(短編集)

暗殺の年輪

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評判

暗殺の年輪の評価:

4.26/5点 レビュー 34件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.26pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全57件 21〜40 2/3ページ
No.37
(5pt)

ハードな時代小説集

暗殺に失敗し死を賜った父。長じてその死にまつわる汚名を知った息子は、同じ人物の暗殺を引き受ける、というタイトル作「暗殺の年輪」を含むハードな時代小説集。

老剣士の一瞬の再生「ただ一撃」は鬼気迫るという表現がぴったりの逸品。その他、再会した幼馴染の男は手配中の下手人「黒い縄」、北斎の煩悶「溟い海」、下っ引きが情を通わせた女「囮」と読ませてくれる作品ばかりだ。

史実を扱ったもの以外の時代小説とは縁遠かったが、読書の幅を広げてみなければいけないと思うことしきり。なお、著者はほのぼのな作風かと勝手に思っていたが、勘違いだったようだね。【直木賞】
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.36
(5pt)

ハードな時代小説集

暗殺に失敗し死を賜った父。長じてその死にまつわる汚名を知った息子は、同じ人物の暗殺を引き受ける、というタイトル作「暗殺の年輪」を含むハードな時代小説集。

老剣士の一瞬の再生「ただ一撃」は鬼気迫るという表現がぴったりの逸品。その他、再会した幼馴染の男は手配中の下手人「黒い縄」、北斎の煩悶「溟い海」、下っ引きが情を通わせた女「囮」と読ませてくれる作品ばかりだ。

史実を扱ったもの以外の時代小説とは縁遠かったが、読書の幅を広げてみなければいけないと思うことしきり。なお、著者はほのぼのな作風かと勝手に思っていたが、勘違いだったようだね。【直木賞】
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.35
(4pt)

今のところ絶好調

商品に使われているコンデンサーなどが国産品ではないので、耐久性について断定的なことは書けないが、購入して早速M.2SSDをセット、フォーマッティングなどの捜査の段階では全く問題なく動作している。アクセスランプはUSB接続側ではなく、その反対側にした方が確認する際便利だったと思う。フォーマット中かなり厚くなったのにはびっくりした。そのために星を一つ減らした。
暗殺の年輪 (1978年) (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪 (1978年) (文春文庫)より
B000J8RHL8
No.34
(5pt)

非常に満足しております。

藤沢周平のほとんどの作品を買って繰り返し読んでおります。 非常に満足しております。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.33
(5pt)

非常に満足しております。

藤沢周平のほとんどの作品を買って繰り返し読んでおります。 非常に満足しております。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.32
(5pt)

初めての藤沢周平

藤沢周平といえば テレビドラマなどで観ていたことで 小説を読むことは無かった。
今回 NHKドラマで「ふつうが いちばん」を見ることで 藤沢周平の人となりに触れて
物語に登場する 直木賞落選の「暗い海」受賞の「暗殺の年輪」を読んでみたくなり
初めて読むことになった。

いくつかの短編、すべて読ませてくれた。登場人物それぞれの心の機微や
こころの内面の奥深い部分に潜む嫉妬、悪意、悲哀などの暗い部分の表現が
丁寧にそして、淡々と描かれていて 私好みの作家 だったとわかり
そして今回から 藤沢周平のフアンに なったのでした。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.31
(5pt)

初めての藤沢周平

藤沢周平といえば テレビドラマなどで観ていたことで 小説を読むことは無かった。
今回 NHKドラマで「ふつうが いちばん」を見ることで 藤沢周平の人となりに触れて
物語に登場する 直木賞落選の「暗い海」受賞の「暗殺の年輪」を読んでみたくなり
初めて読むことになった。

いくつかの短編、すべて読ませてくれた。登場人物それぞれの心の機微や
こころの内面の奥深い部分に潜む嫉妬、悪意、悲哀などの暗い部分の表現が
丁寧にそして、淡々と描かれていて 私好みの作家 だったとわかり
そして今回から 藤沢周平のフアンに なったのでした。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.30
(5pt)

