(短編集)

暗殺の年輪

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評判

暗殺の年輪の評価:

4.26/5点 レビュー 34件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全57件 1〜20 1/3ページ
No.57
(5pt)

市井ものがおもしろい

武家者の時代小説もよいが、藤沢周平の市井ものは情景描写が巧みなだけにドラマを見ているような楽しみ方ができる。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.56
(5pt)

市井ものがおもしろい

武家者の時代小説もよいが、藤沢周平の市井ものは情景描写が巧みなだけにドラマを見ているような楽しみ方ができる。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.55
(5pt)

自身でもコントロールできない心の奥底の禍々しいエネルギー

江戸時代の人々を描いた短編集。主人公自身でもコントロールできない心の奥底の禍々しいエネルギーを、静かな筆致で描写している。「ただ一撃」という老武士を描いた作品が一番面白かった。なお、鶴岡が舞台。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.54
(5pt)

自身でもコントロールできない心の奥底の禍々しいエネルギー

江戸時代の人々を描いた短編集。主人公自身でもコントロールできない心の奥底の禍々しいエネルギーを、静かな筆致で描写している。「ただ一撃」という老武士を描いた作品が一番面白かった。なお、鶴岡が舞台。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.53
(4pt)

読後の遣り切れなさ、星5つに行き着かず!

・この本の表題であり、作者藤沢周平氏にとって画期となった「暗殺の年輪」について。
 年輪とは、木の成長を、意味する。その刻みは一様ではなく、そこからは気候や周囲の変化に対する、木の対応が読み取れるはず、そう考えると、この表題は、話しの筋からして、理解し難い。
 主人公には読む中で、付け込まれぬ精神的な強さや学びが、欲しかった、と思えてならなかった。
 著者の初期作品には総じて、そうした抗えぬ弱さを抱えた者の、辿りを綴った物語りが多い。
 晩年の北斎の姿を描いた「溟い海」を始め、他の4篇にも、共通する『心の闇』が読み取れ、読後には一種の遣り切れなさに包まれてしまい、星5つの評価に、心情が行き着かなかった。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.52
(4pt)

読後の遣り切れなさ、星5つに行き着かず!

・この本の表題であり、作者藤沢周平氏にとって画期となった「暗殺の年輪」について。
 年輪とは、木の成長を、意味する。その刻みは一様ではなく、そこからは気候や周囲の変化に対する、木の対応が読み取れるはず、そう考えると、この表題は、話しの筋からして、理解し難い。
 主人公には読む中で、付け込まれぬ精神的な強さや学びが、欲しかった、と思えてならなかった。
 著者の初期作品には総じて、そうした抗えぬ弱さを抱えた者の、辿りを綴った物語りが多い。
 晩年の北斎の姿を描いた「溟い海」を始め、他の4篇にも、共通する『心の闇』が読み取れ、読後には一種の遣り切れなさに包まれてしまい、星5つの評価に、心情が行き着かなかった。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.51
(4pt)

暗い!

年輪とは、木の成長を、意味する。しかしその刻みは一様ではない。それは分かるにしても、この表題は、理解し難い。主人公には、付け込まれぬ精神的な強さが、欲しかった、と読んで思った。
 総じて著者の初期作には、そうした抗えぬ弱さを持った、者の物語りが多い。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.50
(4pt)

暗い!

年輪とは、木の成長を、意味する。しかしその刻みは一様ではない。それは分かるにしても、この表題は、理解し難い。主人公には、付け込まれぬ精神的な強さが、欲しかった、と読んで思った。
 総じて著者の初期作には、そうした抗えぬ弱さを持った、者の物語りが多い。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.49
(4pt)

面白い

短編集ですが初期の作品とのことで味のある面白い作品が多かった
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.48
(4pt)

面白い

短編集ですが初期の作品とのことで味のある面白い作品が多かった
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.47
(5pt)

読む価値あり

読む価値あり
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.46
(5pt)

読む価値あり

読む価値あり
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.45
(4pt)

