(短編集)
実話奇譚 奈落
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点0.00pt |
実話奇譚 奈落の総合評価:
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
現在レビューがありません
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
川奈まり子氏の作品を読むのはこれで何冊目かになる。 最近では自らの経験だけではなく体験者からの聞き取り調査を元に執筆活動を行っていらっしゃるようなので、中には“第三者としての報告”に徹した著作もあったが、本書は川奈氏ならではの豊富な知識もちりばめられていて非常に良かったように思う。 特に印象に残ったのは東日本大震災に纏わる逸話を何篇か収録している所だ。 例えば冒頭の「霊験」は決して怖くはない奇跡譚だが、この作品を読んで先の震災では多くの神社が被災を免れたという話を聞いたのを思い出し、改めて神社の不思議を実感したし、その一方で、御遺族の方や復興に携わった方達の一連の体験談「慰霊碑の煙草」「ビッタンビッタン」「ほういちさん」は明らかな心霊現象ではあるものの、これまた当事者達が霊を温かく見守っているのが微笑ましく、秀逸な美談であったように思う。 その他、栃木県を舞台にした「お稲荷さまと龍神さま」は、実は私自身も類似の体験をした事があるだけに(勿論、この作品ほど明確ではなく、今思えば…という程度だが)実際に“異界からの警告”というものはあり得るんだな…と妙に納得してしまったりもした。 尚、本書に収められているのは、こうした霊験あらたかな物語や美しくも悲しい体験談だけではなく、本格的な恐怖譚も多数あるので実話怪談好きの方達にはお勧め。 特に、たまたま良く知る地域で凄惨な事件があった事を知ったのは驚きだったし、また“曰く付きの場所”の話は、いつ自分が知らずに足を踏み入れてしまうか判らないだけに恐ろしい…因みに、本書には肝試しやこっくりさんの話も含まれているが、興味本位で行なうべきではないという教訓も含まれているようなので、各々が気を付けるべきだろう。 尤も、こうした体験談は少々話を盛ってある場合もあるだろうし、部分的な創作もあるかもしれないが、自らも不思議な体験談をお持ちの川奈氏だけに良く厳選されていると思う。 世の中には不思議な事があるのだな…と思うと同時に、実は怪異は常に身近にあり、それに気付くか気付かないかの違いなのではないか…そんな風に思えて来るのだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実話怪談にはまり、読んでます。ストーリー性は短編ですので無いですが、ハラハラドキドキが楽しいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ステイホーム期間でしたので、とても読みごたえがあり新刊が待ち遠しくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最初は張り切って書き始めたけど、終わりになるにしたがってネタ切れになってどうでもいいように書きなぐりました、というような話が続きます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これまでかなりの数を読んできた「実話系」には、都度期待をしてほとんどがっかりさせられてきたが、本作はその期待を裏切る素晴らしさ。あざとさや不自然な落ち着きがなく、ひんやりとした感じが怖さに読み応えあり。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 7件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|