暗すぎるトーンだが、文句なしの傑作ぞろい

著者の最初期の短篇集。ここに収められている5作品のうち、「暗殺の年輪」が昭和48年上期直木賞を受賞し、他の3作が直木賞候補、「ただ一撃」が受賞後の作品で、最初からひどく巧い作家なのだとわかる。

 少し湿って艶のあるなめらかな文体、メリハリのある展開、情景と心理を交錯させる構成、すべて文句ない。ことに導入部の作り方と女性心理の描写は舌を巻くほどの巧さ。「黒い縄」がいちばん面白い出来と思ったのは、女性を主人公にしているからだろう(ミステリ的謎解きも意外性があって上出来)。
 皮肉にも「暗殺の年輪」がいちばん平板で面白く感じなかった。これはそれ以前の候補作の集積を考慮して、そろそろという意味合いで授賞したのではないか。他のどの作品も受賞しておかしくないハイレベル。

 このアンソロジーは発表順に並んでいない。「黒い縄」を最初に置き、二番目が「暗殺の年輪」で、最後が小説としていちばん良い出来と思われる「囮」になっているのは、そういう評価を選者(駒田信二)もしているのだろう。

 著者の短篇はどれをとってもハイレベルでたっぷり楽しめる。どの著書を買っても損をしたと思わせない作家で、あとは、自分の好みに合う作風かどうかということだけだろう。
 そこで気になるのが「暗い」ということ。ことさら人間の暗部を見つめているわけではないし、人生に対する呪いのようなものがあるわけでもないが、著者の人柄なのか、トーンがどうにも陰鬱だ。北斎の暗澹たる心理を描いたデビュー作「溟い海」など、極限まで暗く冷たい印象。
 直木賞受賞後の「ただ一撃」が、心の重石がとれたのか、何となく軽くなっているのが興味深い。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.29
(5pt)

暗すぎるトーンだが、文句なしの傑作ぞろい

著者の最初期の短篇集。ここに収められている5作品のうち、「暗殺の年輪」が昭和48年上期直木賞を受賞し、他の3作が直木賞候補、「ただ一撃」が受賞後の作品で、最初からひどく巧い作家なのだとわかる。

 少し湿って艶のあるなめらかな文体、メリハリのある展開、情景と心理を交錯させる構成、すべて文句ない。ことに導入部の作り方と女性心理の描写は舌を巻くほどの巧さ。「黒い縄」がいちばん面白い出来と思ったのは、女性を主人公にしているからだろう(ミステリ的謎解きも意外性があって上出来)。
 皮肉にも「暗殺の年輪」がいちばん平板で面白く感じなかった。これはそれ以前の候補作の集積を考慮して、そろそろという意味合いで授賞したのではないか。他のどの作品も受賞しておかしくないハイレベル。

 このアンソロジーは発表順に並んでいない。「黒い縄」を最初に置き、二番目が「暗殺の年輪」で、最後が小説としていちばん良い出来と思われる「囮」になっているのは、そういう評価を選者(駒田信二)もしているのだろう。

 著者の短篇はどれをとってもハイレベルでたっぷり楽しめる。どの著書を買っても損をしたと思わせない作家で、あとは、自分の好みに合う作風かどうかということだけだろう。
 そこで気になるのが「暗い」ということ。ことさら人間の暗部を見つめているわけではないし、人生に対する呪いのようなものがあるわけでもないが、著者の人柄なのか、トーンがどうにも陰鬱だ。北斎の暗澹たる心理を描いたデビュー作「溟い海」など、極限まで暗く冷たい印象。
 直木賞受賞後の「ただ一撃」が、心の重石がとれたのか、何となく軽くなっているのが興味深い。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.28
(5pt)

他のレビューで初期傑作短編集と紹介されていたが、納得。

確かにその通りだと思います。詳しくはそちらを参照してください。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.27
(5pt)