同じ暗さでも「暗殺の年輪」は平板な作品、「黒い縄」「ただ一撃」の方がまだ深い。「溟い海」は当時の追い詰められた藤澤の心境を反映した作品。

直木賞受賞作「暗殺の年輪」は藩の権力争いに翻弄される下級武士の生き様で暗くて救いのない作品。主人公の生き方にも賛同できない。母が貞操であがなった自分の命であれば大事にすべきで、母親を死に追いやるべきではない。隠し剣秋風抄の「盲目剣谺返し」では夫の命乞いのため貞操を捨てた妻を許している。この作品は泣けるが、暗殺**は主人公の狭量さが底の浅い作品にしている。直木賞としたのは誤りであろう。
同じ暗さでも「黒い縄」の方がまだ深くて救われる。「黒い縄」の岡っ引きであった地兵衛の妾の「おゆき」が殺される。その真犯人はだれか?おしのと宗次郎生き方に共感を覚える。
「ただ一撃」の、祖父の決闘のために体を与え決闘の朝自決した息子の嫁の三緒。女は哀れであるが女の描き方が実に上手い。内容はどちらかと言えば暗いが読み応えはある。
「溟い海」は晩年の北斎を描いた作品。43歳になった藤澤のデビュー作で、オール読物新人賞を受賞した。富岳三十六景で大向こうをうならせた北斎だが、今や時代は庶民の何気ない風景を活写した歌川広重に移っている。北斎は広重に嫉妬し危害を加えようとするが思いとどまる。
新人賞受賞の言葉で、藤澤は、今回の応募は「追い詰められた気持ち」「孤独感はとりわけ深い」ものがあった、と書いている。北斎の広重の作品を嫉妬する暗い気持ちは、藤澤の気持ちと重なっており、一連の初期の作品の暗さにつながっている。
新人賞、直木賞を受賞した藤澤の作品の結末が、徐々に明るいものに変化していくのが大変に興味深い。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.44
(4pt)

同じ暗さでも「暗殺の年輪」は平板な作品、「黒い縄」「ただ一撃」の方がまだ深い。「溟い海」は当時の追い詰められた藤澤の心境を反映した作品。

直木賞受賞作「暗殺の年輪」は藩の権力争いに翻弄される下級武士の生き様で暗くて救いのない作品。主人公の生き方にも賛同できない。母が貞操であがなった自分の命であれば大事にすべきで、母親を死に追いやるべきではない。隠し剣秋風抄の「盲目剣谺返し」では夫の命乞いのため貞操を捨てた妻を許している。この作品は泣けるが、暗殺**は主人公の狭量さが底の浅い作品にしている。直木賞としたのは誤りであろう。
同じ暗さでも「黒い縄」の方がまだ深くて救われる。「黒い縄」の岡っ引きであった地兵衛の妾の「おゆき」が殺される。その真犯人はだれか?おしのと宗次郎生き方に共感を覚える。
「ただ一撃」の、祖父の決闘のために体を与え決闘の朝自決した息子の嫁の三緒。女は哀れであるが女の描き方が実に上手い。内容はどちらかと言えば暗いが読み応えはある。
「溟い海」は晩年の北斎を描いた作品。43歳になった藤澤のデビュー作で、オール読物新人賞を受賞した。富岳三十六景で大向こうをうならせた北斎だが、今や時代は庶民の何気ない風景を活写した歌川広重に移っている。北斎は広重に嫉妬し危害を加えようとするが思いとどまる。
新人賞受賞の言葉で、藤澤は、今回の応募は「追い詰められた気持ち」「孤独感はとりわけ深い」ものがあった、と書いている。北斎の広重の作品を嫉妬する暗い気持ちは、藤澤の気持ちと重なっており、一連の初期の作品の暗さにつながっている。
新人賞、直木賞を受賞した藤澤の作品の結末が、徐々に明るいものに変化していくのが大変に興味深い。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.43
(5pt)

藤沢周平デビュー作も収録!

デビュー当時の作品群といった短編集。
以下、印象に残った2作品。

『暗殺の年輪』は1973年上半期の直木賞を獲得。
「暗殺」という響きが胸高まらせるものを感じさせます。

『溟い海』1971年上半期のオール讀物新人賞に選出。
(※ネタバレの箇所がありますので以下の文章はご注意)
葛飾北斎が主人公。絵師の物語で藤沢作品では異質な感じです。
これが意外にデビュー作なんて少し驚きでした。

かつて三島由紀夫は「処女作にはその作家のすべてがある」と言っております。
はて、どのへんが?と思ったわけですが、私が感じたのを以下に長ったらしく書きます。
業界の重鎮になっていた北斎は、進出で最近話題の歌川広重が描いた「東海道五十三次」に
知らず知らずのうちに興味と恐れを抱きます。
しかし、やっとの思いで広重の絵をみたとき「平凡」としか最初は目に映りませんでした・・・
はぁ?何でこんな絵が近頃評判になってんだ?みたいなところです。
ところが段々とその世界が分かってきてしまうのです。

〇引用
「広重と風景との格闘は、多分切りとる時に演じられるのだ。そこで広重は、無数にある風景の中から、
人間の哀歓が息づく風景を、つまり人生の一部をもぎとる。あとはそれをつとめて平明に、あるがままに描いたと北斎は思った」

後進に道を譲る、そのときが来たことを北斎は悟ったのです。
この引用のした部分がこれ以後の藤沢作品そのものの性質を表現していると私には感じます。
彼が描写した江戸の人情もの、庶民の生活、ばくち打ち、兵法者、藩の内情と下級武士、男と女、などの物語です。
明るくもあり暗くもある、日常の機微、人々が生きている日々の暮らしが
流れるような文章にさりげなく作りこまれているなぁと、改めて気づくのです。

小説家として、藤沢周平は歌川広重のようになりたかったのかもしれません。
一方でその前は作中の葛飾北斎のような絶望に近い暗さが胸中にあったそうです・・・
自分は本当に作家になることができるのかとか、その不安のさなかにあったのでしょう。
文壇デビューしたのは藤沢が43歳の時でした。当時は遅咲きの部類。
それ以後の活躍は言うに及びません。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.42
(5pt)

藤沢周平デビュー作も収録!

