。他にも音羽、吉栄、お梅、お勝、おまさといった女性陣が登場して「女性の視線」から見た新選組のおはなしといったところでしょうか。得体の知れない男衆を女性達の鋭い見方で描いていると私は感じました。
特に分からないのは土方の描き方。「壬生義士伝」や「一刀斎夢録」で見せる策士としての切れ味があまり感じられません。何を考えているのかよく分からないまま、物語が終わってしまいます。剣術に秀でいていも、策士であっても、女性の知恵というか、力強さには敵わないとう気がいたします。
新選組をめぐる男と女の物語ですので、剣術の話では「壬生義士伝」や「一刀斎夢録」の方が面白いかと思います。ただ、暗殺事件というクライマックスに向かっていくありさま、その後のエンディングなどは感心させられ、星4つとしましたが、ストーリーとしては優秀だと思います。
合本 輪違屋糸里【文春e-Books】 Amazon書評・レビュー: 合本 輪違屋糸里【文春e-Books】より
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No.57
(4pt)

良かったです。

問題なく、受け取ることができ、良かったです。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.56
(5pt)

見えない新選組

新選組の像といえば、とても強い方々というイメージが多いと思います。
実際そういう小説ばかりですから。

こちらの本ももちろんそういう1面もあります。
でも違う。
新選組の内面を事細かに1人ずつ引き立てるように描かれています。
有名な方から少しそう出ない方まで、全員が十人十色のものを持ち、日々生きていました。
恋もするし、遠くの人を思うことも。
これまででは見られなかった新撰組が描かれています。

私は以前ある舞台でこの作品の芹沢鴨さんに似た芹沢鴨さんをみて歴史が好きになりました。
でもどの本を手に取っても扱いが酷く、少し辛かったです。

でもこの本は違う。心をしっかり持ってる。
そんな芹沢鴨さんです。

私は上巻を読んでまずは号泣しました。

ある方が言った言葉です。
あのな、天神。
いい人というのは、べつだん褒めた話ではないのだ。
要らぬ苦労をするとな、しまいには誰もが
いい人になる。」

この言葉で涙が止まらなくなりました。

まだ下巻は読んでいないのでこれからがワクワクします。

ぜひ、読んでください。
きっと一人一人の心の奥底に惚れることでしょう。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.55
(5pt)

壬生義士伝と4冊セットで・・・

時代考証が、よくできていて、本書に、重みを待たせる、壬生義士伝を、読んだ後、読むと、感情移入しやすい。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.54
(5pt)

良かったです、お勧め。

映画を観てから本を購入しましたが、ほぼ同じなので驚きました、糸里が太夫になって良かった。女の生き方、どの人も逞しくて読んで良かったです。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.53
(5pt)

幕末の動乱

幕末の動乱に翻弄された女性を見事に表現されています。つらく儚い恋。
輪違屋糸里 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
4167646072
No.52
(5pt)

幕末京都の真実

テレビやドラマでは、華やかなイメージで表現されるケースが多いが、この作品は、新選組に翻弄された女たちが、したたかに描かれているように感じる場面がある。何が真実かわからないが、浅田さん独特の、人の心の奥底が感じられる作品だと思います。
あっという間に読み終わりました。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.51
(4pt)

女性が読むべき

女性にしか分からないような心情が多いですが、自分の意思を貫く女性の強さが印象的です。
輪違屋糸里 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
4167646072
No.50
(5pt)

みぶろから新撰組の

みぶろに始まり、新撰組の芹沢鴨が暗殺されるまでを描いています。

表紙絵にありますように、幕末の歴史の渦に巻き込まれた女性たちの目線から

新撰組を見ています。

今まで読んできた私の芹沢鴨像が大きく変わった。

確かに局長になったような人なのだから、悪いばかりの人ではではないのだろう。

そんな観方の出来る一冊です。

あ、上下巻なので二冊です。orz

当時の女性は理不尽な事でも抗いながら、受け入れながら強く強く生きていく。

割り切れない、切ない思いで読ませていただきました。

島原の糸里が土方に発した啖呵には熱く込み上げるものがあります。

これから読まれる方は是非是非お楽しみに。
輪違屋糸里 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
4167646072
No.49
(5pt)