他のレビューで初期傑作短編集と紹介されていたが、納得。

確かにその通りだと思います。詳しくはそちらを参照してください。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.26
(4pt)

読み応えありました。

直木賞受賞作の「暗殺の年輪」は、奥行きの深さを感じさせる構成で読み応えがありますが、「一撃」は興味深い作品でした。藤沢周平の初期の力作を集めた文庫本ですが、作者が雑誌の編集長をしながら作家活動をしていた頃と重なるので、その心情が微妙に投影されていて現代人の苦悩にも十分通じるストーリー展開に菜っているのが、楽しめる要因のひとつでしょう。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.25
(4pt)

読み応えありました。

直木賞受賞作の「暗殺の年輪」は、奥行きの深さを感じさせる構成で読み応えがありますが、「一撃」は興味深い作品でした。藤沢周平の初期の力作を集めた文庫本ですが、作者が雑誌の編集長をしながら作家活動をしていた頃と重なるので、その心情が微妙に投影されていて現代人の苦悩にも十分通じるストーリー展開に菜っているのが、楽しめる要因のひとつでしょう。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.24
(5pt)

再読藤沢文学の最高峰2作品

短編黒い縄と暗殺の年輪2作品は、藤沢文学のエキスを、十分凝縮させた面白さと完成度、フアンなら必ず読むべし。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.23
(5pt)

再読藤沢文学の最高峰2作品

短編黒い縄と暗殺の年輪2作品は、藤沢文学のエキスを、十分凝縮させた面白さと完成度、フアンなら必ず読むべし。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.22
(5pt)

わたくしも清廉な武士の娘になりとうございました

存命なら84歳の藤沢周平は、1927年12月26日山形県生まれの時代小説作家。15年前に69歳で逝去。

この本を読んだ時の衝撃を、今でもはっきり覚えています。

ええっと、たとえて言うなら、心地よいボディブローか痛快なアッパーカットか、うーん、ちょっと違うというか、そうであるようでないような、ひょっとして何気ない会話を交わしていたらいきなりクロスカウンターを食らうようなとでもいうのか、ともかく油断して無防備でいるこちらの全躯に、思いもかけない圧倒的な力技で真正面から真剣でズバッと斬りつけられそうになった感じ、でもよけるでもなく、このまま斬られてもいいわって感じ。ダメ、やっぱりうまく言えません。

しかも、なんとこれは、いったいぜんたい、時代劇というよりまさしく全篇ハードボイルドではありませんか。

何といっても文章がいいのです。私にとてもまろやかにフィットする、私の言葉の感覚や文の運びやボキャブラリーに通底する文章で、読んでいて恍惚然とカタルシスを感じることができるものなのです。

それほど熱心にではありませんが、今まで一応の著名な時代小説は、たとえば村上元三『真田十勇士』や山本周五郎『樅の木は残った』、山手樹一郎『又四郎行状記』とか吉川栄治『鳴門秘帖』、村山知義『忍びの者』あるいは野村胡堂『銭形平次捕物控』、中山義秀『戦国無双剣』に中里介山『大菩薩峠』、山田風太郎『伊賀忍法帖』および白井喬二『富士に立つ影』、座頭市の生みの親である子母澤寛『新選組始末記』または柴田錬三郎『眠狂四郎無頼控』、それに池波正太郎『鬼平犯科帳』などなど手当たり次第に読んできましたが、まさに本書『暗殺の年輪』を読んだときほど、このときほどズッシリと手ごたえのある感触を感じたことはかつてありませんでした。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.21
(5pt)

わたくしも清廉な武士の娘になりとうございました

存命なら84歳の藤沢周平は、1927年12月26日山形県生まれの時代小説作家。15年前に69歳で逝去。

この本を読んだ時の衝撃を、今でもはっきり覚えています。

ええっと、たとえて言うなら、心地よいボディブローか痛快なアッパーカットか、うーん、ちょっと違うというか、そうであるようでないような、ひょっとして何気ない会話を交わしていたらいきなりクロスカウンターを食らうようなとでもいうのか、ともかく油断して無防備でいるこちらの全躯に、思いもかけない圧倒的な力技で真正面から真剣でズバッと斬りつけられそうになった感じ、でもよけるでもなく、このまま斬られてもいいわって感じ。ダメ、やっぱりうまく言えません。

