真葛ヶ原の決闘

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真葛ヶ原の決闘の評価:

4.00/5点 レビュー 2件。 - ランク

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全1件 1〜1 1/1ページ
No.1
(3pt)

「梟」の登場

このシリーズ、第二巻目が図書館にないため、ひとつ飛ばして、第三巻目を読みました、タイトルともなっている決闘はいつもながら最後の結末がどうも現実味に欠けます。むしろ最後の「鳥辺山鴉心中」がいい出来です。いつもある博打へののめりこみ、係累とのしがらみ、美術品への情熱、そしてこのような形でしか果たせなかった責任の取り方、どれもしっくり味わせてくれます。
ところで、今作品に限らず、著者の作品でどうも気になるのが、いつも出てくる私的な処理へのresortですね、つまり現世の法でさばけないため、主人公が最終的には私的な救済に訴えてしまうパターン、これはどうなのですかね。あまりにも安易な形にしめくくりを持って行ってしまい、作品としての深みにも欠落してしまう印象が抜けません。それにこれじゃ、やくざや暴力団と同じじゃないか。というよりももしかすると、これこそが日本での治安対策の肝だったのかもしれませんね。著者の「陰陽師」シリーズもそういう解釈ができます。そしてその舞台が京都となると。ところで、本巻で登場した梟ですが、今後も登場するのでしょうか。
真葛ヶ原の決闘: 祇園社神灯事件簿3 (中公文庫 さ 28-23) Amazon書評・レビュー: 真葛ヶ原の決闘: 祇園社神灯事件簿3 (中公文庫 さ 28-23)より
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