みぶろから新撰組

みぶろに始まり、新撰組の芹沢鴨が暗殺されるまでを描いています。

表紙絵にありますように、幕末の歴史の渦に巻き込まれた女性たちの目線から

新撰組を見ています。

今まで読んできた私の芹沢鴨像が大きく変わった。

確かに局長になったような人なのだから、悪いばかりの人ではではないのだろう。

そんな観方の出来る一冊です。

あ、上下巻なので二冊です。orz

当時の女性は理不尽な事でも抗いながら、受け入れながら強く強く生きていく。

割り切れない、切ない思いで読ませていただきました。

幕末に精通していなくてもとても楽しく読めます。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.48
(5pt)

屯所の台所

『壬生義士伝』に続く「浅田新撰組」シリーズの第2弾。今はどこに何があったのかも分かりがたい遊郭・島原の雰囲気といい、「みぶろ(壬生浪士組=新撰組)」が生活の拠点にした壬生一帯の気配といい、維新前の京都の情景が浮かび上がってくるような描写のうまさにまず感心した。

 礼儀正しく、元気のいい浪士組の若手隊員の様子と、テロリスト集団というほかない後世からの陰惨なイメージのギャップだけでも物語の仕立ては難しかろうと思うのに、作者は手練れの風情で楽々と登場人物を個性的に描き分け、読者を楽しませてくれる。壬生の屯所の台所の様子など、これまで誰がここまで入り込んでストーリーの借景として描き出しただろうか。ともあれ、下巻が楽しみだ。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.47
(4pt)

芹沢鴨がいい

最初、女性視点での新撰組というのに抵抗感あったが、芹沢鴨の新しい解釈や、永倉新八、斎藤一の書き方が面白く、一気に読み切りました。
男も女も自分の信じるもののために、懸命に生きている有様が、美しく書かれていて、読み応えがあります。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.46
(4pt)

それぞれの視点

第三者の目を通して書かれる場面と独り語りで進められる場面とが交互に現れる。それは決して読みにくいと言うわけではなく、むしろ真実は見るものによって変わるのだと言うこの物語の真骨頂がここに顕示されているように感じる。ちょっとご都合主義なところもあるけど、面白かった。特に下巻は一気に読ませる力があった。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.45
(3pt)

女とは

この作品の魅力とは、まず挙げられるのは女たちの京言葉、
ふわふわと風に揺れる木々のようで捉えどころのない、
しかし胸の深奥につきさる毒針のごとく、相手を魅了しつつも冷淡に排除する言霊。
「は」「ら」行の音と母音を多用しながら、上手く連ねていくそれは、
なかなか見事な節回しでした。
中でも島原の二人の天神のそれ、今の世でいえばギャル語なのですが愛らしい。

対する壬生八木家、前川家、
御内儀たちのそれはまた柔らかいようで抜け目のない、剣豪の刀のごとく美しい。

それに比較する、というよりも引き立て役、東男たちの野暮ったさ、
生真面目、朴訥でさえあります。

題材は新撰組、芹沢鴨暗殺事件。
凝った筋書き、なにせ会津藩主まで引っ張り出され、
最後の落ちまで因果はめぐる、という箇所は微笑ましくもありました。
が、ここが作家の作品アリバイ作り、というか意地悪読者を意識しすぎ、
なにかサイドブレーキを引いたまま喘ぎ喘ぎ走っている、
どこか重苦しい感がいたします。

強引な筋書き、ちぐはぐ、読者をけむに巻く、
そんな筆先でもこの会話の構成力、美麗な京言葉でねじ伏せてほしかった、
というのが素直な感想です。

私見ですが女性というのは、もっと狡猾、謎に満ちているというか、
更にずっと強欲で身勝手、損得抜きに感情に突っ走る、わけのわからない者、
そんなことを書き連ねる男も実はそうなのですが。
男の中の女性的脆弱さ、打算、倫理観の欠如、土方のそれでしょうか、
女性から見た女性の業の深さ、不可思議さ、
闇に包まれた底なしのどん底、喘ぐような絶望、
血糊の如き粘着で、かつ絢爛とした筆致で描いてほしい。
今後も熟練の技の披歴を願ってやみません。
輪違屋糸里 下 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 下 (文春文庫)より
4167646072
No.44
(5pt)

新撰組ファンの”教本”

先に「一刀斎夢録」を読んだ折に、浅田氏の新撰組3部作ということで、こちらも読んでみた次第です。
最初は、そのような訳でついでに本書を手に取った次第でしたが、結果はこちらのほうを大分気に入ってしまいました。