しかも、なんとこれは、いったいぜんたい、時代劇というよりまさしく全篇ハードボイルドではありませんか。

何といっても文章がいいのです。私にとてもまろやかにフィットする、私の言葉の感覚や文の運びやボキャブラリーに通底する文章で、読んでいて恍惚然とカタルシスを感じることができるものなのです。

それほど熱心にではありませんが、今まで一応の著名な時代小説は、たとえば村上元三『真田十勇士』や山本周五郎『樅の木は残った』、山手樹一郎『又四郎行状記』とか吉川栄治『鳴門秘帖』、村山知義『忍びの者』あるいは野村胡堂『銭形平次捕物控』、中山義秀『戦国無双剣』に中里介山『大菩薩峠』、山田風太郎『伊賀忍法帖』および白井喬二『富士に立つ影』、座頭市の生みの親である子母澤寛『新選組始末記』または柴田錬三郎『眠狂四郎無頼控』、それに池波正太郎『鬼平犯科帳』などなど手当たり次第に読んできましたが、まさに本書『暗殺の年輪』を読んだときほど、このときほどズッシリと手ごたえのある感触を感じたことはかつてありませんでした。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.20
(5pt)

なんという完成度

直木賞受賞作「暗殺の年輪」を含む初期短編集。
後期の心温まる作品群と比べ、暗く重苦しいものが多いけど、それだけ深みがあります。
特に「黒い縄」「暗殺の年輪」「ただ一撃」が素晴らしい。
二、三行読んだだけで引きまれ、作品世界に連れ去られる。
文章も崇高で気高く、傑作とはこういう作品をいうのでしょう。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206
No.19
(5pt)

なんという完成度

直木賞受賞作「暗殺の年輪」を含む初期短編集。
後期の心温まる作品群と比べ、暗く重苦しいものが多いけど、それだけ深みがあります。
特に「黒い縄」「暗殺の年輪」「ただ一撃」が素晴らしい。
二、三行読んだだけで引きまれ、作品世界に連れ去られる。
文章も崇高で気高く、傑作とはこういう作品をいうのでしょう。
新装版 暗殺の年輪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 新装版 暗殺の年輪 (文春文庫)より
4167192454
No.18
(4pt)

短編故の緊張感があり

キレのある会話のやり取り、そして殺陣のシーンはあっさりと終わる。小説は臨場感のみではなく、会話、風景、背景から物事を類推し、読者にとっての意外性を説くものとなる。こうなるだろうと思うことをいい意味で裏切ったり、また、意外であるけれどひょっとしてこうなるのでは、ということをこの短編集はやってくれた。最近は何も変化がないか、変化がありすぎる小説がはやっているような気がするが、この時代を切る緊張感は結構良かったです。たまたま正月に絵師の番組があったので、イメージしやすく、読めました。ただ、この世界に浸るのは時間がかかりました。暗殺の年輪を読んで、そのまま放置し、気がつけば、一気に読んでいる感じでした。寝かすことで味わいが増す作品だと思います。

 いやな人物が付きまとい、いらだたしいのは世の常。ここで登場してほしくないところで現れる。

 老人が山に籠り、武術の達人に戻る。ヒクソングレイシーのようであるが、その野生は息子の妻をも襲う。勝負はあっさりと勝つ。そして戦いの後は精気を失い、衰える。

 絵は心。でも作業は作業。技術は鍛錬による。いや天賦の才もある。かなうかかなわぬか。まさに後世畏るべし。自分が一番と思っていながら、新興の力の前には脅えが来る。
暗殺の年輪 Amazon書評・レビュー: 暗殺の年輪より
4163029206