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夏が破れる



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【この小説が収録されている参考書籍】
夏が破れる

夏が破れるの評価: 4.00/5点 レビュー 7件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(4pt)

高校野球の話かな〜?

と期待しそうな装丁。

が、エログロ満載。
それで主人公の嗜好もソッチに行ってしまったのかも?
R18ですね。映画なら。

文章はスラスラ読めます。読み易い。

私はエログロよりも、
コテージ主の支配的態度がイヤでしたね。
高圧的威圧的で。

文中にもネット上にも取り上げられて無かったんだけど、666はあの映画の影響ですかね?
自分もそれに同じと言うか。

15才に誓約書にサイン拒否は難しいでしょうね。
それが出来るようなら高校での出来事も起こらない訳で。

最後の『本たち』の事、父親は知ってるんですかね?
迎えに来ない母ってのも引っかかる…

少し消化不良気味な部分は有りです。

他の作品も読んでみたいです。
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430
No.6:
(3pt)

嫌なオチだけど 最後まで飽きなかった

作者まだアラフォーですか。
作家としても男としても1番油が乗ってて
好調の時だと思う。結果を出すべき時。
と同時に好調の終わりの始まりとも言える年齢か。

都市伝説が都市伝説ではなかったあの島の事件をモチーフにていると思われるからお話自体は甚しく胸糞悪い。
オチも本当に救いがない。

文章自体は普通に読み進められる文章だとは思うけど普段本を読まないような人からすると(年に一冊も読まないような)億劫に感じてしまうかもしれない。
そう言う人のためにも是非この作品も地面師たちと同じくドラマ化して欲しい。
WOWOWでもNetflixでもどこでも良い。
内容的に地上波は無理かな。

その際はタイの現地の日本人役でケンドーコバヤシを使って欲しい。似合うと思う。

ロリコンとサディストは全く別だと思う。
世間的にはどっちも同罪なんだろうけど。
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430
No.5:
(4pt)

ラストですべてがつながる

以下ネタバレあり。

バンコクに来た青年高級官僚の描写からスタート。児童の性的虐待を撲滅するためのイベントに参加しておきながら、本人はそっちの性的嗜好があることは明らか。ただなんらかのトラウマを抱えており一筋縄ではいかない模様?
その後、場面は彼が15歳だった時に戻る。ここからの展開はある意味予想がつく展開だが、いくつかひっかかる点は出てくる。
・逃げ出した主人公(進)が島の警察に助けを求めたのになぜ警察はラビットベースの主(信介)に連絡したのか
・下地とは何者?
・母親はなぜ息子をこの施設にぶちこんだのか?全くこの施設の下調べをしなかったのか?
・どうやって性的倒錯を有した現在につながるのか?

など。その後、若返りの秘薬である松果体を生きたまま切除とか、同居の幼女が殺されてブタのえさになってる(そのブタは島で唯一進が心を通わせていた相手)とかいろいろあるが、なんとか島からの脱出に成功。両親のもとにもどることができたものの、逮捕された信介は留置所で「自殺」。下地は警察のお偉いさんであった。「エプスタイン島事件」を下敷きにした小説であることは明らかなのだが、この小説のラストですべての伏線がきれいにつながるのは見事の一言。性的虐待を受けた主人公が結局同じ変態嗜好をもつようになったのは、父親からの「血」の影響か。母親が信介から優子と同じようなプレイを受け、その結果自分が生まれたとしったらそら性癖ゆがむわな。
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430
No.4:
(4pt)

倒錯したキャラたち・迷走する状況・刺激的な展開に一気読み必至かも。

不登校となった中学生の進は、静養のため沖縄の「ラビットスペース」と言う施設に離島留学します。
開放感あふれる南国の楽園でのんびり心も体もリフレッシュ…と思いきや…。

待っていたのは…閉塞的とも言える施設の規律や制約、主催者からの高圧的な強制労働、
フリースクール的な感じなのだが他の子の存在も、分かるような分からないよな不透明感。
そして物語がすすむに連れ、その異常性はヒートアップですドンドンと。
エロな描写がやいのやいので、プラスしてグロもあります。
他の方の感想など見ますと我慢できずリタイアしたとの声も多いようです、
自分は面白く読めましたが。(←はっ!マ、マズイのかも?)

全体として主人公である進の中学男子のリビドー悶々&爆発というか、
そんな感じが全編に通底してます。
色々といびつなストーリーで、出てくる人たちの倒錯的なキャラ率多しです。
最後まで刺激的な展開は(あくまで嗜好が合えばですが)一気読み必至と思います。

ただし、あれとこれとはどう結びつくのとか、あの人はなぜこうなっちゃたのとか、
あれの関係性はどういうことなのかとか…など
物語の整合性や明確さを求める人には不向きかもしれませんね。

新庄耕さんの作品を読むのは、これが初めてですが他の本も読んでみたくなりました。

追記:ギモン及びツッコミどころ
進がエサ係をしていた豚に一匹一匹に名前をつけ可愛がってまして、
後でその行く末に衝撃を受けるようですが…。
どう考えてもこの状況じゃ普通は〇〇として飼われてると考えるんじゃないかと…。
感情移入する気持ちは分かるんですが、最初に気が付かんかい進ーっっっっ!

表紙の装画に金網(パッと見、野球場のネットに見える)のようなものが描かれてますが、
「夏が破れる」と言うタイトルと相待って最初は甲子園で破れた球児の話かと思いました。
多分、野球モノ勘違いした人も多いんじゃないかと。

プロローグのエピソードとラストに見た「アレ」がそれぞれ本筋とどう結びつくのか、ん〜?よく分からない。
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430
No.3:
(4pt)

文章がうまい

この著者は文章がうまい
読みやすくて斜め読みができてしまうほど

また、エッチな場面の描写も上手
エロ小説を書いてもらえないものか・・・
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430
No.2:
(4pt)

なるほど、そういう事かと!

15歳の主人公少年の性への衝動の強いシーンがやたら描かれてると思っていたのですが、ラストでそれも納得がいきました。哀しい理由ですけど。
警察はてんで話にならない事もわかりました(失笑)
一気読み出来るくらいに文章は上手です。
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430
No.1:
(5pt)

凄まじい小説!

地面師たち等、著者の本は全て読んでいます。どの作品もハッピーエンドでなく、ラストシーンに特徴がある印象です。
本書は以下のように感じています。
・ゆっくりと話が進む序盤
・徐々に嫌な感じがしてくる中盤
・天地がひっくり返る終盤
・凄まじい印象を受けるラストシーン
予想を遥かに超え、最後まで一気に読める面白さです。検討している方に、是非オススメします。
夏が破れるAmazon書評・レビュー:夏が破れるより
4093866430

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