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大盗の夜



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【この小説が収録されている参考書籍】
大盗の夜: 土御門家・陰陽事件簿
大盗の夜 (光文社文庫)

大盗の夜の評価: 4.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

等身大の陰陽師

かなり面白かったです。こう土御門家・陰陽事件簿という題名にそそられて読んだのは認めます。けれどこうちょっと違う。思い描いている陰陽師とは違います。これが本当なんだろうな~って(笑)。
京都の町が細かく描かれていて、ああ、あそこだなって思いながらが楽しい。平九郎のたどった道を歩いて見たくなる(笑)。そんなことを考えられるのも京都だからでしょうが。
時代ものなんだけれど、そんなことはあまり意識しないで読めます。不思議だなと思うことがあって、それを唯の不思議に終わらせない。事の真相を探りにいく。これが面白い。けっこう意表をつかれたりもします。
占い師というのも一種の情報機関になっていて、現在よりも人が身近に感じます。
連作集で、表題の大盗の夜も「わかるよ」っていいたくなったり、その切ない気持ちがとても印象的でした。一気によんでしまいました。
大盗の夜 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大盗の夜 (光文社文庫)より
4334737854
No.1:
(5pt)

江戸時代の陰陽師

着眼点に脱帽。
夢枕漠さんの作品で有名になった陰陽師、その弟子、子孫たちが数百年も後も続き、継承していたとは。
阿部晴明が、貴族中心の顧客を抱えていたのとは正反対に、今作は市井の不可解な出来事に介入していく陰陽師、笠原平九郎が主人公。
呪術的要素は少なく、とっかかりは不思議な出来事からなのだが、それが現実的な人の欲に起因するものとわかり、捕り物へとつながっていく。
陰陽師が解決するとはいえ、中身は現実的な物語だと思う。
大盗の夜 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:大盗の夜 (光文社文庫)より
4334737854

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