実話奇譚 呪情
評判
実話奇譚 呪情の評価:
4.00/5点 レビュー 14件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1〜9 1/1ページ
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実話奇譚 呪情の評価:
4.00/5点 レビュー 14件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
自らの経験や思い出、或いは体験者への取材を基に約60編を収録しているが、何れも僅か数頁の話が中心なので、暇を見つけながら一編ずつ読める気軽さが良い…尤も「気軽」と言うのには語弊があるかもしれないが…。
本書に収められているのは“典型的な”幽霊話は勿論の事、不思議で奇妙な体験談もあり、例えば、偶然にしては恐ろし過ぎる「同姓同名」、会う度に姿形が全く変わってしまう「変幻自在の彼」、巨大な謎の物体の目撃談「大きくてありえない物に遭遇した話」等など、心霊現象とはまた違った不思議さがあるのではなかろうか。
また、実話怪談ではお馴染みの事故物件に纏わる話もあるが、嘗ては告知義務がなかったのであろうか…或いは、義務はあっても抜け道があるとの話も聞いた事があるので引っ越すのが怖くなってしまったりもしたし、更には通信設備業者の方への取材記録は如何にも特殊な業界ならではの怪異体験に臨場感があったように思う。
因みに、現代の実話を求める方達には些か趣旨が違うであろうが、民間伝承の要素が強い「山田浅右衛門」「穴八幡宮縁起と婆狐」「外山屋敷怪談」等は個人的に好みだった。
私は特に怪談話に明るい訳ではなく、偶々知った川奈まり子氏の作品が面白かったのでそのまま読み続けているだけではあるが、今の所、大きな外れはない。
勿論、好き嫌いはあるとは思うが、川奈氏の作品の持ち味は豊富な古典知識を活かし、土地に纏わる暗い歴史をしっかりと調べた上で執筆している所にあるので、全体的に軽々しさが無く、単に怖がらせる事だけを目的としていない事に却って好感が持てるのだ。
今後の作品も楽しみである。