本書は、一人の女性を主人公に仕立て女性目線から全体を綴っていますが、その内容は、新撰組の成り立ちやその宿命ともいえる組織の変遷、歴史に与えた影響など、新撰組全体のことを網羅的に描写しています。
芹沢鴨を初めとした幹部連中のエピソードが事細やかに紹介され、何故彼の一派が粛清されなければならなかったのか、近藤や土方の意図はどこにあったのか、彼らが目指す方向性は何だったのか、新撰組は結局のところ歴史とどう関わっていたのか等、数々の部分が丁寧に紐解かれ説明されていて、新撰組ファンには”教本”ともいえる構成になっています。

我ながら、もっと早々に本書を読んで置くべきだったと今更ながらに感じた次第でした。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.43
(3pt)

芹沢一派粛清と新撰組を取り巻く女たち

新撰組シリーズ3部作の第二弾。
新撰組をモデルに扱った作品は世に多いものの、女性たちの新撰組とのかかわりをモチーフにした作品は稀といえる。

結成間もない新撰組の芹沢鴨を始めとする内部粛清を物語の軸に据えつつ、個性派ぞろいの新撰組幹部たちのキャラクターを
余すところなく描写している。加えて新撰組と縁のあった女性たちをそこに登場させるなど、二重三重に物語に厚みを加えている。

結成から消滅まで決して一枚岩でなかった新撰組の姿を、結成初期とは言えども丹念に描いているところに、その後の新撰組が
辿るべくであろう道筋も見え隠れする。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.42
(5pt)

ちょっと新しい新撰組

芹沢鴨がただの乱暴者じゃないというところが、今まで読んだものとちょっと違う印象だった。
武士ならぬものが武士の世をぶっ潰すというのが幕末維新と呼ばれたあの時期の本質だったということなのだろうか。そうした世の中にあって、近藤、土方は明らかに武士ならぬもの、であり、芹沢は武士と武士ならぬものとの間にあって思い悩む存在。結局はいいように利用され、使い捨てられてしまうというのは、芹沢も近藤、土方も同じというわけです。
それにしても、女性陣が非常に印象的。お梅にしても、前川や八木のおかみさんにしても、もちろん糸里たちも。でもやっぱりお梅が一番かなあ、と思う。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.41
(5pt)

面白かった

浅田次郎の新撰組3部作は面白い。芹沢鴨はいつも悪者にされているが違った角度から書かれていて面白かった。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.40
(4pt)

当時の時代を違う視点で描写

自分の認知している新撰組と当時の時代の移り変わりをこのような視点で見ることができるとは考えませんでした。
この作品を作成するに当たり著者の並みならぬ思いを感じた。また、現在と照らしてもさほど今の当時と生き方はかわらないような気がします。
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064
No.39
(4pt)

斎藤・永倉の陰陽コンビが最高!!

歴史とは物理や数学等の様な純粋科学ではなく、歴然たる過去の事実にも拘わらず、数十年も過ぐれば何が真実なのか分らなくなる非常に厄介な代物。
芹沢鴨と言えば新撰組に関する話を少しでも齧ったことのある者なら誰もが稀代の悪漢として知る人物である。
本作は正史の視点を横にずらして見た時、そこに何が見えて来るかの実験と言える。
前作『壬生義士伝』では新撰組の陰の象徴である斎藤一の昔語りに圧倒されたが、ここでは陽の化身たる永倉新八の現在進行形の今語りが目を引く。
読みながら青春期の偏愛作家・澁澤龍彦の『サド侯爵の生涯』を想う。

新撰組フリークにはちょっと辛い内容では?関係者の語りを軸にした構成は『壬生義士伝 』に似ている。
前作の衝撃が余りにも大きかった為、二番煎じの気がしないでもないが、こちらを先に読んでいたら、真逆の印象を持ったかも知れない。
本を読むタイミングなんて偶然の産物に過ぎないので、これも一種の一期一会と言えよう。
一般には女性達の目から見た幕末史ってことになるのだろうが、私には時代に追い越されてゆく武士の矜持の物語と映った。
勿論、ここで言う侍とは近藤勇、土方歳三、沖田総司のことではない。斎藤・永倉の陰陽コンビが最高!!
輪違屋糸里 上 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 輪違屋糸里 上 (文春文庫)より
4167646064