■スポンサードリンク
紅花ノ邨
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
紅花ノ邨の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.33pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ほしい書籍なので感想はない。本などはレビュー必要でしょうか | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
居眠り磐音シリーズの最新刊です。 新創刊の雑誌で漫画化もされ、ますます勢いの上がって来た磐音シリーズですが、今回は今までになかったパターンで磐音が事件に巻き込まれます。磐音がかつてまだ備後関前藩の一藩士だった頃に、ただ一人愛した女性、奈緒。運命に翻弄され別れ別れになった彼女はやがて吉原で一番の花魁・白鶴太夫となり、落籍されてはるか出羽最上の地の紅花商人の妻となって磐音とは永遠に道を違えました。その奈緒の身が危ないという知らせが吉原に入り、磐音は彼女を救うべく最上の地へと旅立ってくのです。 今まではどちらかというと巻き込まれ型の主人公でしたが、今回ひさびさに自分の強い意志で動く磐音。その動機が、昔愛した人の危機を救うためということで、個人的にはすごく好みの展開なんですが、その磐音の妻となったおこんの立場と気持ちを考えると、そんなに簡単に(一応ちゃんと了解は取るわけですが)旅に出て、しかも命を落とすかもしれないのに平然と旅だっていいのでしょうかとちょっと考え込んでしまうのですが、それが通るところがこの好漢の今までの生き様というものなのかも知れません。自分だったら、普通に嫌だけれどなぁ。自分の新妻が、昔の元カレのピンチを救うためとかいって仕事もほっぽり出して、文字通り命がけの救出行に(それも頼まれたわけでもなく自分から)北陸路に出発するなんていうのは、なかなかどーして複雑ですけれどねぇ。まだまだ人間としての修行がたりないのかも知れません。 さて、北陸に旅して出羽まで辿り着いた磐音は、奈緒の消息を辿るうちに藩を二分する権力争いと利権を巡る陰謀に巻き込まれます。当時、京都と江戸で天井知らずの価格をつけられた紅花畑の美しい情景の中、彼は自らの藩の同じような事件の血みどろの結末を思い出しつつも、戦いに赴きます。今までの巻と違って、自分から事件の渦中に飛び込んだ磐音の判断やいかに。そして、お互いに、心の底から今世でただ一人の相手と決めながらも結ばれなかった二人は再会することができるのか。またその出会いは何を生むのか。後は読んでのお楽しみです。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!