デビュー当時の作品群といった短編集。
以下、印象に残った2作品。

『暗殺の年輪』は1973年上半期の直木賞を獲得。
「暗殺」という響きが胸高まらせるものを感じさせます。

『溟い海』1971年上半期のオール讀物新人賞に選出。
(※ネタバレの箇所がありますので以下の文章はご注意)
葛飾北斎が主人公。絵師の物語で藤沢作品では異質な感じです。
これが意外にデビュー作なんて少し驚きでした。

かつて三島由紀夫は「処女作にはその作家のすべてがある」と言っております。
はて、どのへんが?と思ったわけですが、私が感じたのを以下に長ったらしく書きます。
業界の重鎮になっていた北斎は、進出で最近話題の歌川広重が描いた「東海道五十三次」に
知らず知らずのうちに興味と恐れを抱きます。
しかし、やっとの思いで広重の絵をみたとき「平凡」としか最初は目に映りませんでした・・・
はぁ?何でこんな絵が近頃評判になってんだ?みたいなところです。
ところが段々とその世界が分かってきてしまうのです。

〇引用
「広重と風景との格闘は、多分切りとる時に演じられるのだ。そこで広重は、無数にある風景の中から、
人間の哀歓が息づく風景を、つまり人生の一部をもぎとる。あとはそれをつとめて平明に、あるがままに描いたと北斎は思った」

後進に道を譲る、そのときが来たことを北斎は悟ったのです。
この引用のした部分がこれ以後の藤沢作品そのものの性質を表現していると私には感じます。
彼が描写した江戸の人情もの、庶民の生活、ばくち打ち、兵法者、藩の内情と下級武士、男と女、などの物語です。
明るくもあり暗くもある、日常の機微、人々が生きている日々の暮らしが
流れるような文章にさりげなく作りこまれているなぁと、改めて気づくのです。

小説家として、藤沢周平は歌川広重のようになりたかったのかもしれません。
一方でその前は作中の葛飾北斎のような絶望に近い暗さが胸中にあったそうです・・・
自分は本当に作家になることができるのかとか、その不安のさなかにあったのでしょう。
文壇デビューしたのは藤沢が43歳の時でした。当時は遅咲きの部類。
それ以後の活躍は言うに及びません。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.41
(4pt)

藤沢周平の初期の作品

葉室麟は、藤沢周平の血を受け継ぐ作家という話をどこかで読んだので、一度藤沢周平の作品を読んでみようと思って、「秋月記」と同時に購入していました。
ここには、藤沢周平の初期の作である以下の五話の短編が収録されています。
・黒い縄
・暗殺の年輪(直木賞受賞作品)
・ただ一撃
・溟い海
・囮

七万石の海坂藩(最初に登場する作品です。)の藩士で室井道場に通う葛西馨之介が、藩の重役から中老の暗殺を行うようそそのかされます。
その中老は、以前馨之介の父親がその昔同じように暗殺を企て失敗した人です。
過去を引きずった馨之介が苦悩しながらどのように対応するか、確かに葉室麟に通じるところがあると感じました。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.40
(4pt)

藤沢周平の初期の作品

葉室麟は、藤沢周平の血を受け継ぐ作家という話をどこかで読んだので、一度藤沢周平の作品を読んでみようと思って、「秋月記」と同時に購入していました。
ここには、藤沢周平の初期の作である以下の五話の短編が収録されています。
・黒い縄
・暗殺の年輪(直木賞受賞作品)
・ただ一撃
・溟い海
・囮

七万石の海坂藩(最初に登場する作品です。)の藩士で室井道場に通う葛西馨之介が、藩の重役から中老の暗殺を行うようそそのかされます。
その中老は、以前馨之介の父親がその昔同じように暗殺を企て失敗した人です。
過去を引きずった馨之介が苦悩しながらどのように対応するか、確かに葉室麟に通じるところがあると感じました。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.39
(4pt)

人の業

同時収録短編も含めたテーマの1つは欲、願望、妄想とそれを恥じる心の葛藤。巨大な理不尽、裏切り、罠を背景として先鋭化。なぜ悲劇の方が落ち着くのかな。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.38
(4pt)

人の業

同時収録短編も含めたテーマの1つは欲、願望、妄想とそれを恥じる心の葛藤。巨大な理不尽、裏切り、罠を背景として先鋭化。なぜ悲劇の方が落ち着くのかな。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454